Comet in Moominland
Comet in Moominland
(30,769語 YL:4.5)
ムーミン谷のあちこちに現れる不思議な図形。そして「ムーミン谷に彗星が落ちてくるぞ」という哲学者Muskratの予言。そしてその彗星とは何者かを突き止めるために、大きな望遠鏡のある山の上の研究所を目指して旅立つムーミン(Moomintroll)。しかし、彼の行く手には様々な試練が待ち受けていた…。
ムーミンをなめてはいけません。同じシリーズのFinn Family Moomintrollを読んだときにも「事件満載アドベンチャーな感じ」だと思ったのですが、このComet in Moominlandはさらにスゴイです。どんな感じかというと、こんな感じです。
迫りくる彗星!命を賭した冒険!謎の巨大植物との一騎打ち!素晴らしき仲間達との出会い、そして美女(?)との甘いロマンス!意外な犯罪の告白!触手が襲う!全てを破壊しつくす者達!もう時間がない!果たして彼らは間に合うのかーーーー?
デンジャラスパニックアクションアドベンチャー
"Comet in Moominland"
... Coming soon ...
って、全然どんな感じかわかりませんね。でも、それくらい無茶苦茶いろんな冒険を詰め込んだストーリーになっています。登場人物の設定ゆえにちょっとほのぼのしたテイストもありますが、それが無かったとしたらかなり過激なパニックストーリーだと思います。
この本はムーミンシリーズの一番最初の物語だそうでして、ムーミンとスナフキンとの出会いなどが書かれています。で、その出会いの場面で、スナフキンが昔、畑でメロンを盗んでいるところを見つかって捕まり、さらに牢獄から穴を掘って逃げ出したという告白をしています。というわけで、「スナフキンは窃盗と脱獄で合計前科2犯」です。昔からちょっとアウトローな奴だとは思っていましたが、まさかそこまでとは想像できませんでした。
評価:★★★★
| 固定リンク
コメント