Harry Potter and the Half-Blood Prince
Harry Potter and the Half-Blood Prince
(168,923語 YL:7.2)
Hogwartsでの6年目を迎えるHarry Potter。今年の新学期には、何故かDumbledore校長がHarryの家までわざわざ迎えに来るという。果たしてその真意は…?そして、Hogwartsでは、Dracoが不穏な動きを見せる。何とか彼の秘密を暴こうとするHarryであったが…。
Harry Potterの第6巻です。一言で言ってしまえば、最終巻への「つなぎ」ですね。最終巻に向けての伏線っぽい箇所も多数ありましたし、物語が完結する前に、Harryが知っておかなければならないヴォー様(仮名)の過去なんかも明らかになってきます。「まとめにかかってきてますね。ローリングさん」という感じです。「過去のおさらいと未来への伏線」以外にも、もうちょっとストーリー的なふくらみが欲しかったです。
ストーリー全般にわたって、今回Harryは何をするにもDumbledore校長に頼り切っているので、正直なところ、Harryの見せ場はほとんど無いように思います。この巻に限って言えば、主役は間違いなく校長ですよね(笑)。
というわけで、ちょっと不満の残る作品ですが、逆に「これだけまとめの準備をしておけば、最終巻できちんと物語がまとまるだろう」という妙な安心感があったりもします(笑)。
評価:★★★
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