Rapunzel
Rapunzel
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昔々、子供の誕生を待ちわびる夫婦がいました。お腹の大きくなった妻は、隣の魔女の家の庭に生えているrapunzelの葉っぱが食べたくてしかたなくなりました。そこで夫に頼んで、rapunzelを取ってきてもらっていたのですが、魔女に見つかってしまいました。「rapunzelが欲しければ好きなだけ取っていけばいいさ。でも、生まれてくる子供を私によこしなさい。」そして魔女は生まれたばかりの娘を連れていき、Rapunzelと名づけた。彼女が12歳になると、魔女は高い高い塔の中にRapunzelを幽閉した…。
グリム童話"Rapunzel"の絵本です。絵本とは言っても、イラストは中世の絵画のようで、とても格調高い雰囲気がします。ストーリー的にも絵柄的にも「オトナ向け」という感じがします。Rapunzelという植物はあまり馴染みがないのですが、wikipediaによると「オミナエシ科の植物・ノヂシャ」だそうで、「その栄養バランスから、妊婦が食べるのによいとされる植物である」のだそうです。
で、この物語のテーマというか、教訓みたいなものがよくわからないのですが…。おそらくは「できちゃった結婚は、時として騒動のもとになるので、できれば避けるように努力した方がいいよ」ということ、かな(笑)。
評価:★★★
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