The Secret of the Old Clock

The Secret of the Old Clock
(35,000語 YL:4.5)
敏腕弁護士Mr.Drewの娘Nancyは、小さな女の子を養育する貧しい姉妹に出会う。姉妹の話では、彼女らは裕福なJosiah Crowley氏から、遺産を相続する確約を得ていたという。しかし、Crowley氏の死後、彼の遺した遺書により彼の遺産は全てTopham一家に相続されてしまった。不審に思ったNancyは「もう一通の遺書」を探すべく、独自に調査を開始する…。
Nancy Drew Mysteryシリーズの第1巻です。このシリーズについては、僕は全然知らなかったのですが、「ミステリではじめる英語100万語」によると、1930年(昭和5年(!))初版の超有名少女探偵シリーズで、いろんなミステリ小説で引き合いに出されているそうです。そういえば、最近読んだ"How come the best clues are always in the garbage?"にも、「もしNancy Drewだったらこんなことで諦めたりするかしら?いいえ、絶対そんなことはないわ!」みたいな台詞がありました。
ストーリー的には、複雑に入りくんだ伏線もなければ、あっと驚く事実が明らかになったりすることもなく、ミステリと呼ぶにはあまりに直線的すぎるような気もします。それでも、英語は非常に平易でサクサク読めますし、Nancyの無鉄砲ぶりは読んでいてそれなりに楽しむことができます。ミステリとしてよりも、Nancyのアドベンチャーストーリーとして楽しむのが正しい読み方のような気がします。
評価:★★★
| 固定リンク








英検DSトレーニング 




コメント