The Double Helix
(Penguin Readers: Level 6)
J.D.WatsonとF.CrickがDNAの二重螺旋構造を解き明かす過程を描いた、Watsonの自伝です。多読を始めてから、洋書でノンフィクションを読むというのは初めてなので、結構新鮮でした。
この話では、研究活動一般に見られる様々な出来事がいろいろ見られるのが面白いですね。例えば、分子構造の模型をいじくりながら、あーでもない、こーでもないと悩んでみたり、ライバル研究者の動向に一喜一憂したり、研究のための予算をいろいろ工面したりとか…。研究ってのは試行錯誤の繰り返しで、一筋縄ではいかないものなんだなぁ、というのが非常によく描かれていると思います。
こういう「科学モノ」の話はすごく好きです(少し前にNHK BSで「アインシュタインの妻」という番組を放送しており、アインシュタインが相対性理論を発見する際の、彼の妻の役割などについて述べていましたが、この話も面白かったなあ)。ですが、いかんせん僕には少々英語が難しすぎて、理解できない所が多々あったのが悔しかったです。「じゃあ、日本語で書いてあったらお前は理解できるんかい」と言われたら…、答えは黙っておいた方がいいかもしれませんね(笑)。
評価:★★★
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