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2006.10.31

The Baby Party and Other Stories
(Penguin Readers Level 5)

The Baby Party and Other Stories (Penguin Readers
The Baby Party and Other Stories
(21,000語 YL:5.0)

今日はBaby Partyの日。お母さん達が子供を連れて集まって、そして「やっぱりウチの子が一番」と再認識する日。そのパーティで、Edeの娘Edithが、Mrs Markeyの息子Billyのテディ・ベアを無理矢理奪い取ろうとしたところから、大騒動が始まる…。

表題の"The Baby Party"を含む4作品です。4作品のうち3作がパーティ絡みなのですが、当時(1920年代)の人にとっては、パーティがとても大切な社交の場であったことが分かります。で、ストーリーについては、「どこが面白かった?」と聞かれると、正直「う~ん」と言葉に詰まってしまいそうな作品が多かったです。テーマがよく分からないというか…。どうもこの年代の作品とは相性があまり良くないようです。

評価:★★

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2006.10.28

The Doll's House and Other Stories
(Penguin Readers Level 4)

The Doll's House and Other Stories (Penguin Reading Lab, Level 4)
The Doll's House and Other Stories
(10,000語 YL:4.0)

Burnell家の3姉妹は、とても素敵な人形の家をプレゼントしてもらった。長女のIsabelは、学校の友達を毎日2人ずつ家に招待して、人形の家を自慢した。だが、誰からも疎まれている奇妙なKelvey姉妹だけは招待されなかった。しかし、家の近くを通りかかったKelvey姉妹を、Burnell家の三女のKeziaが招き入れてしまい…。

表題の"The Doll's House"を含む4作品のオムニバスです。割と裕福な環境にいる人々の間に起こる出来事について綴っていますが、正直なところ、面白さがよく分かりませんでした。当時(1900年代前半)に、これらの話と同じように裕福な環境にあった人ならば、何かしら感じるものがあったのでしょうか…。

評価:★★

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2006.10.27

The Joy Luck Club
(Oxford Bookworms Stage 6)

The Oxford Bookworms Library Stage 6
The Joy Luck Club
(32,135語 YL:5.5)

Jing-Meiは中国人の母を持つアメリカ生まれの女性。彼女の母が他界して間もなく、同じような境遇の中国人が集まる"Joy Luck Club" で、彼女は驚くべき事実を伝えられる。Jing-Meiの母が、中国に残してきたJing-Meiの腹違いの姉妹の居場所が、最近判明したという。そして、Jin-Meiは見たことのない姉妹に会いに行くことを決意する…。

中国を出てアメリカに渡った4人の母と、アメリカで生まれ育った彼女達の4人の娘の物語です。母と娘では育った境遇が全く違うので、そこに葛藤が生じます。それぞれの話はそれなりに面白いのですが、いかんせん似通った境遇の登場人物が多いですし、母親の母親(娘から見たら祖母)の話もたくさん出てきて人間関係が複雑なため、「あれー?これって誰の娘だっけ?」みたいな感じになってしまいました。「育った境遇は違っても、体の中を流れる血は同じ」というテーマはすごくいいと思うのですが、ストーリーが散漫になっている印象は否めませんでした。

東洋的な雰囲気がすごく良かっただけに、ちょっと残念な作品。

評価:★★★

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2006.10.24

The Accidental Cheerleader

Accidental Cheerleader (Candy Apple)
The Accidental Cheerleader
(36,000語 YL:4.0)

スタイリッシュでアグレッシブな性格のKylieと、平凡でシャイなSophie。正反対の2人だけど、小さい頃からずっと仲良し。相手の考えることが手に取るように分かる。新学期が始まる頃、KylieはSophieに無断で、学校のチアリーダーのオーディションにKylieとSophieのペアでエントリーする。気が進まないながらも、Kylieと一緒にチアリーディングの練習をするSophie。そしてオーディションの結果、チアリーダーに選ばれたのは何とSophieの方で、Kylieが与えられた役は…チームのマスコットのダサいラバ。このことが原因で、次第に二人の友情に亀裂が…。

親友との喧嘩、学校でのシカト、好きな男の子に誤解されてしまう等、Sophieは様々な問題に直面し、悩んでいきます。このような様々な問題を通して、「オシャレもしたいし男の子にも興味がある。でも親友が一番大切」という、ティーンエイジ未満の女の子の気持ちをとてもストレートに描いていると思います。特に、好きな男の子と指が触れてしまっただけでドキドキしてしまうSophieの姿なんかは、初々しくてすごくかわいいです。

また、華やかなチアリーダーの世界を垣間見ることもできます。「チアリーダーはアスリートである」という、チアリーディングの先生の言葉には、なるほどなぁと思いました。自分達が応援するフットボールチームや観客を鼓舞し、勝利を導くために過酷な練習を通して技術を磨き体力を鍛えるというのは、とても独特で面白い世界ですね。

この本が対象とする読者は、Sophie達と同年代の女の子ですが、大人でも十分楽しめるストーリーに仕上がっていると思います。いい年こいたオヤジが通勤電車の中で読むにはちょっと装丁が小恥ずかしいですが(笑)。

評価:★★★★★

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2006.10.21

The Big Sleep
(Oxford Bookworms Stage 4)

The Big Sleep (Oxford Bookworms Library)
The Big Sleep
(14,000語 YL:3.8)

無頼な私立探偵のPhilip Marlowe。彼は大富豪のGeneral Sternwoodから、彼のもとに届く脅迫状を何とかしてほしいという依頼を受ける。捜査を開始したMarloweだったが、Sternwoodの娘もトラブルに巻き込まれ…。

本格的ハードボイルド・ミステリです。英語自体はそんなに難しくはないと思いますが、人間関係が複雑なので、最後まで読んでも事件の全体像を把握するのがちょっと難しかったです。例えば、Vivianという女性の登場人物は、事件の依頼主でもあるGeneral Sternwoodの娘なのですが、Mrs Reganとも呼ばれていて、失踪したRusty Reganの妻であるといった感じで、またこのVivianの知り合いの関係がからんでくるともっと複雑になってきます。かなり記憶力が問われる作品ですね。

それでも、ハードボイルドっぽい雰囲気は楽しめました。そろそろ本格的なペーパーバックのミステリが読みたくなってきました。

評価:★★★

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2006.10.18

Through the Looking-Glass
(Oxford Bookworms Stage 3)

Through the Looking Glass
Through the Looking-Glass
(11,000語 YL:3.2)

鏡を覗いて、鏡の向こう側の世界に行きたいと思ったAlice。すると、なんと彼女は本当に鏡をすり抜けて、鏡の中の世界に入ってしまった。そこはチェスの盤の上のような不思議な世界。そこでAliceが出会ったクイーンは彼女に言った。「あなたはポーン。盤の端までたどり着ければ、あなたもクイーンになれるわよ。」クイーンになることを目指し、Aliceの不思議な旅が始まります。

ご存知、ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」です。有名なハンプティ・ダンプティをはじめ、おかしなキャラがたくさん出てきます。場面が目まぐるしく変化して、ストーリーが散漫な印象も受けますが、おもちゃ箱をひっくり返したような支離滅裂なナンセンスさが売りなのでしょうね。ストーリー全体というよりは、その場その場でのキャラクターのやりとりを楽しむのがよいのではないかと思います。

評価:★★★

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2006.10.17

The Silver Sword
(Oxford Bookworms Stage 4)

The Silver Sword (Oxford Bookworms Library)
The Silver Sword
(15,000語 YL:3.7)

第二次大戦下でナチスに捕らえられ、家族と離れ離れになってしまったポーランド人のJoseph。彼はなんとか収容所から脱出するが、故郷で目にしたのは無残に爆破された自宅だった。彼はそこで出会った少年Janに一本の銀のペーパーナイフをあげて、それと引き換えにJanに依頼をする。「私はスイスへ妻を捜しに行く。もし私の子供達にあったら、スイスに来るように伝えて欲しい…。」Janはそのペーパーナイフが幸運をもたらすと信じ、そしてJosephの子供達と出会い、スイスを目指す…。

極限状況下において、子供達がお互いに助け合いながら両親を探す姿を描いています。「母たずねて三千里」みたいですね。主人公(?)であるJanは気性が激しく、時に突飛な行動に出るのですが、Josephの長女Ruthは思いやりがあって優しいなど、キャラクター設定もメリハリがあっていいですね。行く先々で、敵(子供達をポーランドに送り返そうとするアメリカ兵)や、彼らを助けてくれる親切な人々との出会いがあり、それぞれの出来事にスリルや味わいがあります。

評価:★★★★

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2006.10.16

The Boys from Brazil
(Penguin Readers Level 4)

The Boys from Brazil (Penguin Readers
The Boys from Brazil
(12,000語 YL:4.0)

「いいか、今後2年半の間に、我々は94人を亡き者にせねばならない。そうすれば、再び我々の世界が訪れる。」第二次大戦下のナチス収容所において、「死のドクター」として恐れられていたDr.Mengeleは、ある陰謀を企てていた。その陰謀を明らかにすべく捜査をするLiebermann教授。彼はDr.Mengeleを止めることができるのか?そして、標的にされた人々の間の意外な共通点とは…?

スリルとサスペンスをきっちり盛り込んだ、良質クライム・ストーリーですね。主人公のLiebermann教授が謎の真相に徐々に近づいていく過程や、彼を阻止すべく動く組織との攻防などはなかなか見応えがあります。話がかなり短く要約されているので、ちょっと淡白な印象も受けますが、要所はしっかり押さえてあると思います。

評価:★★★★

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2006.10.15

The Scarlet Letter
(Oxford Bookworms Stage 4)

The Oxford Bookworms Library Stage 4
The Scarlet Letter
(15,942語 YL:3.8)

1600年代のボストンで、夫ではない男との間にできた子供を産んだHester。彼女はその罪のために、Adulty(不倫)を意味する"A"の緋色の刺繍を胸につけ、罪人であることをさらしながら生きることを余儀なくされた。しかしもう一人、子供の実の父親である男も罪を償うべきである。ところがHesterは、子供の父親の名前を明らかにするのを拒み、一人で罪を一身に背負い続ける…。

なかなか評するのが難しい作品ですね。連日ワイドショーで有名人の不倫や、できちゃった結婚などを目の当たりにする我々には、当時の不倫に対する罪の意識の大きさを理解するのは少し難しいのかもしれません。それでも、「罪を背負って生きていくことや、誰にも言えない秘密を抱えていくことの苦しさや切なさ」のようなものは十分伝わってきます。主人公のHesterの気丈な姿はとても印象的ですね。

評価:★★★

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2006.10.13

The 13th Floor

The 13th Floor
The 13th Floor
(32,000語 YL:6.0)

姉のLizと弟のBuddyは、親を事故で亡くして2人で暮らしていた。そんな彼らのもとに、ある日、女の子からの留守電メッセージが届く。「私はAbigail。あなた達の親類よ。助けて!Zacharyビルの13階に来て!」Lizの後を追うようにしてビルに向かうBuddy。13階にたどり着いたと思ったら、なんとそこは300年前の海賊船へとつながっていた。そしてBuddyは、彼の先祖で海賊の船長Crackstoneに出会う…。

「突然異世界(300年前)に迷い込み、そこで立ちはだかる幾多の困難に、知恵と勇気と姉弟の連係プレーで立ち向かう」という正統派児童書アドベンチャーです。ストーリーとしてはそれほど長くないですが、タイムトラベル、隠された財宝、海賊同士の戦い、魔女裁判など、いろんな要素をぎゅっと詰め込んでワクワク感が満載です。

英語としては、300年前のold Englishや海賊用語(?)や訛りなどもあって、少々読みにくいところもありますが、イマジネーションで補って読みました。

評価:★★★★

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2006.10.11

Gone with the Wind Part Two
(Penguin Readers Level 4)

Gone with the Wind (Penguin Readers
Gone with the Wind Part Two
(15,000語 YL:4.0)

南北戦争で敗北した南部の人々は、苦しい生活を強いられていた。Scarlett O'Haraも生活に困窮し、小金持ちのFrankを騙して、彼と金目当ての結婚をする。Frankの死後、Scarlettは彼女のことをずっと好きだったRhett Butlerと結婚する。しかし彼女は、以前から好きだったAshleyのことがずっと忘れられなかった…。

"Gone with the Wind"の後編です。Scarlettがどんどんたくましく打算的になっていったような気がします。はたから見ると、とんでもない悪女に見えないこともないですね。他の物語のヒロインとは全く異なるタイプのScarlettですが、厳しい情勢の世の中で、あらゆる手段を使ってたくましく生きていく姿が世の女性の共感を呼んでいるのでしょうか。個人的には、Scarlettのような女性とお付き合いをするのはなかなか難しいと思います…。

評価:★★★

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2006.10.10

他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい

他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい
他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい

億万長者になりたいので(笑)読んでみましたが、この本を読んだだけではどうやら億万長者にはなれないようです(笑)。そりゃそうですよね。「億万長者になれる方法」があったとしたら、そんなものはみんなに公開する前に自分が実行しますもんね。この本の著者も、「この本に書いてあることを実践することにより得られる収入増」と「この本を書くことにより得られる印税」を比べたら、絶対後者の方が大きいと思ったから、この本を書いたでしょうしね。

この本の要点は主に以下の2点です。

  1. アメリカのビジネス書は、日本のものより先進的なので、それを読めばビジネスに勝てる
  2. 洋書っていうのは、読もうと思えば意外と読める

2.については、まぁそうかなあと思うのですが、1.についてはかなり疑問を感じます。この考え方は、ソフトバンクの孫社長などが言っている「タイムマシン経営(海外で導入されているビジネスをいち早く日本に持ち込むことでビジネスに勝つという方法)」に通ずるものがあると思います。でも、同じようなことをライブドア元社長の堀江被告も言っていたような気がします。この両者を比較して考えてみると、「新しい情報をいち早く収集する」というのは、ビジネスにおいて勝利するための「多くの必要条件のうちのごく一部」であって「十分条件」ではないように思われます。

ビジネス書としても、英語リーディングの指南書としても、非常に中途半端な気がします。少なくとも、億万長者になれる程賢い人は、この本を買うのに1,300円の投資はしないのではないでしょうか(笑)。

評価:★★

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2006.10.08

Gone with the Wind Part One
(Penguin Readers Level 4)

Gone with the Wind (Penguin Readers
Gone with the Wind Part One
(14,000語 YL:4.0)

Scarlett O'Haraはとても美しく、多くの男性の憧れであった。しかしそんな彼女が密かに想いを寄せていたAshleyは、別の女性と結婚してしまう。ヤケクソになった(?)Scarlettも別の男性と結婚するが、夫はまもなく他界してしまう。そんな彼女の前に現れたのは、チョイ悪オヤジ(???)のRhett Butler。彼のアブないテイストに魅かれながらも、Ashleyのことを想い続けるScarlett。そして彼女達は、南北戦争という時代の荒波に飲み込まれることになる…。

何だかおかしな感じのあらすじ紹介になってしまいましたが(笑)、名作と名高い「風と共に去りぬ」です。Graded Readersにしては珍しく前編・後編と2冊に分かれており、その前編です。「誠実な紳士」と「ダーティなワル男」の間で揺れ動くヒロインという図式で、恋愛ドラマとしては結構典型的な感じですね。そんな中で南北戦争が起こって、みんな極限状態に置かれる中で、Scarlettは悩んだり、怒ったり、嫉妬したりといったいろいろな感情を見せます。ヒロインのScarlettがあんまり美化されておらず、これらのネガティブな感情を表に出していることが読者の共感を呼んで、それがこの作品が多くの人に支持される理由の1つになっているのではないかと想像しています。

評価:★★★

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2006.10.07

八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅

八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅
八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅

この本には、著者の清川さんの英語学習の過程や、イギリスに魅せられて何度もひとり旅をした様子が綴られています。

清川さんが初めて海外旅行(フランス)に行ったのは53歳の時で、そこで英語がうまく通じなかったために、英語の勉強をしようと決意されたそうです。「語学は3歳までに始めないと駄目」とか「今さらこの年になってから英語なんて勉強したって…」なんて声がよく聞かれそうな世の中で、年齢に関係なくトライする清川さんの姿には関心させられます。また、学習の過程においては、実際にトライしたものにしか分からない感覚をとても分かりやすく表現しています。例えば、学習などにおいてどうしても越えられない溝みたいなものがあったとしても、頑張っているうちに「ふっととび越えて、あとから、はっと意識するところに、無限の喜びがある。」と書かれています。これって、きっと多くの語学学習者が共感することだと思います。

また、清川さんは、数々の「大好きな英語の表現」についても書かれています。元々は古典の先生だったこともあって、英語というよりは言語全般について、その美しさや表現の面白さを敏感に感じ取れる人なのでしょうね。

イギリスひとり旅については、彼女は「ひとり旅学校」に入って自分の価値観や自立心と真正面から向き合い、自分を鍛えあげることになると述べています。これもすごく共感できるなぁ、と思います。異国へ行くと、日本では当たり前だったことが当たり前でなかったりするので、常識を覆されることで新たな価値観を見出すこともありますし、家族も親戚も友達も誰もいないような所に行くと、どうしても自分と向き合う時間が多くなりますしね。

その他には、最愛の旦那さんや息子さんが亡くなるなど、悲しい出来事についても書かれています。でも、それらも乗り越えて、前向きに歩み続けていく清川さんの姿は素晴らしいです。常にチャレンジし続ける人って、老若男女に関わらずカッコいいですよね。

評価:★★★★

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2006.10.05

We Didn't Mean to Go to Sea
(Oxford Bookworms Stage 4)

We Didn't Mean to Go to Sea (Oxford Bookworms Library)
We Didn't Mean to Go to Sea
(16,000語 YL:3.8)

Walker家の4きょうだいは、船乗りのJimと知り合いになり、彼のヨットに乗せてもらうことになった。お母さんと「湾まで行くだけ。海には出ない。明日のティータイムまでには帰る」と約束した彼ら。そして船旅が始まったが、Jimが積み忘れた船の燃料を陸まで取りに行っている間にヨットはどんどん流されて行き、子供4人だけを乗せて荒れ狂う海原へと向かっていく…。

少し子供向けっぽい気がしますが、アドベンチャーストーリーとして無難にまとまっていると思います。4人の子供が力をあわせて幾多の困難に立ち向かうところもいいですね。特に長男のJohnが、弟や妹の命を守るべく、立派に「船長」しているのがカッコいいです。

船や海に関する単語が数多く出てきますが、挿絵で説明してあったりするので分りやすいです。

評価:★★★

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2006.10.04

Meteor and Other Stories
(Oxford Bookworms Stage 6)

Meteor and Other Stories (Oxford Bookworms Library)
Meteor and Other Stories
(25,000語 YL:5.5)

ある日、Fontain家の庭に空から球体が降ってきた。謎に満ちたその物体は、滅びゆく星から逃げてきた地球外生命体の宇宙船だった。地球の環境に戸惑う彼ら。そしてついに地球人との接触が…。

表題の"Meteor"を含むSF作品4編のオムニバスです。どの作品も、通常の生活とは異なる世界へ踏み込むことになった者達の苦悩や狂気を鋭く描いています。個人的には、宇宙の僻地で暮らすために火星人の妻を"買って"一緒に連れて行った男の話"Dumb Martian" と、火星の軌道を漂流することになった宇宙船の乗員の狂気を描いた"Survival"が面白かったです。どちらのストーリーにも「普段はとても物静かで弱々しいが、目的のためならどんな困難にも耐えうる芯の強い女性」が出てきて、彼女達の行動にはとても驚かされます。

SFは他のジャンルに比べて、場面や情景を想像するのにかなり想像力を必要とするので、少し読みにくい感もありますが、それだけに想像力を鍛える訓練になるかもしれませんね。

評価:★★★★

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2006.10.03

The Penultimate Peril

The Penultimate Peril (Series of Unfortunate Events)
The Penultimate Peril
(52,000語 YL:6.0)

Baudelaire家の3きょうだいは、自分達の周りにある謎を解明すべく、潜入捜査を開始する。舞台はHotel Denoument。そこには、様々な人々が、様々な計画を企てていた…。

A Series of Unfortunate Eventsの第12巻です。表題にある "Penultimate"というのは、「最後から2番目の」という意味です。なので、第13巻が最終巻になります。12巻も面白かったのですが、ラストがラストだけに続きが気になってしかたありません。本当にどうやって収集をつけるんだろう?謎が謎を呼び、次々に蓄積されていった謎の数々は解決するのだろうか?最後に笑うのはOlaf伯爵なのだろうか?やっぱり3きょうだいは不幸なままで、幸せな結末は望めないのでしょうか?

最終巻は今月発売ですが、作者が何度も述べているように「幸せな結末を望むならば、他の本を読んだほうがいい」のでしょうか???

なんかもう、作者の術中にどっぷりはまりまくりです。

評価:★★★★

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