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2007.07.13

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban


Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
(107,253語 YL:7.5)

Dursley家でのつらい夏休みも終わり、Hogwarts魔法学校での3年目を迎えたHarry。だが、12年前の大虐殺事件の犯人Sirius Blackが、脱出不可能と言われるAzkabanの牢獄から脱出し、Harryの抹殺とVoldemortの復活を狙っているという。Dementorと呼ばれる不気味な者たちに警護されながら、異様な雰囲気の中、新学期が始まった…。

やれ最終巻の発売だ、やれ映画第5弾公開だと世の中が盛り上がっている中、非常にマイペースな感じで(笑)ハリーポッター第3巻でございます。ハリポタシリーズの面白さは多くの人が認めるところなので、今さら褒めてもしょうがないとは思うのですが、褒めます(笑)。

Harry達がHogwartsにたどり着く前から、読んでいるうちにどんどん大きくなってくる「ワクワク感」はどこから出てくるのでしょうか?個人的には「緻密な設定」の存在が大きいと思います。例えば、「ホウキに乗って空を飛ぶ」とか「杖で魔法を使う」というのは、ファンタジーではオーソドックスな設定ですが、ホウキにはそれぞれ(Nimbus 2000とか、Fireboltとかカッコイイ)名前があって、それぞれ性能によって値段が異なるだとか、魔法を使うためには学校に行って、カリキュラムを組んで、各教科の先生から学んで、試験を受けて合格しなきゃいけないなどのディテールが、想像力を膨らませてくれるのだと思います。ストーリー展開も、表層的な情報の裏に真実が散りばめられており、とても計算されていると思います。

10万語を超える児童書は、そうそうお目にかかれませんし、子供が読むにはちょっとボリュームがあるように思いますが、読者をとらえて離さないパワーを持った作品です。世界中の人々に愛されるのも納得です。

ただ、HarryとRonに感化されたのか、はじめは優等生キャラだったHermioneが、だんだんワイルドになっていくのがちょっと心配(笑)。

評価:★★★★★

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コメント

ハリポタ!いいですね(^▽^)やっぱり面白いんだ・・ぴくりんさんが星5つ・・・。
ぴくりんさんの書評を読むとますます読みたくなります。
いつか1巻にたどり着くぞ!

リンクありがとうございます♪
私もリンクさせていただきますね(^▽^)

投稿: ノラ | 2007.07.21 23:15

ノラさん、こんにちは。ぴくりんです。
コメントありがとうございます。

ハリポタいいですよ。10万語を超える本なんてなかなか読まないですが、この本は内容にひかれてどんどん読み進めていくことができます。

ただ今、「最終巻の日本語版が出る前に、原書コンプリートしてちょっとだけ優越感に浸っちまおうか作戦」を決行しようか思案中です(笑)。

ノラさんも、ハリポタ読んだら是非感想を聞かせて下さいね!

投稿: ぴくりん | 2007.07.22 23:42

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