Missing Angel Juan
(The Weetzie Bat Books: Vol.4)
Missing Angel Juan
(29,247語 YL:6.0)
L.A.に住むWitch BabyとAngel Juanは恋人同士だったが、AngelがN.Y.に行ってしまい、離れ離れになってしまう。音信不通になったAngelを追いかけてN.Y.へ行ったWitch Babyであったが、どうやってAngelを探してよいものか分からない。そんな彼女の前に現れたのは、育ての親の父親(almost-grandfather)のCharlieの幽霊だった…。
ラブストーリーのようなファンタジーのようなホラーのような物語です。物語の中盤で、Witch BabyがAngelの手がかりを探してN.Y.を右往左往する場面はそうでもないのですが、残り30ページくらいからストーリーががぜん面白くなってきて、物語のテーマも次第に見えてきます。恋愛などの人間関係における、依存とか独占欲とか、そういうものについて考えさせられます。
シリーズものであることを知らずに、いきなり4巻目から読んでしまいましたが、1冊で物語がきちんと完結しているので、問題はありませんでした。ただし、情景や心情の描写における文章はやや難易度が高めで、同じくらいの文章量の他の本と比べたら、読むのがちょっと難しいです。
評価:★★★
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