Unbroken
Unbroken
(47,722語 YL:6.0)
少女Harrietは、母親と二人暮らしをしていたが、不慮の事故で突然母を失ってしまう。母の遺言により、Harrietは叔母であるSarahの家に住むことになる。「叔母さんは私達が嫌いなはずなのに、どうしてそんな遺言を…」と戸惑うHarriet。母を亡くした悲しみ、叔母への怒り、反抗そして衝突…。しかし、Harrietの心に、少しずつ変化が現れる…。
母親を亡くした女の子の成長物語です。物語は主人公であるHarrietの視点で書かれているのですが、いつも一緒にいた母親を亡くした悲しみ、そしてその母について知らなかった事実を少しずつ知る度に起こる彼女の心境の変化がとても繊細に、ストレートに表現されています。穏やかな農村部の風景の描写も鮮やかです。
子供受けする内容かどうかは別として、僕が小学校の教育関係者だったら、「推薦図書」の候補に挙げたい作品です。
評価:★★★★
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