« 2004年6月 | トップページ | 2004年8月 »

2004.07.30

On the Beach
(Penguin Readers: Level 4)

On the Beach (Penguin Readers
On the Beach

もし、人類の滅亡が目前にせまっていたら、あなたは何をしますか?この作品は、核戦争後に、放射能汚染が世界中に広まっていく中、オーストラリアで死を待つ人々を描いた作品です。主人公は海軍中尉のPeter Holmes。彼はキャプテンTowersと一緒に、潜水艦で生き残った人々や最後の望みを探しに行きます。

この話は、あまりに救いが無く、希望の持てないストーリーなので、読んだ後に「面白かった」と言えるかどうかはちょっと微妙です。あと、登場人物が潜水艦に乗る海軍兵士達が中心であったり、潜水艦で行く場所が自分になじみのない地名ばかりだったので、個人的にあまりリアリティは感じなかったです。

この話と同様に、人類の滅亡までの日々を描いた作品には、(洋書ではないですが)新井素子のひとめあなたに…という作品があります(もう絶版になっちゃったのかな?)。この作品では、日本ではどこにでも居そうな女の子達が、地球の滅亡を目前にして、狂気に走る様がみごとに表現されているので、我々日本人にとってはこちらの方がリアリティを感じるのではないでしょうか。20年以上も前の作品ですが、今読んでも十分楽しめます。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.24

Gladiator
(Penguin Readers: Level 4)

Gladiator (Penguin Readers, Level 4)
Gladiator

かつて誰もが尊敬する将軍だったMaximusは、新しい皇帝に追われ、捕らわれの身から奴隷となり、最後にGladiatorとなり、復讐のために立ち上がる…。

ハッキリ言って主人公のMaximusカッコ良すぎです。ものすごく強い闘士であるにも関わらず、無用な戦いを好まず、寡黙で、それでいて心の内には燃え盛る復讐の炎…。彼の起伏に富んだ数奇な人生の物語に、思わずはまりこんでしまいました。
Maximusはコロッセウムで戦うGladiatorになります。そのため、物語中には戦闘シーンがたくさん出てくるのですが、その戦いのバリエーションが豊かで、描写も素晴らしいので、読んでいると映像が頭の中で浮かんできます。

映画にもなって大ヒットを記録したのも納得の作品です。今度DVDもチェックしてみようと思います。

評価:★★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.18

Staying Together
(Cambridge English Readers: Level 4)

Staying Together
Staying Together

婚約者を日本に残して単身イギリスへ留学するイクコ。「信じて待ってるから」という彼氏をよそに、現地で好きな人ができてしまう…。というと何だか安っぽい恋愛ドラマのようですが、この話はちょっと工夫がされています。この話は2部構成になっていて、第1部と第2部の間にはすごく時間的・空間的ギャップがあるのですが、それらが最後につながっていくという構成になっています。この種の本としては珍しく日本人(イクコ)が主人公なのですが、胸躍らせて留学に旅立ったその日にロストバゲッジしたり、日本で一生懸命学んだ英語が全然通用しなかったりで泣きそうになる場面があるなど、典型的日本人留学生にありがちな描写が結構面白かったです。全体としては結構楽しめたのですが、第1部の登場人物に比べて、第2部の登場人物にちょっと魅力がないかなぁ、という気がしました。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.15

But Was it Murder?
(Cambridge English Readers: Level 4)

But Was it Murder? (Cambridge English Readers, Level 4)
But Was It Murder?

イケメンモテモテ金持ち兄ちゃんAlexが死んだのは自殺か他殺か?捜査員Eliotがその真相を探る!…という殺人ミステリです。
登場人物(容疑者)は少ないのですが、誰もがいい人そうで、でも何かを隠してそうで、結局みんな怪しいけど、全員アリバイがあって…という感じで、捜査はなかなか一筋縄ではいきません。謎解きミステリとしては、きちんとヒントがちりばめられており、非常にフェアな作りになっています。そのため、ミステリ通なら謎が簡単に解けてしまうかもしれませんが、それでも十分に楽しめる作品だと思います。この本を読み終わった人なら、タイトルの秀逸さに感心するのではないでしょうか。But Was it Murder?

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.13

The Client
(Penguin Readers: Level 4)

The Client(Penguin Readers:Level4)
The Client

弁護士事務所に飛び込んできたのは11歳の少年。手に持っているのは1ドルだけ。その1ドルを受け取って弁護士は言う。「よろしい、今からあなたは私のclientです。」…

設定はなかなか面白いですし、主人公の少年Markがだんだんたくましくなっていくのが面白く、ストーリーには引き込まれていくのですが、ちょっとラストが物足りない感があります。もうちょっと弁護士Reggieがその能力を発揮して活躍する場面や、弁護士Foltriggとの対決シーンなどがたくさんあってもよかったような気がします。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.10

The Amsterdam Connection
(Cambridge English Readers: Level 4)

The Amsterdam Connection
The Amsterdam Connection

オランダのサッカーシーンを舞台にした犯罪ものです。同じようにヨーロッパを舞台にした犯罪ものとしては、The Lahti Fileがあるのですが、僕はこのThe Amsterdam Connectionの方が好きです。理由はいくつかありますが、主人公のKateが事件の解決に奔走するのは、仕事だからではなく、友人の死の真相を突き止めたいという自分自身の意思によるものであるからである(The Lahti Fileの主人公はスパイで、仕事として事件を調査している)とか、本場ヨーロッパのフットボールを題材にしているからとか、いろいろあります。話が分かりやすいし、文章も読みやすいので、サッカーに興味の無い方にも十分お薦めできる一冊だと思います。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.08

Three Adventures of Sherlock Holmes
(Penguin Readers: Level 4)

Three Adventures of Sherlock Holmes
Three Adventures of Sherlock Holmes

ご存知、世界一有名な私立探偵シャーロック・ホームズの短編3作です。
ホームズというと、難事件をいとも簡単に次々に解決するイメージがありますが、この本の中では、無事に事件を解決できなかった話も載っているところが面白いですね。

ただ、ホームズが捜査中に知り得た事実のうち、謎解きの段階まで読者に隠されているものがいくつかありました(ネタバレになるので、詳しくは書けませんが)。なので、この物語を「この謎がキミに解けるかな?」的な読者挑戦型ミステリとしてとらえた場合、少々アンフェアな気がします。僕はそういう話を期待していたので、ちょっと残念でした。ですが、Detective Storyとしての出来はしっかりしていて、やはり長い間多くの人に親しまれている話なのだなぁ、と思います。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.06

The Whispering Knights
(Oxford Bookworms Library: Stage 4)

The Whispering Knights (Oxford Bookworms Library)The Whispering Knights

3人の子供が魔女を呼び出してしまい、その魔女に何度も襲われるというホラー。
でも、この魔女がどうして3人の子供だけを執拗に追いかけるのかが最後まで理解できませんでした。「フランケンシュタイン」は、自分を愛さない人間たちへの憎悪と復讐のために人間を襲いました。「ドラキュラ」は、「血を吸いたい」という生理的欲求のために人間を襲います。「ハイド氏」は、品行方正なジキル博士の抑圧された欲求の権化であっために好き勝手に暴行をはたらきました。では、この話に出てくる魔女Morganは、何故自分を召還した3人の子供を執拗に追いかけたのでしょうか?そして、捕まえたあとはどうする気だったのでしょうか?

結局、理由は「彼女は「魔女」が「職業」だから」であると理解することにしました。魔女Morganは、きっと自分を召還した者たちを怖がらせると、給料がもらえるんでしょうね。たぶん歩合制で。だから、子供たちを追っかけ回したのだと理解することにした次第です。

評価:★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.02

Love Actually
(Penguin Readers: Level 4)

Love Actually (Penguin Readers S.)Love Actually

SF&ミステリ好きの僕ですが、たまには守備範囲以外のものも読んでみようと思い、バリバリのロマンチック・ラブストーリー"love actually"を読んでみました。

妻を亡くした男とその息子や、妻子ある上司に恋する女性、悩める英国首相など、様々な境遇の人々の身近な恋愛模様をつづった物語です。「こんなの、どーせカップルがいちゃいちゃしながら見る類の映画の話だろう?」とタカをくくっていましたが、意外に楽しめました。各場面でのそれぞれのキャラクターの言い回しなどが面白いですね。個人的には、言葉の通じない二人(JamieとAurelia)の全然かみあってない会話が面白かったです。ただ、少ないページ数の中に多くの人の話を詰め込んでいるので、ちょっと散漫な感じは否めないですね。

よく「映画の原作を読んで、面白かったので映画を見に行ったら期待はずれでがっかりした」という作品がありますが、この作品はどちらかと言うと映画で見た方が面白そうですね。こんどDVDもチェックしてみようと思います。

評価:★★★


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年6月 | トップページ | 2004年8月 »