The Witches
主人公は、おばあちゃんと一緒に住んでいる男の子。おばあちゃんは魔女に詳しく、男の子に魔女のいろんな話をしてくれる。そして、ある日男の子は本物の魔女に遭遇してしまい、魔女の魔法で大変なことになってしまう…。Charlie and the Chocolate Factoryで有名なRoald Dahlの作品です。
魔女っていうと、トンガリ帽子をかぶってホウキにまたがって空を飛ぶというステレオタイプな姿が浮かびますが、この本に出てくる魔女は、それらと一線を画していて面白いです。例えば、
- そもそも、魔女は人間ではない
- 世界中にたくさんいる
- 皆、ハゲである
- 年に一度、集会を開く
などなど、他の物語では見ることのできない特徴を持っています。で、主人公の男の子は魔女の大親分であるGrand High Witch(彼女は訛りがキツイので、台詞がちょっと読みにくい)の魔法により、とても悲劇的な状況に陥るのですが、その状況を心から楽しんでしまっている彼の超前向き野郎なメンタリティが面白かったです。
惜しむらくは、オチがあんまりpeacefulではないので、読後の爽快感は感じられませんでした。ですが、ストーリー全体としては、ハラハラドキドキ感満載で、とても楽しめました。
評価:★★★★
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