2021.01.11

Ever Never Handbook (The School for Good and Evil)


Ever Never Handbook
(30,000語 YL:6.0)

The School for Good and Evilシリーズ番外編。学校の入学案内ハンドブックという形式で、制服や校則、学校生活などの裏設定をカラーイラストで紹介。本編では読者の想像でしかなかった登場人物の姿や学校の様子がビジュアルで見られるのがファンとしては嬉しい。

最初から最後までネタバレ満載なので、少なくとも本編の3巻までを先に読んでから眺めるのがおススメ。

評価:★★★★

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2021.01.04

The Last Ever After (The School for Good and Evil, Book 3)


The Last Ever After
(181,540語 YL:8.0)

Tedrosと結ばれ、故郷の村に戻ってきたAgatha。しかし親友のSophieと結ばれた悪のSchool Masterは、世界を闇に葬り去ろうとする。Sophieを助け、世界を救うために再びおとぎ話の世界に戻ったAgathaとTedros。魔法のペンStorianが紡ぐ彼女達の物語の結末は…?

The School for Good and Evilの第3巻です。宿敵であるSchool Masterとの戦いについに決着の時が訪れます。善と悪の他にも、昔のおとぎ話の主人公たちも入り乱れて、壮大な最終決戦が繰り広げられます。親友であり、恋敵であり、倒すべき相手であるSophieとAgathaの関係がどうなってしまうのか、最後までハラハラしますが、愛情溢れるラストの読後感はとても爽快です。まさに傑作ファンタジー。

評価:★★★★★

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2020.12.30

2020年総括

2020年も暮れようとしております。今年は26冊、約230万語の洋書を読みました(前年比約40万語増)。多くの人がそうだったように、自分も今年はこれまでとは生活が大きく変わった1年でした。来年どうなるか予測するのもなかなか難しいですが、穏やかに読書が続けられる1年であるといいなぁ。

それでは皆さん、よいお年を…。

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2020.12.13

The Boring Book


The Boring Book
(500語 YL:2.0)

ヨシタケシンスケさんの絵本「つまんない つまんない」の英訳版です。「つまらない」ってどういうことかという疑問を、子供の視点から描いています。最初は面白かったけどだんだんつまらなくなってきたりとか、「つまらない」と「おもしろい」の境目ってどこにあるんだろうとか、なかなか哲学的な問いのようにも感じます。とても面白い本ですが、この本も100回読んだらつまらなくなるのかも(笑)。

評価:★★★★

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2020.11.26

Who Ate All the Squid?: Football Adventures in South Korea


Who Ate All the Squid?: Football Adventures in South Korea
(80,000語 YL:7.0)

サッカーの日韓ワールドカップの興奮も冷めやらぬ2003年、低迷する韓国の古豪サッカークラブ釜山に監督として就任した、スコットランド人のIan Porterfield氏の苦闘を描いたドキュメンタリーです。

この手のスポーツものだと、ドラマチックな試合展開や熱い人間ドラマが繰り広げられて最後にタイトル獲得などの成功で終わるというのが定番かと思います。ですがこの作品は、あえて全くうまくいかなかったシーズンに密着しているのが面白いですね。試合には勝てないし、満を持して獲得した外国人選手は期待外れ。やってるサッカーはロングボールばかりで面白味がなく、観客は入らない。翌年にはカップ戦のタイトルも獲得し、アジアチャンピオンズリーグでも惜しいところまで行くのですが、それらの栄光の話はエピローグにさらっと書いてあるだけです。

日本人が目にすることはあまりないであろう韓国サッカーの様子が分かって非常に興味深いです。もう15年以上前の話とはいえ、観客席で発煙筒が焚かれるとか、なかなか過激なところもあります。サンフレッチェ広島などで活躍した盧廷潤(ノ・ジョンユン)さんなど、Jリーグゆかりの選手も何名か登場します。

ちなみに、自分はこのタイトル"Who Ate All the Squid?"と内容の関係が全く分かりませんでした。

評価:★★★★

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2020.10.27

A World Without Princes (The School for Good and Evil Book 2)


The School for Good and Evil
(113,680語 YL:8.0)

おとぎ話の世界から故郷の村に戻ってきたSophieとAgatha。しかしSophieは何者かに命を狙われ続ける。そしてまたおとぎ話の世界に戻った時、そこにあったのは彼女達が知る「善と悪の学校」ではなく、「男子と女子が対立する学校」。そして二人は、プリンス達から命を狙われることになる…。

The School for Good and Evilシリーズの第2巻です。前作の「善」対「悪」の構図から「男」対「女」の戦いになります。SophieとAgatha、そしてTedrosの三角関係が絶妙で、愛情、友情、嫉妬や憎悪などのベクトルがぐるぐると変化し、先の見えないスリリングな展開が続きます。読み応えたっぷりのファンタジーです。

評価:★★★★★

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2020.09.28

Pachinko


Pachinko
(158,920語 YL:8.0)

日本の占領下にあった韓国。Sunjaは妻子ある男の子供を身ごもったが、彼女を救いたいと考えた牧師Isakと結婚し、日本に渡る。大阪での暮らしは厳しく、Isakとも離れ離れになってしまった彼女は、必死で日々を生きていくが…。

戦時中の日本に移住した韓国人家族の苦難の物語です。祖国にも帰れず、日本で外国人として様々な差別や制約と葛藤しながら生きていくしかない人々の姿を描いています。彼女達の人生が、様々な出来事によって翻弄される樣が、釘に当たって跳ねるパチンコ玉にも重なります。小さな出来事が人々の人生に大きな影響を与えることを見せつけられる作品です。

評価:★★★

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2020.09.06

The Bromance Book Club


The Bromance Book Club
(79,605語 YL:8.0)

妻と喧嘩をして家を飛び出したメジャーリーガーのGavin。しかし妻から離婚を突きつけられてショックを受けてしまう。何とか彼女の心を取り戻したい彼は、女心を理解するために、同僚の勧めで男同士の「ロマンス本読書の会」に加わる。ロマンス本の英国貴族は、Gavinの結婚生活を救えるのか…?

メジャーリーガーのような屈強な男達が、女性向き恋愛小説を真剣に読み込むという設定がユーモラスなラブストーリーです。しまいには主人公のGavinが小説の主役の英国貴族と脳内会話を始めたりしてしまいます。本を読んでいくうちに、だんだんGavinの心境に変化が現れるのですが、これを見ると、恋愛小説に限らず本というのは我々の行動や人生に大きな影響を与えるのだなぁ、と考えさせられる作品です。まさに"You are what you read"。

評価:★★★

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2020.08.26

The Secrets Solved: Unraveling the Mysteries of Lemony Snicket’s A Series of Unfortunate Events


The Secrets Solved
(36,750語 YL:7.0)

Olaf伯爵は、どうして執拗にBaudelaire家を狙うのか?砂糖壺の中身は結局何だったのか?LemonyはどうしてBeatriceに振られたのか?3きょうだいは結局財産を手に入れることはできたのか?

著者が伏線を引きっぱなしで全く回収する気の無い"A Series of Unfortunate Events"シリーズの謎に迫る非公式ガイドです。最終巻でも明かされなかった様々な事柄について、物語の断片から推理した説が紹介されます。シリーズを通して読んでモヤモヤが残ったような人は、一読すると多少スッキリすると思います。書籍版とNetflixドラマの両方を通して楽しんでから、答え合わせのような感じで読むのがオススメです。

評価:★★★

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2020.08.21

Keeper of the Lost Cities


Keeper of the Lost Cities
(110,200語 YL:8.0)

卓越した知能や人の心を読む能力を持つ12歳のSophie。彼女は突然、知らない男の子に「君はエルフだね」と告げられる。彼に連れられてエルフの世界の学校に通うことになったSophie。そこで彼女はいろんな失敗もするが、次第に彼女がエルフの中でも特別な存在であることが明らかになってくる。そして、Sophieを狙う魔の手が迫る…。

Keeper of the Lost Citiesシリーズの第1巻です。いわゆる「ファンタジー学校もの」ですが、なかなか学校にたどり着かないハリポタとかと比べると、冒頭の早い段階でエルフの世界に入り込んでいきます。展開が早いのは良いのですが、世界観が分からないうちにストーリーがどんどん進んで行くので、ちょっと戸惑ってしまうところもあります。どうしてもハリポタなんかと比べてしまうと、もうちょっと際立ったオリジナル要素が欲しくなってしまいますね。

評価:★★★

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