カーズ
マックィーンは新進気鋭のルーキー・レーシングカー。誰よりも速く走りたかった彼は、全米が注目するピストン・カップで優勝がかかったレースに出るために、カリフォルニアへと向かった。しかし、その途中でラジエーター・スプリングスというさびれた町に迷い込む。そこで彼が見つけた「大切なもの」とは…。
レーシングカーが、「速く走ることよりも大切なこと」を見つける物語です。「イチバンになることや、他人を負かすことよりも大切なことがあるんだよ」なんて言うと、「そんなの絵空事だよ」と切り捨てる人もたくさんいるかもしれません。でも、この映画は、他の車よりもコンマ数秒速く走ることで、巨万の富と名声を得ることができるレーシングカーという素材をうまく使って、とても自然な感じでテーマを表現していると思います。マックィーンの光沢など、CG映像もすごくリアルで息をのむほどです。
スピード感あふれるレースシーンではすごくドキドキするけど、観終わった後にはとても優しい気持ちになれる映画です。子供が見てももちろん面白いでしょうけど、成果主義や格差社会の世の中で、誰よりも先に行くために努力することに、ちょっと疲れを感じてしまった大人たちにお勧めです。明日への活力がわいてきますよ。
評価:★★★★
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