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2005.04.28

The Best Laid Plans

The Best Laid Plans
The Best Laid Plans

Leslie Stewartは幸せの絶頂にあった。彼女と婚約者のOliver Russellの結婚式の数日前までは…。Oliverは突然、Todd Davis上院議員の娘と結婚し、大統領選に出馬する。突然奈落の底に落とされたLeslie。彼女はOliverに復讐するために、報道の力を利用しようと考え、次々とメディアの買収を繰り返す。「いつかOliverをどん底に叩き落してやる…。」

基本路線は「捨てられた女の復讐劇」なのですが、それが(最近ちょっと話題になった)メディアの買収や、ホワイトハウスなど、非常に大げさな舞台で繰り広げられているのがなかなかいいですね。「単なる私怨でここまでするか」という感じで「女の執念の怖さ」みたいなものをちょっと誇張しながら描写しています。

あと、Leslie, Oliver, Davisやその他の登場人物の各々の"Plan"が交錯してストーリーが進むところが面白いですね。タイトルも"The Best Laid Plans"と複数形になっているのは、誰もが「自分の作戦は完璧だ」と思っているということを暗に示しているのだと思います。最後には誰のPlanがBestなんだろう?とか思いながら読んでいると、ページがどんどん進んでいきますね。

英語も平易で、ストーリーも割と分かりやすいので、サクサク読めてスカッと楽しめる作品だと思います。個人的には、(邦訳版も含めて)今まで読んだSheldonの作品の中では一番面白かったように思います。うさじろうさんもblogで大絶賛されています。

この本を読んで、面白いと思われた方には、The Sky Is Fallingもあわせて読むことをお薦めします。

評価: ★★★★

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2005.04.24

ただいま~

というわけで、南の島から日本に帰ってきました。ながーいこと飛行機に揺られていたので、まだ体が揺れているような気がします。

今回の旅行では、ある初めての経験をしました。それは、

「海外に行って、現地の言葉で道を聞かれる」

というものです。

僕が道を歩いていると、向こうから若いお姉さんが歩いてきて、

「@%&#$?」

などと言うので、こちらが「は?」という顔をしていると、

「ビーチ?」

と言ったので、ビーチへの道を尋ねていたのだということがわかり、身振りで教えてあげました。

しかし、お姉さんは、何故僕に道を聞こうとしたのだろう。

僕はどう見ても現地の人間じゃないんですけど。

どこからどう見てもバリバリの日本人なんですけど。

…もしかしたら、この島には(日本人のような)現地の言葉に通じていない旅行者はほとんど来ないのかもしれません。

しかし、もっと衝撃的な出来事もありました。

帰りの飛行機の中で、隣に座った現地の人が僕に聞いてきたのです。

「Are you an Englishman?」

…この島の人達の感覚って一体……。

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2005.04.21

さようなら、再会の島。
さようなら、相棒。

P1010280
早いもので、1週間にわたる南の島の滞在もそろそろ終わりで、明日は日本に向けて発たなければなりません。

ここではいろんな人に会って、お話をすることができました。おそらく大部分の人は、もう一生会うことは無い人達のように思います。ですが、またどこかでばったり出会ったとき「あの「再会の島」で会ったこと覚えてる?」とかいう話ができると嬉しいなぁ、と思います。

この島では、ちょっと残念な出来事もありました。長年愛用して愛着のあった腕時計(G-SHOCK)を失くしてしまったのです。特に、1年前に多読を始めてからは、家の中だろうが電車の中だろうが常に僕の読書時間を測ってくれた、いわば「多読の相棒」のような奴でした。非常に残念ですが、失くしてしまったものはしょうがありません。もうすぐ多読1周年&200万語突破なので、それを記念に新しい相棒を手に入れて、また大切にしてやりたいと思います。

さようなら、再会の島。
さようなら、相棒。

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2005.04.20

「何もしない」をやってみる

P1010269

僕が今滞在している島は、いわゆるリゾート地で、外から多くの人が休暇を過ごしにやってきます。で、その人達がどのように過ごしているかというと、浜辺で寝そべったり、プール脇のベンチに座って本などを読んでいます。日本人が旅行をする時は「あれを見なきゃ、これを見なきゃ」という感じになりがちですが、ここに来ている人たちは、ここでしかできないことは何もせずにのーんびりするのが休暇のようです。
せっかくなので、僕も余った時間に「何もしない」をやってみようと思い、プール脇のベンチで、読みかけのシェルダンを読むことにしました。ですが、30分と経たないうちに、いろんなところを蚊にさされて、あえなく断念しました(虫除けスプレーを持ってくるのを忘れました)。

分かったこと:「何もしない」をするのにも、きちんと準備が必要のようです。

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2005.04.19

再会の島

P1010246

僕は今、とある南の島に来ています。青い空、青い海、肌に突き刺さる太陽の光は日本で感じるそれとはまったく別のもののようです。

日本から遠く離れたこの島で、ある人に会いました。その人は1年前に会った人で、それから今までほとんど思い出すことすらなかった人です。相手にとっても、僕はそのような存在だったと思います。でも、「僕のこと覚えてる?」と聞いたら、「ああ、1年前に会ったよな」と言われました。なんかちょっと嬉しかったです。僕にとってこの島は、ちょっとした「再会の島」になりました。

初めて見た南十字星は、すごく綺麗でした。感動。

P.S.
行きの飛行機の中で、シェルダンのBest Laid Plansを150ページ程読みました。多分日本に帰るまでには読みきれないと思います。

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2005.04.13

旅に出ます。

個人的なことですが、僕は今週末から1週間程、日本から結構遠いところにある「とある南の島」に行きます。英語圏の国ではないのですが、英語でコミュニケーションを取らなければならない場面も多々あることが予想されますので、キアイを入れていかねばなりませぬ。現地まで飛行機で片道10時間以上もかかるので、移動中に暇を持て余さないように、Darren ShanとSidney Sheldonを1冊ずつお供に連れて行こうと思います(読みなれていて、疲れずに読めると思うので)。

現地でもインターネットに接続できるようなので、時間に余裕があれば「海外からblogに投稿」もやってみたいと思ってはおりますが、あまり期待はしないで下さりませ。

それでは、行ってきますっ!!

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2005.04.12

The Double Helix
(Penguin Readers: Level 6)

The Double Helix (Penguin Joint Venture Readers S.)
The Double Helix

J.D.WatsonとF.CrickがDNAの二重螺旋構造を解き明かす過程を描いた、Watsonの自伝です。多読を始めてから、洋書でノンフィクションを読むというのは初めてなので、結構新鮮でした。

この話では、研究活動一般に見られる様々な出来事がいろいろ見られるのが面白いですね。例えば、分子構造の模型をいじくりながら、あーでもない、こーでもないと悩んでみたり、ライバル研究者の動向に一喜一憂したり、研究のための予算をいろいろ工面したりとか…。研究ってのは試行錯誤の繰り返しで、一筋縄ではいかないものなんだなぁ、というのが非常によく描かれていると思います。

こういう「科学モノ」の話はすごく好きです(少し前にNHK BSで「アインシュタインの妻」という番組を放送しており、アインシュタインが相対性理論を発見する際の、彼の妻の役割などについて述べていましたが、この話も面白かったなあ)。ですが、いかんせん僕には少々英語が難しすぎて、理解できない所が多々あったのが悔しかったです。「じゃあ、日本語で書いてあったらお前は理解できるんかい」と言われたら…、答えは黙っておいた方がいいかもしれませんね(笑)。

評価:★★★

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2005.04.05

The Great Blue Yonder

The Great Blue Yonder
The Great Blue Yonder

ある日突然、交通事故で死んでしまったHarryは"the Other Side"という、この世とあの世の堺のようなところをさまよっていた。だが、彼にはやり残したことがあった。彼は死ぬ直前に、彼の姉に浴びせた暴言について一言謝りたかった。死んでも死にきれないHarryは、幽霊となってこの世に舞い戻る…。

「死んでしまった人が心残りを解決するためにこの世に舞い戻る物語」です。同系列の物語としては、映画「ゴースト ニューヨークの幻」とか、星里もちる作「夢かもしんない」なんかがありますね(ちなみに、「夢かもしんない」は僕のお気に入りマンガの1つです)。

物語はHarryの視点で進むのですが、文体が少年の口述そのままという感じで、冗長な表現が多く、あまりきちんと構成を考えた文章のようには見えません。もちろん、わざと狙ってやっているのでしょうが、僕はもうちょっとシンプルな表現の方が好きです。物語の前半は、何だか、他人の話を全然聞かずに自分の話ばっかりする友達の話につき合わされているような気がしました。「キミの妄想話や冗長なたとえ話はいいから、早く物語を進めてくれ」と言いたくなりました。それでも、話の後半には、Harryの死んだ後に残された人達の彼に対する気持ちや、Harryの彼らに対する気持ちが非常によく描かれており、「エエ話やなぁ」度が増してきます。涙もろい人なら、けっこうウルっとくるのではないでしょうか。

この物語は、好き嫌いがハッキリ分かれるような気がします。「お涙頂戴モノにめっぽう弱くて、先の展開が読めていいても、ついつい涙が出てきてしまう」ような人の評価はすごく高いと思いますが、読者をいい意味で裏切るサプライズを物語に求める人は、単なる「駄作」として片付けるかも知れません。

僕個人の評価としては、物語の前半は星2つ、後半は星4つで、全体としては間をとって星3つというところですね。

評価:★★★

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