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2006.08.19

SAYURI

SAYURI
SAYURI

"Memoirs of a Geisha"の映画版です。Graded Readers版が面白かったので、DVDも観てみることにしました。

原作もそうだったのですが、この作品の見所は、やはり「日本的美しさ」に尽きるでしょう。映画の中でも「Geishaであることは、moving artであることだ」という台詞もありましたし、SayuriのChairmanに対する一途な想いの「美しさ」も見事に表現されていたと想います。特に、大勢の前でSayuriが舞を披露するシーンは圧巻でしたね。「美化されすぎ」という意見もあるかも知れませんが、僕は当時のGeishaについて何も知らないので、美化されすぎかどうかは分かりません。でも、Graded Readers版を読んだときには、フィクションとは思えないリアリティを感じたのを覚えています。

あと、登場人物が皆「バイリンガル」だったのが面白かったですね。雑踏の声や挨拶など、内容が分からなくても影響が無い台詞はみんな日本語なのに、会話シーンは全て英語になっていました。我々日本人からするととても奇妙な感じがしますが、時折日本語を混ぜることで異国的な雰囲気を出すことにより、英語圏の観客にアピールする作戦なのかもしれませんね。

俳優さんでは、子供時代のSayuriを演じていた子役の女の子がすごく頑張っていて好感が持てました。また、渡辺謙さんは、Sayuriが想いを寄せるChairmanにぴったりの配役だと思います。「ハリウッド女優」工藤夕貴さんも、Pumpkinという脇役でしたが、いい味を出していたように思います。

評価:★★★★

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