When Everybody Wore a Hat
1916年、作者のWilliam Steigが8歳だった頃の様子を描いた作品です。第1次大戦中に、移民としてアメリカへ渡ってきた一家や、周りの人々の様子を子供の視点で描いています。イラストは子供の絵日記のようなタッチで描かれており、一見雑なようにも見えますが、人々の容姿の描写や表情などにとても味があって、非常に素晴らしいと思います。
当時の生活の様子を知りたいと思う大人や、実際にその時を過ごした人々(今ではもう100歳近くなってしまうと思いますが…)が読んで楽しむ本だと思います。非常に「大人向け」の絵本ですね。
評価:★★★★
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