The Magician's Nephew
(The Chronicles of Narnia: Book 1)
The Magician's Nephew
(Chronicles of Narnia, Book 1)
ロンドンに住むPollyとDigoryは、Digoryの叔父のAndrewの策略にはまり、異世界へと飛ばされてしまう。廃墟のような異世界でDigoryがしてしまった「過ち」は、彼らや異世界の住人達にどんな影響を与えるのだろうか?
「ナルニア国物語」の第1巻で、ナルニア国がいかにして創生されたかが描かれています。物語は非常に突拍子もないファンタジーですが、それだけに「次は何が起こるんだろう?」とわくわくしながら読み進めることができます。また、情景描写が非常に鮮やかで、まるで自分もナルニア国創生の瞬間に立ち会ったかのような気分にさせてくれます。読後感も非常にさわやかで気持ちいいです。
ただ、この物語はナルニア国の歴史的には一番最初の物語となっていますが、執筆された順番で言うと、7作品中6番目なのだそうです。そして、他の物語における「謎」の種明かし的要素があるので、他の作品("The Lion, the Witch, and the Wardrobe"など)を読んだ後に読む方が面白いということだそうです。他の物語を読んだ後に、もう一度読み返してみようかな。
評価:★★★★
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