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2004.09.28

Nothing but the Truth
(Cambridge English Readers: Level 4)

Nothing but the Truth (Cambridge English Readers. Level 4)
Nothing but the Truth

Huはバンコクのインターナショナルスクールに通う女の子。彼女は学校生活をエンジョイしていたが、ある日、英語の教師から「英語の成績が悪いので、プライベートレッスンを受けろ」と言われてしまう…。タイを舞台に繰り広げられる学園ストーリーです。

主人公の女の子Huは、あまり自己主張が得意でない子で、いろんな場面でいろんな人に助けられます。残念なのは、それが物語の最初から最後まで続くので、Huは単なる「か弱い女の子」としてのイメージしか残りませんでした。The Bride Priceの主人公Aku-nnaも非力な女の子でしたが、自分の精一杯の知恵と勇気を振り絞って危機を乗り越える場面がありました。Huにも、物語の最後には、「自分の力だけでなんとかしてやるっ!」というような勇気を見せて欲しかったです。

評価:★★

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2004.09.22

The University Murders
(Cambridge English Readers: Level 4)

The University Murders (Cambridge English Readers Level 4)
The University Murders

女子大学生の連続殺人事件が発生。「俺が殺ったんだ」という男の真意は?スコットランドを舞台に刑事Loganの活躍を描く殺人ミステリです。

一応「殺人ミステリ」ということになっていますが、読者に対して「この謎が解けるかな?」と挑戦するようなタイプの話ではないです。かと言って、ロマンスやアクションシーンなどが満載で、刑事の活躍をハラハラドキドキしながら楽しむ刑事ものでもなさそうです。捜査の基本である「聞き込み」が物語の大部分を占め、その分ストーリーの起伏に欠けているように思います。あと、個人的には犯人の犯行の動機があまりにも軽すぎるように思います。

また、主人公の女刑事Loganをはじめ、登場人物もあんまりキャラが立っていないように見えます。Loganなんて、単に美人で有能な刑事というだけで、それ以外に特徴が特に無いため、あんまりキャラに魅かれるところがありません。もっとLoganの欠点なんかを設定して、それを描写したりした方が、よりキャラクターに親しみがわいたりすると思うのですが…。

評価:★★

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2004.09.17

The Bride Price
(Oxford Bookworms Library: Stage 5)

The Bride Price
The Bride Price

幼くして父を亡くしたAku-nna。彼女は、彼女の母親と弟と一緒に、叔父のところに住むことになる。そして、彼女は大人になったら、彼女に一番高い"Bride Price"をつけた男に売られる運命にある。しかし、学校の教師であるChikeを好きになったAku-nnaは、その運命を拒み始める…。この話はイギリスの支配下にあったナイジェリアの少女の物語です。

様々な慣習によって自由な結婚ができないAku-nnaですが、物語の最初の方では、運命に流されるままという感じがしました。しかし、教師のChike(彼は奴隷の家族の出身なので、Aku-nnaとは結婚できないことになっている)を好きになったあたりから、段々運命に逆らう「力強さ」みたいなものが出てくるところが読んでいて面白かったです。とてもシリアスな話で、直前に読んだFour Weddings and a Funeralとは、とても同じ「結婚」をテーマにしているとは思えないほどギャップがありましたが、話が面白いのでどんどん読み進めることができました。

挿絵や表紙の絵も雰囲気が出ててgoodです。

評価:★★★★

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2004.09.13

Four Weddings and a Funeral
(Penguin Readers: Level 5)

Four Weddings and a Funeral (Penguin Joint Venture Readers S.)
Four Weddings and a Funeral

チャールズはいつも他人の結婚式に遅刻してばかり。果たしてそんな彼は幸せな結婚が出来るのか?情けない一人の男とその周りの人々の間で繰り広げられるラブコメディーです。

いやー、面白いですわ。これ。主人公チャールズの情けなさ加減が最高です。直前に読んだA Tale of Two Citiesの主人公もチャールズだったのですが、この二人を比べたらえらい落差がありますな。

この物語の主人公チャールズは、結婚式には遅刻する、女にはだらしない、しかも優柔不断といいところがありません(でもモテモテ)。そんな彼が、様々な結婚式を通して「本当に幸せな結婚って何だろう?」と真面目に考えるようになるまでの過程が面白いです。随所にちりばめられたギャグもgood。特に、結婚式で用いられる台詞をもとにした言葉遊びが楽しいです。

また、"Four Wedding"の中に"a Funeral"をはさんでいるところがニクイです。結婚式とお葬式、これら2つの対極的なservice(この単語って"儀式"って意味もあるんですね)を対比することにより、結婚式の華やかさや、そこにあるべき"幸せ"というものがより鮮やかに描かれています。

基本的には、結婚を控えた独身女性向けのストーリーかもしれませんが、既婚の方でも十分楽しめると思います。でも、ちょっとえっちなシーンや会話もあるので、お子ちゃまは読んじゃだめでちゅよ!

評価:★★★★

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2004.09.12

50万語通過!

多読を始めてから、110日目でとりあえず50万語を通過しました。50万語までの軌跡を私の多読手帳を公開します!のページにまとめてみました。

一言で言うと「50万語くらいでは、まだ「多読の効果」のようなものは目に見えては現れてきていない」というのが現状のようです。

これからもがんばるぞっ。

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2004.09.09

A Tale of Two Cities
(Oxford Bookworms Library: Stage 4)

A Tale of Two Cities (Bookworms Series)
A Tale of Two Cities

チャールズ・ディケンズの代表作「二都物語」です。時は18世紀。イギリスとフランスを舞台に、フランス革命という激動の荒波に翻弄される人々の物語です。

この話には「愛する人のために戦う人達」がたくさん出てきます。その方法は千差万別なのですが、みんなそれぞれ愛する人を必死に救おうとする姿には心を打たれます。特に、弁護士のシドニー・カートン。自分の愛が報われないことを知っていながら、彼が愛する人達のためにとった行動には驚かされます。

この話は、少しは筋を知っていたので、けっこうスラスラ楽しく読むことができました。ところで、僕はバリバリの理系人間で、科学的SFやロジックのきれいなミステリなんかが結構好きです。で、学生時代からもずっと世界史なんかには全然興味はありませんでした。ですが、いろいろ読んでみると、フランス革命や、ローマ帝国などのいわゆる「歴史モノ」に結構面白いものがあるような気がしてきました。やはり、ある程度史実を参考にした話は、舞台の設定や登場人物の性格付けなんかがきちんとしていて、分かりやすいからなのでしょうか。もうちょっと歴史モノで面白そうなものを探してみようと思います。

評価:★★★★

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2004.09.06

The Eagle of the Ninth
(Oxford Bookworms Library: Stage 4)

The Eagle of the Ninth (Oxford Bookworms Library)
The Eagle of the Ninth

時は2世紀。ローマ軍第9部隊消滅の真相を究明し、部隊の誇りの象徴であるEagleを奪還すべく、MarcusとEscaは眼科医を装い、敵陣に潜り込む…。果たして、Eagleは奪還できるのか?古代ローマを舞台にしたアドベンチャーです。

敵の中枢に乗り込んでの情報収集や、迫り来る敵からの逃亡シーンなどは迫力があり、読みごたえがあります。また、主人公のMarcusとEscaは、主人と奴隷という関係を越えた、親友のような美しい関係を見せてくれます。

ただ、同じ古代ローマを部隊にした作品にはGladiatorという秀作があるので、比較してみてしまうと、どうしても評価が辛くなってしまいます。面白くないということはないのですが…。星3.5個つけたい、という感じですかね。

評価:★★★

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2004.09.02

The Moonspinners
(Oxford Bookworms Library: Stage 4)

The Moonspinners (Oxford Bookworms Library)
The Moonspinners

バカンス中に、ギリシャの小さな村で起こる事件に巻き込まれていく主人公Nicola。手に汗握るサスペンス…のはずだと思うのですが、何かスリルが足りないです。大体、偶然出会った男がいくらカッコ良かったからといって、普通の女の子が命を危険を冒してまで、その男が巻き込まれてる事件の真相を究明しようと思うのでしょうか?さらに、タイトルがThe Moonspinnersというのもちょっと良く分かりません。Moonspinnersの話は、この物語の根幹にほとんど関係が無いと思います。もっと他のタイトルでも良かったのでは?それに比べて、同じミステリ/サスペンス系の"But Was It Murder?"という作品は、タイトルと内容がぴったりマッチしていて秀逸でした。

なんだか、最近「当たり」な本に出会ってないような気がする…。またMANGAでも読もうかなぁ。

評価:★★

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