Point Blank
世界的な大富豪であるMr.Roscoeが死亡した。その死は一見不幸な事故のように見えたが、ロシアで死亡した権力者との奇妙な共通点があった。イギリスの諜報機関MI6に属する少年スパイAlex Riderは、事件の手がかりがあると思われる、雪山に囲まれた全寮制の学校"Point Blank"に潜入する。しかしそこでは、恐るべき陰謀が企てられていた…。
"Stormbreaker"に続く、Alex Riderシリーズの第2巻です。前作同様、荒唐無稽無茶苦茶痛快爽快アクションシーンが全編にわたり展開されております。ただ、物語の前半は、ストーリーの本筋とは関係の無いピンチを無理矢理作っていくつも挿入している感があり、ページ数稼ぎのようにも思えるので、もうちょっと工夫して欲しかったです。それでも、ストーリーは単純で、凝った伏線なんかもあまりなく、英語も非常に平易で、それぞれの場面が容易に想像できるので、お気楽にサクサク読み続けられるのは楽しいですね。
なお、余談ですが、この物語はサッカー日本代表の大黒将志選手が所属するチームのある、フランスのグルノーブル地方近辺が舞台になっています。
評価:★★★
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