« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006.12.29

Moondial
(Oxford Bookworms Stage 3)

Moondial (Oxford Bookworms Library)
Moondial
(11,000語 YL:3.2)

霊感を持つ少女Mintyは、夏休みに田舎のMaryおばさんのお世話になることになった。近所には庭園があり、そこに日時計があった。そこでMintyは突然過去の世界に迷い込み、Tomという男の子とSarahという女の子に出会う…。

「時をかける少女」の物語ですが、話の脈絡がよく分かりませんでした。特に、人々の行動に不可解な点が多く、またそれに対する説明も無いので、「この人たちは何故こんなことをしているのだろう」と思う点が多数ありました。「ファンタジーってのはそういうものだ」と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、読者に対してちょっと突き放した感じの不親切さがあるように思います。

評価:★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.28

Dive: The Deep (Dive Book Two)

Dive
Dive: The Deep
(27,199語 YL:4.5)

Poseidon Oceanographic Instituteのサマーインターンプログラムに参加していたKazら4人のティーンエイジャーは、カリブの海底で難破船の残骸を発見する。その難破船には、多くの財宝が積み込まれていたらしい。しかし、彼らの教官も財宝を狙っていた。教官達に自分達の発見を横取りされないために、Kaz達は夜の海中で捜索を開始する…。

Dive三部作の第2巻です。今回は、真夜中の海中や、ダイビングではたどり着けない深海など、第1巻にもまして過酷な状況への冒険になります。第1巻よりも海中での危険や恐怖がクローズアップされてハラハラドキドキ感も倍増です。

この本を読んで初めて「水圧の変化に対する危険/恐怖」があるのを知りました。例えば、深い深度まで潜っていて酸素がなくなりそうなとき、海面まで急上昇して外の空気を吸えばいいように思えますが、そんなことをすると体が急激な水圧の変化に耐えられず、命の危険にさらされるのだそうです。こんな感じで、ダイビング用語だけでなく、ダイビングの世界の知識もいろいろ得られて面白いです。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.25

Family Honor

Family Honor
Family Honor
(62,156語 YL:7.5)

主人公は私立探偵Sunny Randall。今回の彼女の依頼人は、裕福なPatton夫妻。彼らの一人娘Millicentが家出をしたので捜索して欲しいのだという。なるべく警察沙汰にはしたくないらしい。やがてSunnyは街角に立つMillicentを見つけるが、家に帰りたくないと言う彼女を保護することに。しかしその後、彼女たちは見知らぬ男たちの襲撃を受ける…。

女性私立探偵Sunnyの活躍を描いた物語です。ストーリーの構造自体はそんなに複雑ではなく、むしろ登場人物の描写にウェイトを置いていますね。特に主人公Sunnyのキャラクター設定が丁寧になされています。論理的に事件を見つめる洞察力がある一方、別れた元夫との関係については、自分でも今後どうしたいのかよく分からないなど、矛盾をも含むような多面性を持った女性として、なかなか魅力的に描かれていると思います。

事件の真相は単純でも、女心は複雑といった感じでしょうか。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.23

A Series of Unfortunate Events in 年末

何かこの年の瀬に、PC関連等でトラブりまくっています。

その1
最近メモリー不足になってきたようなので、メモリを増設してしばらくした後、またブルースクリーンが出て、Windows XPのシステムファイルが破壊されてWindows起動不能。
→ 試行錯誤をするも回復せず。結局ハードディスクを増設してWindows再インストール(データ自体は無事)

その2
トラブル対処の疲れがたたったのか、38度超の発熱。
→ 会社を2日も休んでしまう。これは冬休みも仕事か…?

その3
会社に欠席の連絡をメールで出そうと思い、パソコンを立ち上げると画面が真っ暗。
→ ビデオカードが故障していたので、交換。

もういい加減にしてくれぇ!

こんなに同時多発的にトラブルに見舞われるのは初めてです。いまだにPentium 4の自作PCでだましだまし使ってきたけど、新年になったらVista搭載PCを買っちゃって、イッキにバリバリ最新環境を手に入れるぞぅ!!

そしてPCメーカーとMicrosoftの策略にまんまとはまるのだ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.14

Father Christmas

Father Christmas (Picture Puffin)
Father Christmas
(250語 YL:0.8)

サンタさんは目覚まし時計に起こされました。そうです。今日は12月24日。年に一度の「お仕事」の日です。朝ごはんを食べて、ソリを用意して、「制服」に着替えたらお仕事に出発です!

クリスマスイブのサンタさんの1日を描いた絵本です。あまり知られていない、サンタさんの私生活を垣間見ることのできる貴重な(?)絵本です。太っちょで目の小さいサンタさんの姿が、なんともいえずユーモラスでかわいいですね。また、サンタのくせに(?)寒いのが嫌いというのもまた可笑しいです。マンガのようなコマ割りで、台詞も少ないため、英語が読めない子供でも十分に楽しめる「ほのぼの絵本」だと思います。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.13

The Christmas Cat

The Christmas Cat
The Christmas Cat
(1,100語 YL:2.5)

クリスマスイブの夜、家を失った一匹の猫が、吹雪の森の中をさまよい歩いていました。森の端には小さな農家があり、その中では暖かい暖炉のそばで、子供達がクリスマスのcreche(キリスト誕生の様子を表した飾り)の準備をしていました。その頃、森では不思議と吹雪がやんで、さまよう猫の前に一人の男が現れました…。

ストーリーとしては、とてもストレートで奇をてらったところは全然無いのですが、「子供と動物」という最強の組み合わせで、とても温かみのある優しい絵本に仕上がっています。暖炉の暖かさが読んでいる側にも伝わってくるようです。

寒~い冬の夜に、あったか~い部屋の中で読むのにぴったりの一冊です。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.11

The Bronte Story
(Oxford Bookworms Stage 3)

The Oxford Bookworms Library
The Bronte Story
(9,600語 YL:3.2)

愛する妻Mariaに先立たれ、6人の子供とともに残された僧侶Patrick Bronte。しかし生活は貧しく、彼の子供達も次々と病に倒れて命を失ってしまう。しかしそんな中、Charlotte, Emily, Anneの3人は小説家としての才能を開花させていく…。

実在した3人の小説家Bronte姉妹の姿を、彼女達の父親が綴ったノンフィクションです。妻を失い、そして子供達もが次々と「神に召されて」いってしまうのを見届ける父親の姿はとても痛々しくて本当に切ないです。そんな中で彼女達の才能が、あたかも神様から送られた宝物のように輝き、ほんの短い間だけ家族に光を与えます。幸せと不幸せのコントラストが強烈です。

残念ながら今まで彼女達の著書を読んだことはないのですが、Oxford Bookworms シリーズにも何作かあるようなので、機会があれば読んでみたいと思います。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.10

The Railway Children
(Oxford Bookworms Stage 3)

The Railway Children
The Railway Children
(10,000語 YL:3.2)

Bobbie, Peter, Phyllisの3人のきょうだいは、両親と共にロンドンで裕福な暮らしをしていた。しかし、ある日突然父親が家を離れ、子供達は母親と共に田舎で貧しい暮らしを送らなければならなくなった。彼らの新しい白い家の近くには、鉄道の駅があった。やがて子供達は、鉄道員や乗客達と様々な形で関わりあうことになる…。

イギリスの片田舎の鉄道を舞台にした物語です。経済的に困窮した子供達を、いろんな人がいろんな形で助けてくれたり、また子供達が勇気ある行動で他の人たちを助けたりします。ちょっとストーリーが出来すぎな感はありますが、「エエ話やなぁ」系の人情話ですね。

「人々の交流や関わり合い」という、この物語のメインテーマを、「人々が行き交う駅や鉄道」という舞台を使ってなかなかうまく描いていると思います。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.09

Nine Days to Christmas

Nine Days to Christmas (Picture Puffins)
Nine Days to Christmas
(2,700語 YL:3.6)

もうすぐクリスマス。メキシコではクリスマス前の9日間に、posadaと呼ばれるパーティーが、毎晩違う家で繰り広げられます。今年は一番初めのposadaが、5歳になったCeciの家で開かれることになりました。Ceciは大喜び。Posadaが待ちきれません。そしてCeciは、お母さんと一緒に、posadaに欠かせない"pinata"を買いに行きます…。

メキシコのクリスマスの様子を描いたちょっと変わった感じの絵本です。絵柄も鉛筆で描いたようなタッチで、部分的にカラーになっていたりして独特な感じがして面白いです。クリスマスが近づいてきてわくわくしたり、またお気に入りのお人形に話しかけたりするCeciの姿がとてもかわいいですね。また、絵を見るとCeciが後ろ姿で描かれている場面が多いのですが、もしかしたら、作者も子供が何かに夢中になっていたり、子供ながらに一生懸命考えていたりする姿を後ろから見て、彼女の心の中をのぞいて見て、彼女の視点から物語を描いてみたくなったのかもしれませんね。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.08

The Bungalow Mystery
(Nancy Drew Mystery Stories #3)

The Bungalow Mystery (The Nancy Drew Mystery Stories, 3)
The Bungalow Mystery
(32,826語 YL:5.0)

Nancyは夏休みに湖でボートに乗っていたが、嵐にあって危うく溺れそうになるが、間一髪でLauraという女性に助けられる。彼女は母親を亡くしたばかりで、新しく後見人となるAborn夫妻に会いに来たのだという。その後見人はLauraが相続する遺産を狙っているように見えたのだが…。

Nancy Drew Mysteryシリーズの第3作目です。事件の構造や人間関係はそんなに複雑ではないので、物語の前半で事件の真相がおおよそ想像できてしまう人も少なくないかと思います。ですが、その分ストーリー展開がきちんとしているので、安心してサクサクと読み進めることができます。

このシリーズの魅力は、ストーリー展開というよりは、やはりNancy Drewというキャラクターにあるのではないかと思います。コンバーチブルを乗り回し、お洒落でちょっと洗練されたセレブな感じがする一方で、真相解明のためならどんな危険も厭わないという好奇心と勇気。そしてなんといっても事件に対する洞察力の鋭さですね。優雅さと優しさ、そして強さと賢さを備えたパーフェクトな女性として描かれていると思います。男性よりはむしろ女性が憧れる存在のように見えますね。個人的には、ちょっとくらい欠点があった方が魅力があるように思いますけど。でも「いつも一本だけ鼻毛が出ている」とかは却下(笑)。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.07

Wyatt's Hurricane
(Oxford Bookworms Stage 3)

Wyatt's Hurricane (Oxford Bookworms Library)
Wyatt's Hurricane
(11,113語 YL:3.2)

若き気象科学者Whattは、超大型台風Mabelの調査を行なっていた。過去のデータから見ても、MabelがWhatt達のいるSan Fernandez島を直撃する可能性は低いと思われた。しかしWhattは、Mabelが島を直撃して大惨事を引き起こす予感がした。警告を発するWhattであったが、誰も彼に耳を貸さない。そんな中、反乱軍による内戦が勃発した…。

台風による災害と反乱軍による内戦という2つの危険が絶妙にブレンドされたパニックストーリーです。まず、主人公Whattの「勇気と行動力にあふれる、有能な若きサイエンティスト」というキャラクター設定がすごくいいですね。こういうの大好きです。また、他の登場人物もなかなかキャラが立っていていいです。特に反乱軍のリーダーのFavel。彼がWhattから台風の情報を聞いたときに、彼が立てた作戦の残酷なこと!また、ストーリー展開も早くて物語にぐいぐい引き込まれていきますし、台風や戦争に対する人々の恐怖も見事に描ききっています。

約10,000語という語数からは考えられない程の内容の濃さです。久々に読みごたえのある優良Graded Readersに出会ったような気がします。

評価:★★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.05

Goldfish
(Oxford Bookworms Stage 3)

Goldfish (Oxford Bookworms Library)
Goldfish
(10,854語 YL:3.2)

私立探偵のCarmadyは、友人であるKathyから、ある男の話を聞く。その男は、19年前に盗難され、未だ行方不明で25000ドルの賞金がかかっている真珠のありかを知っているという。しかし、Carmadyがその男に会いに行くと、彼はすでに殺されていた…。

トレンチコートと帽子が似合う私立探偵が活躍するハードボイルド系クライムストーリーです。話が短くまとめられているせいか、人間関係や次々と起こる事件の相関が分かりにくいです。オチもなんとなく読めてしまうので、あまりスリルを味わうことはできませんでした。雰囲気はいい作品なんですけどねぇ…。

評価:★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.04

The Crown of Violet
(Oxford Bookworms Stage 3)

The Crown of Violet (Oxford Bookworms Library)
The Crown of Violet (Oxford Bookworms Library)
(11,069語 YL:3.2)

古代ギリシャのアテネに住む少年Alexisは、ある日、川のほとりでCorinnaという少女に出会う。彼らはすぐに意気投合し、演劇の脚本家になりたかったAlexisは、Corinnaのアドバイスを受けてコメディの脚本を仕上げていった。そんな中、アテネの民主主義を脅かす陰謀が企てられていた。それに気づいたAlexis達は、陰謀を阻止すべく立ち上がる…。

古代ギリシャを舞台にしたアドベンチャーストーリーです。この時代を題材にした物語をあまり読んだことがなかったので、新鮮な気分で読めました。Alexis達が知恵と勇気で陰謀に立ち向かう姿は見ていてとても気持ちがいいですし、物語中に出てくるソクラテスの機転のきいた会話も楽しめます。ストーリー自体は短く要約されていますが、伏線なんかもきちっと張ってあって、なかなか本格的な構成になっています。

ハラハラドキドキを楽しめる正統派アドベンチャーストーリーを探している人にお勧めの一冊です。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.03

The Wind in the Willows
(Oxford Bookworms Stage 3)

The Wind in the Willows
The Wind in the Willows
(11,000語 YL:3.2)

仲良しのMoleとRat。彼らの友達のFrogは、お金持ちで新し物好きで自慢話が大好き。そんな彼が馬車に飽きて自動車に興味を持ったからさあ大変。危険な運転を繰り返すFrogを見て、MoleとRat、そして思慮深いBadgerは、何とか彼の心を改めさせようとするのですが…。

森や川に住む動物達の物語です。トラブルメーカーのToadはかなりヤバい感じがする奴なのですが、ストーリー全般はとてもほのぼのとした雰囲気で進んでいきます。挿絵に描かれているキャラクター達も、表情にとても愛嬌があってほのぼの感を倍増させてくれます。また、四季の移り変わりによって、動物達の行動にもいろいろ変化があるのも面白いですね。

難しいことを考えずにお気楽な気分で楽しめる一冊です。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »