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2006.07.30

Nate the Great Saves the King of Sweden

洋書
Nate the Great Saves the King of Sweden

(2,234語 YL:1.8)

僕は名探偵Nate the Great。ある日、北欧を旅しているRosamondから、仕事の依頼の絵葉書が届いた。彼女が無くしたものを見つけて欲しいという。最初は、何千マイルも向こうの国での捜査なんかできるわけないと思っていたけど、僕はこの仕事を引き受けることにした。スウェーデン国王のためにも…。

まだ小さい子供であるNateが探偵ぶってるのがとても可愛いですね。またその彼が「スウェーデン国王を救う」方法ってのもなかなか微笑ましいです。ミステリと呼ぶには、あまりにもほのぼの感満載すぎる一品です。読んでいるうちに、彼の大好物のパンケーキが食べたくなってきてしまいました。

評価:★★★

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2006.07.26

Raven: A Trickster Tale from the Pacific Northwest

洋書
Raven: A Trickster Tale from the Pacific Northwest

(576語 YL:1.0)

世界は闇に包まれていた。全てが真っ暗な世界で人々は暮らしていた。そこへカラス(Raven)がやってきた。「光を探そう」そして彼は、光を求めて旅立ち、やがて空の神様の家までたどり着く…。

ネイティブアメリカンに伝わる神話だそうです。赤や黒の原色でクッキリと鮮やかに描かれているRavenと、柔らかいタッチと温かみのある色あいで優しく描かれている神様一族のコントラストがなかなか新鮮ですね。

評価:★★★

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2006.07.23

オシムの言葉

洋書
オシムの言葉

珍しく和書の紹介です。つい先日、サッカー日本代表監督に就任したイビツァ・オシム氏について語った本です。日本サッカー協会会長の川淵キャプテンが読んで感動し、オシム氏への代表監督就任を依頼したという話もあり、最近はサッカー関係者(特に日本代表を目指すサッカー選手達)の間で、必読書となっているようです。

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2006.07.21

The Stolen

洋書
The Stolen

(55,000語 YL:5.5)

主人公のCarlyが通う小学校に、Meredithという女の子が転校してきた。彼女はちょっと大人びたような感じで、友達もあまりできそうになかった。そんな彼女に優しくして、友達になろうとするCarly。しかしある日、学校までMeredithを迎えに来た彼女の祖母Graceから、Carlyは信じられないような話を聞く。「Meredithは私の孫なんかじゃないわ。私こそがMeredithなのよ。あなたの知っているMeredithは…私の体と人生を奪っていった「魔女」なのよ。」

「老いることへの恐怖」みたいなものは、普通にあると思うのですが、「子供が突然老人に変えられてしまい、人生を全うせずに死を待つ身になる」というのはなかなか設定として斬新だと思いました。自分の体と未来を奪われた悲しみ、恐怖、そして怒りがひしひしと伝わってきます。それでも、語り手のCarlyの明るい口調のせいか、絶望的な状況においても物語全体が暗くどんよりとした雰囲気にはなっていません。

難点としては、同じ作者(Alex Shearer)によるThe Great Blue Yonder同様、子供の語り口調という文体で書かれており、ちょっと冗長な部分も多かったので、文章をもうちょっとシンプルに表現して、物語をテンポ良く進めてほしかったように思います。

評価:★★★★

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2006.07.20

Snow White

洋書
Snow White

(2,744語 YL:1.0)

ある国の女王が、雪のように白く美しい女の子を産みました。彼女はSnow Whiteと呼ばれ、とても美しく育ちました。Snow Whiteに生を授けてすぐ他界した女王に代わり、新たに女王になった継母は、魔法の鏡に問いかけます。「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのは誰?」「それはSnow Whiteです…。」嫉妬にかられた女王は、Snow Whiteを亡き者にしようとします…。

ご存知「白雪姫」の絵本です。絵本と言っても、絵柄はどちらかというと大人向けで、Snow Whiteも、7歳という設定なのですが、かわいいというよりはむしろ長い黒髪の清楚な美人のように描かれています。イメージで言うと、女優の小雪さんのような感じでしょうか。で、驚いたのが、王子様が毒リンゴで眠ってしまったSnow Whiteの入った棺を運んでいるときに、草むらでつまずいて、その拍子にSnow Whiteの喉に詰まっていた毒リンゴが出てきてSnow Whiteが目覚めるという場面です。王子様のキスで目覚めるというロマンチックな展開を思いついたのは、一体どこの誰なんでしょう…。

評価:★★★

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2006.07.17

Wizzil

洋書
Wizzil

(933語 YL:1.0)

意地悪な魔女のWizzilは、退屈しのぎにFrimp家のおじいさんにいたずらをすることにしました。ハエに化けていたずらをしようとしたところ、あやうくハエタタキでたたかれそうになってしまいました。怒ったWizzilは、おじいさんに仕返しをしようとするのですが…。

「シュレック」の作者のWilliam Steigと、Roald Darlの本の挿絵でおなじみのQuentin Blakeという、ある意味最強タッグとも言える2人による絵本です。表紙の絵柄なんかからも、ちょっと残酷だったり悲惨な結末が待っているに違いないと思って読んでみると…、その裏をかくような意外や意外なエンディングでした。

評価:★★★

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2006.07.15

The Pied Piper of Hamelin

洋書
The Pied Piper of Hamelin

(1,800語 YL:2.0)

昔々、ある風変わりな旅人が、ハーメルンという街にたどり着きました。ハーメルンは美しい街でしたが、おびただしい数のネズミに荒らされて、人々は苦しんでいました。旅人は、街の議会で約束しました。「私がネズミたちを全部退治して差し上げましょう」そして、旅人は彼の笛を使って約束通りネズミを退治するのですが…。

ご存知「ハーメルンの笛吹き」の絵本です。ちょっと絵柄がダークな感じがするので、子供に見せたらちょっと怖がっちゃうかもしれません。特に、ネズミがリアルに描かれてて非常に怖いです。

評価:★★★

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2006.07.13

The Slippery Slope

洋書
The Slippery Slope

(53,185語 YL:5.0)

ついにOlaf伯爵に捕らえられ、Violet, Klausと離れ離れになってしまった末っ子のSunny。Baudelaire 3きょうだいはお互いのことを心配しながらも、状況を打開すべく、情報を収集する。そんな中、彼らを助けようとする謎の人物が現れる。果たして、その人物の正体は…?

A Series of Unfortunate Eventsシリーズの第10巻です。シリーズ中最大のボリュームだけあって、中身も非常に濃いです。今後、事件の鍵を握りそうな新たな登場人物も出てくるので、目が離せません。もちろん、謎が謎を呼ぶ展開は相変わらずですが…。

あと、シリーズ全般を通して言えることですが、ストーリーの端々に、英語の言葉遊びがたくさんでてきます。例えば、このシリーズのサブタイトルを1巻から順に見てみると、"The Bad Beginning", "The Reptile Room", "The Wide Window"と、全て"The + 同じ文字から始まる英単語2語" で構成されているのが分かります。こういう言葉遊びって、なかなか日本語に変換しにくいと思うので(例えば、"The Slippery Slope"の邦題は「つるつるスロープ」となっており、言葉遊びの要素が全く無くなっています)、つくづく翻訳者泣かせな物語だなぁ、と思います。

評価:★★★★

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2006.07.04

The Last Book in the Universe

洋書
The Last Book in the Universe

(42,883語 YL:5.0)

Big Shakeが世界中を襲った後、世界は暴力に支配された無法地帯と化していた。そんな中、少年Spazは、集落のボスの命に従い、Ryterという老人のすみかに略奪に入る。しかし、「病気でお前の妹の命が危ない」というメッセージを受けたSpazは、このRyterと共に、妹のところへ向かう危険な旅に出ることになる…。

久しぶりに本格的な感じのするSFを読んだような気がします。ストーリーにはそんなに特筆すべきことはないのですが、荒廃した雰囲気の舞台設定が非常にいいですね。独特の世界観や様々な造語があるために、読むのがちょっと難しい感じもしますが、想像力を働かせて単語の意味や状況を想像する良い訓練にもなると思います。ただ、タイトルがちょっとストーリーにそぐわないような気がします。

評価:★★★

P.S.
中田英寿選手、お疲れ様でした。

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