A Color of His Own
オウムは緑色、金魚は赤、象は灰色…。「みんな自分の色を持っているのに、どうして僕だけ自分の色が無いんだろう?」周りの色に応じて体の色が変わってしまうカメレオンは悩みました…。
このカメレオンの求める「自分の色」というのは、人間でいうところの「個性」のアナロジーのように思いました。で、世の中では「自分の個性や意見、アイデンティティをキチンと持って、周りに流されない」のが良いとされることが多いように思うのですが、この絵本は「自分の色なんて持ってなくてもいいんじゃない?そんなもの無くっても、幸せになれる方法はありますよ」と優しく語りかけてくるようです。
短いけれど、なかなか考えさせられる絵本のように思いました。
評価:★★★★
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