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2007.08.31

Return to Del
(Deltora Quest: Vol.8)


Return to Del
(26,937語 YL:5.5)

ついにDeltora王国を救うといわれる7つの宝石を集めたLief達。それらの宝石を埋め込んだベルトを、Deltora王国の真の継承者が身に着ければ、悪を滅ぼす強烈な力を解き放つという。しかし、その継承者はどこにいるのか?彼らの「最後の冒険」が始まる…。

Deltora Questの最終巻です。過去に登場したキャラクターが何人か出てくるのですが、正直あんまり覚えていなくて、「えーと、コイツ誰だったっけ?」みたいなのが何人かいました(笑)。

今回の冒険の最大の目的は「Deltora王国の真の継承者」を探し、Shadow Lordを倒すというものですが、この「真の継承者」をめぐっては、もう「どんでん返し」の連発で、いい意味で読者を最後までイライラさせてくれます。正直なところ、「真の継承者」の正体は、僕にとって全く予想外でした。完全に「あぁ、やられた!」という感じです。

物語が進むにつれて、あらゆる要素がきちんと収束していき、物語が完結する展開は見事です。まさに「王道」を行くファンタジーの傑作ですね。

評価:★★★★

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2007.08.28

Lord Loss
(The Demonata: Vol.1)


Lord Loss
(43,545語 YL:4.5)

少年Grubbsの家族は何か隠しているようだった。両親は彼の「おしおき」を軽減したり、姉のGretは彼に高価なプレゼントをくれたり…。そんなある日、両親と姉は泊りがけで出かけるというので、Grubbsは叔母さんの家で一晩過ごすことになった。家族の行動を怪しんだ彼は、叔母の家をこっそり抜け出し、自宅へと向かった。そこで彼が目撃したのは、家族の変わり果てた姿と、本物の…悪魔…。

The Saga of Darren Shanシリーズの作者、Darren Shanの新シリーズ"The Demonata"の第1巻ですが、今回のシリーズの主人公はDarren Shanではありません(なんのこっちゃ(笑))。The Saga of Darren Shanではヴァンパイアの話でしたが、今回はワーウルフ(狼男)です。ヴァンパイア、ワーウルフときたら、次回作はやっぱりフランケンでしょうか。フンガーフンガー(って、今時の若い子達は知らないか。怪物くん(笑))。

悪魔、ワーウルフ、そして「チェス」という3つの要素をうまくミックスして、ダークでクールなストーリーを紡いでいます。Darren Shanの作品らしく、スプラッターや緊迫のバトルシーン、そして多少のご都合主義(笑)も健在です。The Saga of Darren Shanで彼のファンになった人なら、必読の作品です。読んでいる間は「評価は星4つくらいかなー」と思ってましたが、「最後の2行」にやられました。星5つです!!

スプラッタホラー作品にしては、今回何故か書評がフザケ気味だな(笑) <自分

評価:★★★★★

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2007.08.27

Bony-Legs


Bony-Legs
(848語 YL:0.8)

森の奥に、Bony-Legsと呼ばれる魔女が住んでいました。彼女は小さな子供が大好物で、いつも家の中で子供が通りかかるのを待っていました。そこへ、小さな女の子Sashaが、針と糸を借りに来ました。SashaはBony-Legsにつかまってしまったのですが…。

何だか日本昔話に出てきそうなストーリーの絵本です。Sashaは優しい心の持ち主で、その優しさがSashaの窮地を救うというストーリーがいいですね。長い爪、大きな鷲鼻で、いかにも悪そうな感じの魔女Bony-Legsのイラストがいい味出してます。

評価:★★★

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2007.08.25

キム・ポッシブル ザ・ムービー
ドラマチック・ナイト

ドラマチック・ナイト
ドラマチック・ナイト

Kim Possibleは、世界を股にかけ悪人達をこらしめる、スーパー女子高生。でも、そんな彼女の格好よくかつ乱暴な(?)姿は常にテレビで報道されるので、男の子達はあまりKimの周りに寄ってこない。もうすぐ高校のダンスパーティがあるというのに、イケメン達は皆予約済み。そんなKimの前に、突然転校生のEricが現れて、2人はいい雰囲気に。それが面白くないKimの親友Ron。そして別の場所では、悪者Dr.Drakkenの「世界征服計画」が着々と進んでいた…。

ディズニーアニメKim Possibleの映画版です。冒頭でいきなりド派手なトーキョー上空での空中チェイスシーンから始まり、視聴者をグッと惹きつけます。アクションシーンだけでなく、ストーリーのプロットもなかなか凝っていて、伏線とまでは言わないまでも、物語の前半で出てきた様々な要素が、後半になって意味を持ってくる構成になっています。また、普段は稚拙な(笑)Dr.Drakkenの作戦も、今回はかなり凝っていて、彼が今までで一番世界征服に近づいた物語でもありますね。

アニメシリーズでは、幼なじみで親友同士のKimとRonですが、この物語ではお互いを「異性」として意識しはじめるような感じの展開になり、ドキドキ感もあります。また、場面に応じて様々に変わるKimの衣装も見どころですね。

Kim Possibleは一時期ハマって、ディズニーチャンネルで「英語+クローズドキャプション(字幕)」でかなり多くのエピソードを見ましたが、その中でも最高峰の出来であると断言できます。テレビシリーズのファンであれば、必見の作品です。

評価:★★★★★

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2007.08.23

Horseradish: Bitter Truths You Can't Avoid
(A Series of Unfortunate Events)


Horseradish: Bitter Truths You Can't Avoid
(6,396語 YL:3.0)

A Series of Unfortunate Eventsシリーズにおける、語り手のLemony Snicketの「名言集」ですが、はっきり言って「ひどい作品」です。本編のファンであれば、この本をわざわざ読まなくても、書いてあることのほとんどは1回読んだことがあるでしょうし、本編を読んだことがない人にとっては、書かれてある文章がどんな状況で書かれたのか分からないので、全く楽しめないと思います。

正直なところ、作者が楽に小銭を稼ぐために、自分の書いたA Series of Unfortunate Eventsシリーズの人気を「乱用した」としか思えません。まさに「読むと不幸になるから読むな」的作品です。

評価:★

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2007.08.22

Lemony Snicket: The Unauthorized Autobiography
(A Series of Unfortunate Events)


Lemony Snicket: The Unauthorized Autobiography
(16,269語 YL:4.0)

A Series of Unfortunate Eventsの外伝的な作品で、Lemony Snicketが捜査の過程で収集した資料等が収められています。各資料は脈絡のない写真や新聞記事などで構成されており、手書きの書き込みがあったり、人名の多くはイニシャルで記載されているなど、とても不明瞭な書き方です。

この本には暗号化されたメッセージが埋め込まれていて、それを解読すると物語の本編では明らかにならなかった事実が分かるようなことが書いてある雰囲気なのですが、解読方法も不明だし、解読できたとしても、正解を確かめることすらできません。

本編の大ファンだったのですが、「分かる人だけ分かってくれればいい」という作者の姿勢も、ここまで度が過ぎるとちょっと辟易してしまいます。

評価:★★

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2007.08.19

Harry Potter and the Goblet of Fire


Harry Potter and the Goblet of Fire
(190,637語 YL:9.0)

Harryは、夏休みにRon達と一緒にQuidditch World Cupを観戦に行くが、試合終了後に、空に不吉な兆しが現れる。そしてHogwartsでの新学期が始まったとき、Dumbledore校長からアナウンスが。「今年、このHogwartsで、3つの学校の代表者による対抗戦、Triwizard Tournamentを開催する。」しかしその裏には陰謀が…。

Harry Potterの第4巻です。何がすごいって、まず本が重くて厚くてかさばる(笑)。約19万語を半月程度かけて読みましたが、読む本を常時持ち歩く通勤タドキストにはなかなかつらい本です。家でじっくり読みましょうということですかね(笑)。

これまでの話は、Hogwarts魔法学校とそのメンバーに「閉じた」話だったのですが、この巻では、国の代表同士が戦うQuidditch World Cupや、Hogwats以外の魔法学校なんかも出てきて、舞台設定が一気に広がった感じがします。World Cupがあるということは、もしかしたら「Quidditch日本代表」みたいなのもいるのかもしれませんね。なんか弱そう(笑)。

でも、この作品の最大の見所は、物語冒頭のQuidditch World Cupでもなく、最後の方の○○との対決でもなく、物語中盤での「クリスマスのダンスパーティ」でしょう。パーティの日までにダンスのパートナーを選ばなくてはならないのですが、パートナーが決まらずに右往左往するRon達を尻目に、Hermione達女の子はサクッとパートナーを決めてしまうあたりがいいですね。この世代の同年代の男の子と女の子を比べると、やっぱり男の方が「お子ちゃま」なのでしょうか(笑)。

HarryやHermione達も成長して、「男の子/女の子」から「男性/女性」へと少しずつ変化していくのが読み取れます。また、いろんなキャラクターの「知られざる過去」なんかも明らかになってきて、人間関係にもいろいろ変化が現れるので、また次回作も楽しみです。

評価:★★★★

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2007.08.18

最強の通勤イヤホンを求めて

普段、通勤電車に乗っている時は、8割方洋書を読んでいるのですが、駅まで歩いている間はiPod nanoで音楽を聴いています。iPod nano自体は小さくて使い勝手も良く、非常に気に入って使っているのですが、iPodと一緒に使う「イヤホン」はなかなかピッタリ気に入るのを見つけるのが難しいです。

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2007.08.17

Sad Book


Sad Book
(620語 YL:2.4)

男は悲しかった。愛する息子Eddieを亡くしてから。男は悲しみのあまり、時には怒った。誰かに話を聞いて欲しかった。誰とも話したくない時もあった。悲しみを忘れようと、楽しいことをしようとした。悲しみは何所にあるのだろう。いつ、悲しみはやってくるのだろう。悲しみは、誰のところにやってくるのだろう…。

最愛の息子を亡くした男の悲痛な叫びを描いた本です。とても受け入れられない現実を受け止めなければならない、狂おしい彼の姿を見ると、読んでいるこちらまで悲しくなってきます。でも、彼の気持ちは、きっと彼自身にしか分からないのでしょうね…。

イラストは、Roald Dahlの作品でおなじみのQuentin Blakeです。Dahlの作品ではユーモラスな挿絵が多いのですが、この絵本はテイストが違います。「楽しかった頃の思い出」が鮮やかに描かれているところが、とても切ないです。

評価:★★★

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2007.08.15

Gorilla


Gorilla
(460語 YL:1.5)

Hannahはゴリラが大好き。ゴリラの絵本を読んで、ゴリラのテレビ番組を見て、ゴリラの絵を描く。でも実は、本物のゴリラを見たことがない。お父さんはいつも忙しくて、動物園に連れて行ってもらえない。でも、誕生日の夜に奇跡が起こる。プレゼントにもらったゴリラの人形が話しかけてきた!「動物園へ行きたいかい?」

ゴリラと、ゴリラ好きの女の子の絵本です。ゴリラの顔などもリアルに描かれていますが、とても愛嬌のある顔をしていますね。反対に、主人公のHannahは横顔や後姿が多くて、表情が少し分かりにくいのが残念です。せっかくだから、大好きなゴリラと一緒でHappyなHannahの笑顔を大きく描いてほしかったですね。

評価:★★★

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2007.08.13

LANDISK購入


I-O DATA LANDISK Home HDL4-G1.0

今年のはじめにノートPCを購入したのですが、今まで使っていた自作PCのデータの共有や、ノートPCのデータのバックアップために、IO-DATAのLANDISKを購入しました。5万円台半ばで1TBのNASが購入できるなんて、いい世の中になりましたねぇ…。

本体がコンパクトなだけに、ACアダプタの巨大さが目立ってしまうのと、冷却ファンがついているにも関わらず、長時間使用していると本体がかなり熱くなってくること以外には、大きな不満はありません。

RAID5対応なので、バックアップ用途にはとてもいいですね。大事なデータは全てLANDISKにバックアップしておこうと思います。

評価:★★★★

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2007.08.08

That New Animal


That New Animal
(500語 YL:0.5)

2匹の犬、FudgeFudgeとMarshmallowは、あの「あたらしいいきもの」が嫌い。だってあいつが家に来てから、ご主人さま夫婦はそいつに夢中で、ぜんぜんかまってくれなくなったから。2匹は相談します。「あいつ、食べちゃおうか」「やめときなよ。きっと大変なことになるよ」「じゃあ、ちょっと噛むだけ」「だめだよ」…

赤ちゃんの産まれた家庭での、飼い犬の「やきもち」を描いた絵本です。まんまるな顔の赤ちゃんや、胴長短足の2匹の犬がとても可愛く描かれています。犬たちはあまり面白くないかもしれませんが、なんともいえない微笑ましい雰囲気に包まれている絵本です。

評価:★★★

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2007.08.06

横浜市立図書館は多読に最適!

今回は、僕がいつもお世話になっている横浜市立図書館の洋書の所蔵状況などについてレポートします。

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2007.08.04

英語版速読法 eyeQ

すっかりサボり気味の英語速読プロジェクトですが、最近、eyeQという英語版速読練習法のサイトを見つけました。説明によると、このeyeQは、川村明宏さんという方が開発されたそうで、「全米ナンバーワン」のシェア(多分自称)なのだそうです。

で、公式サイトに「7分間でできるお試しフリーデモ」があったので、チャレンジしてみました。基本的には、画面を移動する絵を目で追いかけたり、高速で表示される文章を読むものなのですが、初めてやったときには…。

オエエエェ。気持ち悪いィィィィ。
○| ̄|_

と乗り物酔い状態になってしまい、途中で挫折してしまいました。注意書きにも、「気持ち悪くなったらすぐやめるように」と書いてありましたし、これはアルコールの入った状態でやっては絶対にいけませんね。

それでも、ストップウォッチ片手に教科書とにらめっこするよりは面白いですし、「分速10,000語」というのがどれくらいの速さなのかということをビジュアル的に体験できるのが面白いです。

ネックはやっぱり「コスト」ですね。基本的なセットを一括購入すると約$200だそうで、効果が上げられるのかどうか分からないものを買うのにはちょっと躊躇してしまう値段ですね。しばらく「無料お試し版」を続けてみてから考えようかな…。

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2007.08.02

The Valley of the Lost
(Deltora Quest: Vol.7)


The Valley of the Lost
(25,603語 YL:5.5)

Deltora王国を救う宝石を6つ集めたLief達。彼らは最後の宝石Diamondを求めて、The valley of the lostへと入り込んだ。そこには幽霊のような者達に囲まれて暮らす、宝石の守護者がいた。「ワシと勝負をしよう。お前たちが勝ったら、ダイヤモンドはくれてやる…」

Deltora Questの第7巻です。今回宝石を守るボスキャラ(?)は、今までの奴らとはちょっと違って「頭脳戦」を挑んでくるのが面白いですね。戦闘シーンは少ないので、ちょっと淡白な印象もありますが、その分謎解き/パズル要素は増量中(?)で、クイズ好きにはたまらない作品です。

評価:★★★★

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2007.08.01

The Three Golden Keys


The Three Golden Keys
(3,324語 YL:2.0)

その男が乗っていた気球は強い風に流され、大きな町の広場に着陸した。そこは、男が育ったプラハのようだった。男は自分の家を見つけたが、ドアには3つのカギがかかっていた。男はカギを探しに、黒猫の後をついていく…。

なんとも不思議な感じのする絵本です。絵柄は子供が見たら泣いてしまいそうなくらい不気味ですが、とてもインパクトがあり、一回見たら忘れられません。それでいて、子供の頃にタイムスリップしたような、少しなつかしい気持ちを感じたりもします。人によって賛否は分かれそうですが、すごく個性的な作品であることは間違いないと思います。

評価:★★★

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