Dive: The Discovery (Dive Book One)
Dive: The Discovery
(26,666語 YL:4.5)
優秀なホッケープレーヤーのKaz、写真が得意なDante、ファッショナブルで考古学に興味を持つAdriana、そしてハンディを抱えながらも高いダイビングスキルを持つStar。彼ら4人のティーンエイジャーは、多数の応募者の中から選ばれて、Poseidon Oceanographic Instituteのサマーインターンプログラムに参加することになった。真夏のカリブ海でダイビングをすることになった彼らは、海底で驚くべき物を発見する…。
Dive 三部作の第1巻です。海中という舞台の描写がとても素晴らしいですね。色鮮やかな熱帯魚や珊瑚などの神秘的な美しさ、またそれとは裏腹に、一歩間違えば死と隣り合わせという危険、そして海底に沈む宝物というロマンがブレンドされて、絶妙な味わいになっています。これらに「宝物をめぐる陰謀」も加わってきて、見所満載のストーリーになっています。主人公4人のキャラクター設定もよく出来ていると思います。
英語に関しては、ダイビングや海に関する専門用語が多数出てくるので、同じレベルの他の本と比較すると少し読むのが難しい感じがします。でもそれを忘れさせて、読者を惹きつけることのできるパワーを持った作品です。
最後はTo be continuedな終わり方なのですが、第2巻も楽しめそうです。
評価:★★★★
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