2018.09.16

Carbs & Cadavers (A Supper Club Mystery, Book 1)


Carbs & Cadavers
(63,440語 YL:6.0)

離婚や母親の他界など、つらい出来事が続き、大学教授から故郷の図書館司書になったJames。肥満気味の彼は、街の住民4人と一緒にダイエットクラブFlab Fiveを結成し、減量メニューの実践に励む。そんな中、プレイボーイのBrinkleyが薬物で殺害されるという事件が発生。Flab Fiveのメンバーであり、警察官のLucyとともに、James達も事件の真相究明に取り組むのだが…。

A Supper Club Mysteryの第1巻です。いわゆるコージーミステリですね。主役は肥満の中年男女5人のグループで、事件よりも食べ物に関する描写が多いです。殺人というシリアスな事件にも関わらず、ユーモラスな雰囲気で話が進みます。読んでいるとお腹がすいてくるので、ダイエット中の人は読まない方がいいかも(笑)。

評価:★★★★

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2018.09.06

Less


Less
(72,065語 YL:9.0)

Arthur Lessは中年のゲイ作家。彼の元に、長年付き合って別れた元恋人Freddyから結婚式への招待状が届く。結婚式に出たくないLessは、出席を断る口実として、世界中からの様々な仕事のオファーを全て受け入れることにした。いろんな国を飛び回りながらも、Lessは結婚式を迎えるFreddyに思いを馳せる…。

旅する傷心の独身中年ゲイ男性の悲哀を描いた作品です。いろんなトラブルがある中でも賞を受賞したり、愛人(?)を作ったりするなどのドラマがあります。いろんなイベントに右往左往するLessを喜劇的に描いた作品かもしれないけど、ちょっと自分のテイストには合わなかったみたい。文章もかなり難し目。

評価:★★

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2018.08.24

Demon Apocalypse
(The Demonata: Vol.6)


Demon Apocalypse
(50,849語 YL:5.5)

飛行中の旅客機の中で突如Lord Loss達の襲撃を受けたGrubbs。彼は何とか悪魔達の攻撃を振り払い、BeranabusとKernelと合流する。しかし、異世界からやってきた悪魔達の攻撃は止まらず、大きな犠牲が出てしまう。壊滅的な敗北が避けられない状況であったが、そこで信じられない奇跡が起きる…。

Demonataシリーズの第6巻です。シリーズの最初の方では、戦闘とチェスが組み合わさって独特のテイストを醸し出していたのですが、段々チェスとかどうでも良くなってきて、普通のスプラッターホラーになってきているのが少し残念ですね。魔法の力で何でもアリ的な状態になっているので、ちょっと御都合主義的展開が目立つのも気になります。次作以降に期待といったところでしょうか。

評価:★★★

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2018.08.17

What Happened


What Happened
(146,450語 YL:9.0)

アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏に敗れたヒラリー・クリントン氏の回顧録。彼女が米国を導くべく、どのように戦って、そして敗れたのかを回想しています。家族や友人、仲間達や支持者との心温まるエピソードが溢れる一方で、トランプ氏や彼と繋がりがあると考えられているロシア、そしてクリントン氏の私用メール問題ばかりを取り上げたマスコミに対しては非常に辛辣な意見を述べています。

政治家がどんなに崇高な未来を描いていたとしても、選挙中に聞こえるのが相手の中傷合戦というのは、虚しい現実を突きつけられているような気がします。経済や雇用、安全保障や差別、環境などいろんなことを考えなければいけない時に、有権者に聞こえてくるのは「ヒラリーは嘘つきだ。私用メールが公開されたらすぐに逮捕されるに違いない」とか「トランプは女性蔑視でロシアと繋がっている。大統領の資質はない」という話ばかりで、結局は「アイツに投票するとヤバいから自分に投票してくれ」という話ばかりですね。日本でも「〇〇政治を許さない」という声を上げている人は多いけど、その人達がどんな日本の未来を描いているのかはよく分かりません。有権者の側が、しっかりと情報を収集し、賢い選択をしなければならないと感じます。

「ガラスの天井」を破るべく戦い、そして大きな敗北を喫した一人の女性の物語として、十分な読み応えがあります。

評価:★★★★

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2018.07.31

The Lock Artist


The Lock Artist
(123,909語 YL:7.5)

とある出来事がきっかけで喋れなくなった少年Michael。しかし彼には様々な鍵を開けられるという特殊な能力があった。それに気づいた大人達は彼を利用しはじめる。雇われ解錠師として様々な犯罪に関わり、幾多の危険な目にあうMichaelだったが、愛するAmeliaのためにも、もう後には退けなかった…。

犯罪に染まっていく少年解錠師を描いたサスペンスです。様々な場面で繰り広げられる金庫破りのシーンは緊迫感にあふれ、スリリングで読みごたえがあります。また、恋人のAmeliaとの関係も非常に繊細に描かれており、言葉を発することのできないMichaelが、絵を描いてAmeliaとコミュニケーションをとるシーンがとても印象的です。

犯罪に加担する苦悩や、Ameliaに対する想いなど、言葉には出てこないMichaelの感情が緻密に表現されています。米国エドガー賞受賞も納得の作品です。

評価:★★★★

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2018.07.20

Blood Beast
(The Demonata: Vol.5)


Blood Beast
(54,172語 YL:5.5)

Grubbsの家系は呪われていた。これまで何人もが凶暴な狼人間に変身し、命を落としてきた。そしてついにGrubbs自身にも変身の兆しが表れてきた。そして保護者のDarvishは、Grubbsが狼人間になってしまった時のために、Lambsという処刑部隊を準備していた。このままGrubbsは人間の心を失った獣になってしまうのか…?

Demonataシリーズの第5巻です。これまでは悪魔Lord Lossと人間の戦いがメインでしたが、今回は主人公Grubbsの中に潜む「獣の血」との内なる戦いになります。これまでの物語に比べて、フィジカルな戦闘シーンや場面転換が少ないので、少し刺激に欠ける部分はありますね。伏線のようなものはいっぱい張ってありそうなので、次巻へのつなぎの物語といったところでしょうか。

評価:★★

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2018.07.14

Dive: The Danger (再読)
(Dive Book Three)


Dive: The Danger
(26,412語 YL:4.5)

Dive 3部作の完結編を再読。海の底で繰り広げられる沈船財宝争奪戦。トレジャーハンターの陰謀や、最新鋭潜水機器との対決など、クライマックスにふさわしいハラハラドキドキの展開。

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2018.07.12

The Deep (再読)
(Dive Book Two)

Dive
Dive: The Deep
(27,199語 YL:4.5)

Dive 三部作の第2巻を再読。サンゴ礁を爆破して難破船の財宝を手に入れようとするトレジャーハンターと、それより先に宝を見つけようとするティーンエイジャー4人。ダイビングでは潜れない深さに潜水艇で潜航するなど、物語もどんどん深く、危険になっていきます。窒素酔い、ナイトダイビングでエア切れ、危険生物、減圧症などまさにピンチのオンパレード。

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2018.07.10

Dive: The Discovery (再読)
(Dive Book One)

Dive
Dive
(26,666語 YL:4.5)

Diveの第1巻を再読。ダイビングを通した4人のティーンエイジャーの冒険が活き活きと描かれています。BCなどの機材の扱いや、減圧症(decompression)の危険性などもしっかり描いていて、海底に沈む宝物というロマンにリアリティも加わって、いい感じ。

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2018.06.30

Bec (再読)
(The Demonata: Vol.4)


Bec
(61,933語 YL:6.0)

Demonataシリーズ第4巻を再読。男臭いダレン・シャンの作品の中で、珍しく女の子が主役。1600年前のキリスト教普及が進むアイルランドが舞台。旅の真の目的がなかなか明らかにされず、ちょっと謎めいた感じで話が進む。

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(The Demonata: Vol.3)