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2005.09.06

The Naked Face

The Naked Face
The Naked Face

クリスマス間近の日、精神分析医Judd Stevensの患者の一人が街角で殺害された。そして間もなく、Juddのオフィスの受付嬢も惨殺された。そして彼自身も命を狙われてしまう。しかし、彼は警察に最重要容疑者として扱われてしまう。果たして、Juddは逮捕されてしまうのか?それとも素顔の見えない暗殺者に殺されてしまうのか…?

この作品は、Sidney Sheldonの処女作だそうです。彼の作品にしては珍しく、登場人物が世界を飛び回ったりせずに、主人公の精神分析医Juddの自宅やオフィス近辺で物語のほとんどが展開します。一応、ミステリ仕立てということにはなっているのですが、物語の半ばあたりで、あからさまに怪しいやつ(言動が非常に怪しかったり、犯行が物理的に可能である人物)がほぼ特定できてしまうので、「読者に挑戦する形式の犯人当てミステリ」という観点で見ると、ちょっと不出来な部類に入ると思います。もうちょっと読者をはめる「落とし穴」なんかが用意してあったりしてもよかったのではないでしょうか。人の心を分析することに長けている精神分析医の主人公が、その「怪しいヤツ」に全然気づかないのは結構興ざめで、「バレバレじゃん!気づけよ!Judd!」と何度もツッコミを入れたくなりました。

それでも、この作品を「ミステリ」ではなく「サスペンス」としてとらえた場合には、そこそこ読める作品になっていると思います。犯人の「素顔」が分からずに疑心暗鬼になる精神分析医の苦悩や、彼が感じる恐怖なんかは、非常にしっかり描写してあると思います。

評価:★★★

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