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2006.01.24

The Suitcase Kid

洋書
The Suitcase Kid

10歳のAndreaの両親が離婚し、それぞれ子持ちの相手と再婚することになった。父親とも母親とも離れたくない彼女は、お互いの家を行き来する生活になる。しかし、そこには彼女が安らげる場所はどこにも無く、唯一心を許せる相手は、ウサギのぬいぐるみのRadishだけになっていた…。

Double Actを読んだときにも感じたのですが、「両親の離婚や再婚などの難しい事態に直面したときの女の子の気持ち」を描かせたら、ジャクリーヌ・ウィルソンの右に出る作家はそうそういないのではないかと思います。大人が勝手に決めたことについて、子供が拒否反応を起こしたとしても、大人達は「どうしてこの子はこんなばかなことをするんだ」と戸惑うばかりだと思いますが、この作品では、居場所を失ったAndreaが、何を感じて、何を考えて行動していたのかが、子供の視点からきちんと描かれています。また、彼女が居場所を無くしてさまよっている時のさみしさにも非常にリアリティがあるので、読んでいるうちに切なくなってしまう場面も多々あります。

Andreaと同年代の子供が読んでも十分共感できる作品だと思いますが、子供に接する機会の多い大人にも是非読んでもらいたい作品です。

評価:★★★★

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2006.01.18

まだまだ英文法

まだ引き続きGrammar in use Intermediateで英文法の勉強をしているので、ちょっと多読のペースが落ち気味の今日この頃です。

しかし、文法書というのは読んでみるとなかなかいろんな発見があるものですね。例えば、我々日本人が常に戸惑う"the"の使い方ですが、「ラジオで(音楽を聴く)」という時には"on the radio"と"the"が必要なのですが、「テレビで(見る)」という時には、"on television"となり、"the"はつかないのだそうです。我々のような非英語圏の人間が、このような違いを自然に認識する(つまり、"on the television"という表現を「気持ち悪い」と思う)ことができるようになるまでには、相当な量の英語をインプットする必要があると思います。ですが、文法書を読むことにより、この例に代表されるような記述の法則や、細かな表現の意味、文が表す微妙なニュアンス(例えば、be going toとwillの違いや、mustとshouldの違い、be afraid toとbe afraid ofの違いなど)をあらかじめ知っておけば、英文をより深く理解し、その意味を「感じる」ことができるようになるのではないかと思います。

「文法は勉強したいと思うけど、さすがに説明も全部英語というのはちょっと不安…」という方は、日本語訳版も出ているようなので、そちらを選択するのもいいかもしれませんね。

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2006.01.13

The Austere Academy

洋書
The Austere Academy

身寄りのないBaudelaire家の3きょうだい(Violet, Klaus, Sunny)は、全寮制の学校に預けられることになった。その環境は劣悪であったが、彼らはそこで、同じような境遇にあるQuagmire兄妹に出会い、彼らはお互いに「真の友達」と呼べる存在となる。しかし、またしてもOlaf伯爵の魔の手がすぐそこまで迫っていた…。

"A Series of Unfortunate Events"の第5巻です。今回は、Baudelaire家の3きょうだいとQuagmire兄妹が協力してOlaf伯爵の陰謀を阻止しようとするところがなかなか面白いですね。また、1話完結の物語ではあるのですが、次回作以降に持ち越される「謎」も用意してあるので、ますます次の物語を読みたくなってしまいます。

それにしても、相変わらず本編とは何の関係も無い語り手(著者)の脱線が面白すぎです。個人的には、著者とその妻であったBeatriceとの物語が本編以上にすごく気になります。これってまんまと策略に乗せられているのかなぁ(笑)。

評価:★★★★

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2006.01.06

英文法のお勉強

最近、多読を継続しつつも、「もっと読めるようになるためには、一度きちんと文法も勉強した方がいいかなぁ」と思い、下記のテキストを読み始めました。

Self-Study Reference and Practice for Students of English (Grammar in Use S.)
Grammar in use Intermediate

英文法を独習する人向けのテキストです。まだ最初の方しか読んでいませんが、なかなか面白いですね。例えば、未来のことを述べるときの"will"と"be going to"の使い方の違いを、図などを用いて分かりやすく解説してあったりします。英文法のテキストといえば、今までには「TOEIC頻出問題」のような感じで、TOEICのリーディングの文法問題の出題傾向を分析し、頻出パターンのみに注力して学習し、いかに少ない労力でTOEICの得点を稼ぐかということに重点を置いたものしか読んだことがありませんでした。しかし、多読を始めて、生の英語に触れる機会を増やし、その生の英語を理解するために文法書を読んでみると、今まで自分がいかに(TOEICにしか通用しないような)狭い領域で勉強していたのかをあらためて認識することができたように思います。

これからは"Grammar for TOEIC"ではなく"Grammar in use"をきちんと勉強していこうと思います。

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