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2006.06.27

The Notebook

洋書
The Notebook

(49,158語 YL:6.5)

第2次大戦から帰還したNoahは、ノースカロライナの自然の中でひとり静かに暮らしていた。そんな彼のもとに突然現れたのは、14年前に離れ離れになった恋人のAllieだった。未だにお互いのことが忘れられない二人だったが、Allieには結婚を間近に控えた婚約者がいた…。

長い時間を経て再会した恋人達を描いた物語です。NoahとAllieの再会の場面などでは、お互いに想いつづけてきた相手と再会できた幸せや、反対に、Allieに婚約者がいるために、もう以前の二人には戻れないという切なさが非常に美しく描かれています。「真実の愛」を知ることの幸せと、それを失うことの悲しさの対比が非常に鮮やかで、物語にぐいぐい引き込まれていきます。特に、物語の終盤で、Noahが失われてしまった幸せな時間をもう一度取り戻すために必死に努力をする姿は、涙なくして読めません。

個人的には、美化されまくった物語は敬遠する方なのですが、この物語にはそんな偏食癖を打ち負かす程の美しさがありました。読後感が非常にさわやかな作品です。読んだ後にこんなに余韻が残る作品は久しぶりのような気がします。

ニコラス・スパークス。ちょっとファンになってしまいそうです。

評価:★★★★★

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