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2006.10.07

八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅

八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅
八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅

この本には、著者の清川さんの英語学習の過程や、イギリスに魅せられて何度もひとり旅をした様子が綴られています。

清川さんが初めて海外旅行(フランス)に行ったのは53歳の時で、そこで英語がうまく通じなかったために、英語の勉強をしようと決意されたそうです。「語学は3歳までに始めないと駄目」とか「今さらこの年になってから英語なんて勉強したって…」なんて声がよく聞かれそうな世の中で、年齢に関係なくトライする清川さんの姿には関心させられます。また、学習の過程においては、実際にトライしたものにしか分からない感覚をとても分かりやすく表現しています。例えば、学習などにおいてどうしても越えられない溝みたいなものがあったとしても、頑張っているうちに「ふっととび越えて、あとから、はっと意識するところに、無限の喜びがある。」と書かれています。これって、きっと多くの語学学習者が共感することだと思います。

また、清川さんは、数々の「大好きな英語の表現」についても書かれています。元々は古典の先生だったこともあって、英語というよりは言語全般について、その美しさや表現の面白さを敏感に感じ取れる人なのでしょうね。

イギリスひとり旅については、彼女は「ひとり旅学校」に入って自分の価値観や自立心と真正面から向き合い、自分を鍛えあげることになると述べています。これもすごく共感できるなぁ、と思います。異国へ行くと、日本では当たり前だったことが当たり前でなかったりするので、常識を覆されることで新たな価値観を見出すこともありますし、家族も親戚も友達も誰もいないような所に行くと、どうしても自分と向き合う時間が多くなりますしね。

その他には、最愛の旦那さんや息子さんが亡くなるなど、悲しい出来事についても書かれています。でも、それらも乗り越えて、前向きに歩み続けていく清川さんの姿は素晴らしいです。常にチャレンジし続ける人って、老若男女に関わらずカッコいいですよね。

評価:★★★★

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