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2005.03.22

The Bridges of Madison County

The Bridges of Madison County
The Bridges of Madison County

穏やかなマディソン郡の農村に住む主婦のFrancesca Johnson。そこへふらりと現れた写真家のRobert Kincaid。彼はFrancescaに、彼が写真を撮りたい「橋」の場所を尋ねた。はじまりはただそれだけだった。しかし、二人は短い間に急速に惹かれあう…。

一時期大きな話題になった「マディソン郡の橋」です。「この物語の魅力は?」と聞かれると、なかなか言葉にするのは難しいですね。「心から愛する人と過ごした「たったひと時の時間」を、ずっとずっと持ち続けて、それを覚えていることの幸せや苦しみ」と言ったところでしょうか。テーマとしては、映画の「タイタニック」とちょっと似てるかもしれません。

登場人物が非常に少なく、物語の大部分がRobertとFrancescaの二人だけで占められているので、ストーリーは非常に簡潔で分かりやすく、読みやすかったです。ただ、Robertが彼の気持ちを述べるときには、わりと詩的な表現を使ったりするので、多少わかりづらかったところはあります。それでも、彼の台詞には、進化論とか、幾何学なんかからの比喩があったりして、詩的な中にもロジカルな部分があって面白かったです。作者のRobert James Wallerは小説の執筆だけでなく、経済や数学にも興味があったようで、そういう作者の興味がRobertの台詞に現れているのでしょうね。

個人的には、二人の恋愛や心の動きなどにグッと来るということはありませんでしたが、ストーリーはそれなりに楽しめました。RobertとFrancescaのように、互いに惹かれあいながらも、何らかの理由により別々の道を歩まなくてはならなくなったという経験のある人が読むと、またきっと評価は全然違ってくるのでしょうね。

評価:★★★

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