2009.12.08

The Magician's Nephew (再読)


The Magician's Nephew
(Chronicles of Narnia, Book 1)

(41,062語 YL:7.5)

ナルニア創世記を再読しました。位置づけとしては第1巻だけど、執筆された順番で言うと、7作品中6番目です。やっぱりこの話は一番最初に読むよりは、他の話の後に読んで裏話的な感じで楽しむのがよいと思います。「あの街燈にはこんな由来があったのかー。」みたいな感じで。

登場人物で言うと、やっぱり魔女のキャラが立ってますよね。彼女に比べるとAslanの存在感はちょっと見劣りします。でも、敵役が主役側のキャラより目立つ作品には、概して面白いものが多いですよね。ドロンジョ様とか(笑)。

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2009.12.07

アンチグレアフィルムセット PTX-02


アンチグレアフィルムセット PTX-02

iPod touchのディスプレイのフィルムを、光沢のものからアンチグレアに換えました。

今まで使っていた光沢フィルムは、最初はディスプレイに貼っているのが分からない程キレイだったのですが、いかんせん指紋が目立つのと、写りこみがすごくていつも自分のマヌケな顔がディスプレイに反射して写っている状態なのが非常に気になっていました。

というわけで、アンチグレアフィルムに貼り替えました。画質はちょっとザラつく感じでちょっと光沢感が減り、さすがに光沢フィルムと同じというわけにはいきませんが、指紋はほとんどつかないですし、屋外のような明るい状況での視認性が飛躍的に向上しました。やっぱりモバイル機器である以上、「あらゆる状況下において視認性が良い」というのはポイント高いですよね。

ディスプレイに付着した指紋にイライラする日々とおさらばできてハッピーな買い物でした。

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2009.12.03

1,400万語通過!!

"Not a Penny More, Not a Penny Less"で多読1,400万語を通過したので経過報告させて頂きます。

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2009.12.02

Not a Penny More, Not a Penny Less


Not a Penny More, Not a Penny Less
(73,117語 YL:9.5)

オックスフォードの教授Stephen、外科医のRobin、画商のJean-Pierre、そしてJames伯爵。彼らは大富豪Harveyの罠にかかり、株取引で合計100万ドルを奪われる。Stephenは3人の被害者に呼びかけ、100万ドル(+諸経費)を奪い返そうと言う。そして各自が綿密な計画を立て、それぞれの専門知識を生かしてHarveyを騙しにかかる…。

詐欺の被害者が、加害者に気づかれないように奪われたお金を取り戻すという構図が面白いですね。Stephen達は事前に綿密な準備をして計画を実行するのですが、ターゲットであるHarveyの計画外の行動にうろたえて、なんとか切り抜ける場面が面白いですね。結局物事を成功させるには、綿密な計画に加えて臨機応変に対応する柔軟さが必要ということでしょうか。

登場人物も性格付けがしっかりしており、舞台もウインブルドンやオックスフォード、そして競馬場など非常に多彩で楽しめます。最初は「犯罪と復讐」を扱う真面目なサスペンスのように思いましたが、意外にユーモアにあふれる、ちょっと楽しげな雰囲気の作品でした。特に最後の1ページのオチが秀逸です。全く予想しない結末でした。

評価:★★★★

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2009.11.22

Bootleg


Bootleg
(66,240語 YL:4.5)

選挙で政権を奪取した「あなたのためです党」。この党が可決した「チョコレート禁止法」により、チョコレートをはじめとする全ての甘味の所持および製造、販売は禁止された。法に逆らうものは捉えられ、「再教育」という名の洗脳を受けることに。しかし、チョコレートを愛する少年SmudgerとHuntlyは、理不尽な法律に対抗すべく、チョコレートの密造を開始。しかし、彼らには捜査の手が伸びる…。

チョコレートが禁止された世界での少年達の反抗の物語です。「理不尽な大人に知恵と勇気で対抗する少年達」という構図で、ある意味、児童書の王道をいく作品ですね。

(チョコの製造という)違法行為や絶対絶命のピンチなどの場面もありますが、全編にマンガチックでユーモラスな雰囲気が漂っています。特にキャラクター描写が秀逸ですね。明るくてお気楽なSmudgerと、比較的慎重派のHuntlyという二人の主人公の性格もきっちり分かれています。また、チョコレートのCMをクビになった元役者で現在ホームレスのCharlesや、古本屋を営む謎多き老人Mr.Bladesなど、脇役もとてもキャラが立ってます。

それにしても、少年達が犯罪行為に手を染めるくらいのチョコレートの魔力って、やっぱりすごいですよね。甘くて、安価で、手軽で、いつでもどこでも食べられるチョコレートは、日々の生活で感じられる小さな幸せの象徴だと思います。「チョコレート禁止」をマニフェストに掲げる政党があったら、自分だったら絶対に投票しないですね。

読み終わった後には、間違いなくチョコレートが食べたくなる一作です。

評価:★★★★★

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2009.11.13

The Hunted


The Hunted
(76,000語 YL:6.0)

医学の発展により、老化を防止し、人々はいつまでも生きられるようになった。しかしその副作用として、子供がほとんど産まれなくなった。子供や中年の姿のまま、何十年も生き続ける人で世界はあふれかえっていた。そんな世界で貴重な存在である少年Tarrinは、子供を夢見る家庭に「レンタル」されて暮らしていた。お客の要望にこたえるべく、彼らが想像する通りの「少年」を演じるTarrin。僕は本当の僕でありたいのに…。

不老不死が現実となった世界でさまよう少年Tarrinの物語です。一言で言うと、現在日本も直面している「少子高齢化」を非常に極端な姿で描いた作品ですね。「ずっと若いままでいたい。死にたくない」というのは、多くの人に共通の、ある意味「究極の欲望」ではありますが、それをみんなが手に入れたらどうなるかというのはあまり想像したことがありませんでした。で、この作品の登場人物で不老不死の身体を手に入れた人々は、だれもあまり幸せそうには見えませんね。「子供ははやく大人になりたい。大人は歳をとりたくない。命に限りがあるものは不老不死になりたい。そして不老不死の者は新たな生命(子供)が欲しい。」ありきたりと思える欲望の、なんと矛盾と皮肉に満ちていることでしょうか。

心と身体が一緒に成長して、限りある命を自分らしく精一杯生きることの大切さ、そして難しさを考えさせられる作品です。奥深さを感じますね。

評価:★★★★

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2009.11.06

Michelle Obama: An American Story


Michelle Obama: An American Story
(22,000語 YL:3.0)

Obama米国大統領の妻、Michelle夫人のバイオグラフィーです。彼女の性格や、彼女の家族に対する思いなどが述べられています。

どちらかと言うと楽天的で、夢が大きく、お金に無頓着なObama氏と、慎重で理論的なMichelle夫人は、一見正反対のように見えます。でも、お互いが持っていないものを補完し合うとてもいい関係のようですね。Obama氏が大統領選に立候補する際にも、Michelle夫人は家族やお金のことを理由に、まず反対しました。でも、誰よりも厳しい彼女を説き伏せ、「彼(Obama)が立候補するのに反対する理由はないわ。私が彼と結婚していること以外には。でも私はそこまで自分勝手じゃないけど」と言わしめたObama氏もすごいですね。Michelle夫人の支持を得るのは、米国国民の支持を得るのよりも難しいらしいです。

また、彼女が遭遇した様々な差別についても語られています。でも、彼女は社会に存在する「見えない壁」を打ち破り、弱い立場にある人たちのために努力します。「人生は不公平だ。努力しても求めるものが得られるとは限らない。それでも、何かを得ようとするならば、自分から行動しなければならない」というメッセージを発しています。「努力すれば、諦めなければ夢は必ず叶う」という少々単純なメッセージに比べて、力強さや現実を見据えたリアリティーを感じます。

評価:★★★

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2009.11.04

Shanghai Girls


Shanghai Girls
(140,000語 YL:9.0)

若く美しい姉妹PearlとMayは、上海での自由な生活を満喫していた。しかし、父親が賭博で全てを失い、二人は借金のかたとして、知らない男達の結婚を決められる。さらに中国へ日本軍が攻撃を開始。姉妹は命懸けで彼女達の夫が住むアメリカへ逃げ延びるが、今度は中国がアメリカの敵になり、彼女達中国人は大きな差別や恐怖にさらされる…。

戦時の過酷な時代を生き抜く二人の姉妹の絆を描いた物語です。雰囲気が"Peony in Love"に似ていると思ったら、同じ著者の作品でした。

日本軍の攻撃、女性に対する差別、中国人に対する偏見や差別、家族の病気や死別など、姉妹にはありとあらゆる困難が立ち向かいます。でも、つらい時に互いに助け合い、そして反発し合いながらも二人は前に進んでいき、二人の絆はどんどん深まっていきます。「親は死に、娘は結婚して家を出る。でも姉妹は一生変わらない」という表現が、その絆の強さを物語っています。彼女達の女として、妻として、そして母親としての「強さ」みたいなものが、作品全体から伝わってきます。

個人的には、干支と性格を関連付けるという考えが興味深かったですね。辰年の姉Pearlは、何者にも負けない頑な決意を持ち、未年の妹Mayは誰からも愛される性格。Pearlの夫Samは丑年で、荷車を引く牛のように家族の苦労を一身に背負い、娘のJoyは衝動を抑えきれない寅年などです。もちろんこれらはただの迷信でしょうけど、作品中では登場人物の特徴を端的に表すのにとても役立っていると思います。

評価:★★★★

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2009.10.20

President Barack Obama in His Own Words

President Barack Obama in His Own Words
(15,000語 YL:4.0)

アメリカ合衆国のオバマ大統領のスピーチ抜粋集です。就任スピーチは全文が掲載されています。

スピーチを読んでいると、我々も幾度となくテレビなどで耳にした彼の声が聞こえてくるようです。いろんなスピーチに共通するメッセージとしては「我々が直面している21世紀の問題は、20世紀の問題とは異なる。」「世界中のあらゆる人々が協力して取り組まなければならない。」「アメリカは幾度も困難を乗り越えてきた。強い意思や覚悟があれば、これからも必ず乗り越えていける。」という感じのものです。

彼は、様々な問題を包括的に考えようとしています。例えば、石油エネルギーへの過度の依存を、単なる環境問題(地球温暖化)として捉えるのではなく、セキュリティリスクとしてもとらえています(情勢が不安定な中東の国々へ莫大なお金が米国から流れて、それが回り回ってテロリストの軍資金にもなっている)。経済、貧困、エネルギー、環境、安全保障、保険制度、教育、政治などにおける様々な問題は複雑に絡み合っており、それぞれについて単独で考えていては、おそらく問題は1つも解決しません。それらの問題を包括的に考えて、グローバルな規模で協力して取り組もうと唱えるリーダーはなかなかいないと思います。経済対策では高速道路の無料化を掲げる一方で、環境対策ではCO2排出量の大幅削減を宣言している日本のリーダーが、オバマ大統領のような包括的な視点で問題解決に取り組めるのかどうか注目したいです。

オバマ大統領自身も述べているように、まだ何も成し遂げていないうちに彼はノーベル平和賞を受賞してしまいました。彼の今後の行動や実績が賞に値するものになるかどうかは、もちろん現時点では分かりません。でも、彼の言葉には「信じてみよう」と思わせるパワーがあります。米国の人々が彼を信じて、彼に投票した気持ちが分かるような気がします。

上記リンクからPDFファイルがダウンロードできるようになっているので、興味のある方は一読をお勧めします。

評価:★★★★

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2009.10.18

The Cry of the Icemark
(The Icemark Chronicles #1)


The Cry of the Icemark
(135,565語 YL:8.0)

北の小国Icemarkに南のPolypontian帝国が侵攻。Icemarkの王Redroughtは自ら戦い、国民を逃がすための時間を稼ぐが、その戦いで命を落としてしまう。そしてRedroughtの娘Thirrinが14歳で王のあとを継ぎ、Icemarkを統べることになる。彼女はIcemarkを守るため、長年敵対してきた狼族やヴァンパイア達との同盟を考える。そして、彼らを説得するために魔法使いの少年Oskanらとともに、さらに北へと向かう…。

小国Icemarkをめぐる戦いを描いたファンタジーです。雪深い北国が舞台で、雰囲気は英国ファンタジーの王道という感じですね。若干14歳で国の運命を背負わされたThirrinは、戦の訓練は大好きだけど、男の子と二人きりになっただけでドキドキしたりするシャイな女の子で、本物の戦では恐れを感じたりします。でも、それを王女としての威厳や誇りという仮面で隠して、国民のために自分の役割を全うしようとする姿はすごく立派ですね。

敵の将軍Scipio Bellorumが理論的で冷たく、残忍な男であるのに対し、王女Thirrinは狼男やヴァンパイアなど「常識ではありえない」者達と一緒に敵に対抗しようとします。強大な兵力に対して「一発逆転」的な発想で対抗するというのは、ストーリーとしてはありがちかもしれません。でも、それを成し遂げる過程で見せるThirrinの意思の強さや外交手腕などは非常に見ごたえがあります。緻密に描かれた戦闘シーンも迫力があり、映画を見ているような気分で楽しめる作品です。

評価:★★★★

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