King's Ransom
(Oxford Bookworms Stage 5)
King's Ransom
(21,000語 YL:4.5)
Douglas Kingはシューズメーカーに長年勤務し、ライバル達を蹴散らして重要なポストに就いていた。彼がビジネスにおける人生最大の賭けに出ていたちょうどそのとき、彼のもとに脅迫電話が。「お前の息子を預かった。無事に帰して欲しければ金を用意しろ。」しかし、誘拐犯が誘拐したのは、Kingの息子ではなく、彼の運転手の息子Jeffだった…。
自分の家族でもない他人の息子の身代金を要求されて苦悩するKingの姿がなかなか見ものです。しかも、身代金を払うことはできるが、もしそうすればビジネスに失敗し、一家で路頭に迷うはめになるので、彼は自分と家族の人生と、他人の息子の命を天秤にかけることになります。こういうギリギリの選択の場面に立たされたとき、その人の本性が現れるということをうまく描写していると思います。
アメコミ調の挿絵もなかなか雰囲気が出ていていいです。
評価:★★★★
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