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2008.03.27

Captain Underpants and the Attack of the Talking Toilets


Captain Underpants and the Attack of the Talking Toilets
(6,200語 YL:4.3)

GeorgeとHaroldが生み出した恐怖の人喰いトイレ達。彼らは学校中を暴れまわり、学校は阿鼻叫喚の地獄絵図(?)。このまま人類はすべてトイレに喰われて滅亡してしまうのか?いや、こんな時にこそ彼がいる!そう、僕らのCaptain Underpants!人類の存亡を賭けた戦いが、今、始まる!

…などという大袈裟なあらすじは置いといて(笑)、Captain Underpantsの第2弾です。小学生が思いつきで描いた落書きをそのまま作品にしたような、相変わらずのバカバカしさは健在です。「くだらね~」とか言って笑いながら楽しめる作品です。トイレだとかパンツだとかのくだらない話題で笑うのが好きな男子小学生には無条件でオススメ。

評価:★★★★

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2008.03.26

Independence Day


Independence Day
(33,000語 YL:4.0)

突如として世界中の空に現れた多くの宇宙船。それらは大都市を容赦なく次々と破壊していった。その時、合衆国大統領Whitmoreの決断は?人類の存亡を賭けた戦いが始まる…。

ウィル・スミス主演の映画"Independence Day"のノベライズです。ストーリーは「世界の危機に勇敢なアメリカ人達が立ち向かう」というもので、典型的なハリウッドパニック映画という感じでしょうか。映画と違って迫力のある映像が無いので、読者をひきつけるのが少々難しいかもしれません。

また、出来事の描写が多く、登場人物の心理描写などはあまり詳しく書かれていません。まぁ、映画の場合は登場人物の心理はその行動や表情から類推するしかないので、そのノベライズに心理描写が少なくても仕方ないのかもしれません。

不満な点もいろいろあったりするのですが、99セント(税抜き)で買ったことを考えると、コストパフォーマンス的に許せてしまう感じがするのが不思議(笑)。

評価:★★★

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2008.03.21

ハリポタコンプリート!

Harry Potter and the Deathly Hallowsを読んで、Harry Potterシリーズをコンプリートしましたので、感想をまとめておきたいと思います。

1巻から全部読んでみると、やっぱりこのシリーズがNo.1ファンタジーとして多くの人に親しまれているのも分かりますね。そう思う理由はいくつもあって書ききれないのですが、3つ挙げるとすると以下のような感じですね。

1. ストーリー展開・緻密なプロット

児童書とはいえ、ストーリーはかなり大人向けだと思います。登場人物が死んだりして悲しい場面も多いし、正直「本当に子供に受けているのかな?」と思うほどです(実際に「ハリポタファンの小学生」とかには会ったことないし)。で、そんな物語の中にいろいろ伏線が張りめぐらされており、それらが後でパズルのピースのようにぴったりはまっていくのがとても気持ちいいですね。ストーリー展開そのものに「計算された美しさ」を感じます。特に最終巻を読んだ後では、「作者は第1巻を書くときに、この結末をすでに考えていたのではないか?」と思わせるほどです。プロットは有名ミステリと比較しても全くひけをとらない出来だと思います。

2. 緻密な設定と描写

「主人公は両親を亡くして意地悪な親戚の家で暮らす不幸な少年。でもそんな彼が実は魔法使いで大活躍」なんて書くと、多くの児童書にありがちな設定のように思います。でも、魔法使いの学校があり授業科目やテストがあるとか、空飛ぶホウキにも名前や性能や値段があるだとか、ここまでの細かい設定をしている作品はほとんど無いと思います。きっと、物語には出てきていない隠れた設定なんかも、すごくたくさんあるのではないでしょうか。

また、設定だけでなく情景描写も非常に細かいですよね。ストーリーとは全く関係の無いところで、生物でないものが勝手に動いていたりしますし、DragonやTrollなどの不思議なクリーチャー達の姿も綿密に描写されており、想像力をかきたてます。

3. 魅力的なキャラクター達

割と短気な少年Harryは置いといて(笑)、魅力的な登場人物が多いですよね。特に注目したいのは悪役。同級生にDraco、先生にSnape、そして宿敵としてVoldemortという、それぞれ小・中・大というレベルの悪役の配置が見事です。で、物語の中で誰が一番インパクトがあったかと言うと、やっぱりSnape先生ですね。第1巻からHarryを目の敵にするようなイヤな奴という役回りなのですが、魔法を使ってまで彼を陥れようとするわけでもなく、Harryを助ける場面もあるという不思議な存在でした。物語が進むにつれて、彼の物語に占める役割もどんどん大きくなっていきますし、彼の存在がなかったら、きっと物語はすごくつまらないものであったでしょうね。

というわけで、Harry Potterを読みきったのですが、「もっと続けて欲しかったか」と問われると、おそらくは「No」と答えると思います。新しいHarryの冒険にもう会えないのは残念ですが、HogwartsあってのHarryですので、HarryがHogwartsを卒業する年頃の時が、物語のいい終わり時のように思います。今まで充分に楽しんだし、「人気があるのでHarryが中年になる頃までダラダラと続けていったら、どんどんつまらなくなった」なんてことになってほしくないですしね(笑)。

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2008.03.20

Harry Potter and the Deathly Hallows


Harry Potter and the Deathly Hallows
(197,651語 YL:7.8)

Harryが17歳になる時、彼を守っていた魔法が解ける…。Privet Driveは彼にとってもう安全な場所ではなくなった。彼を安全な場所へ移すべく集結したThe Order of the Phoenixのメンバー達。迫るDeath Eater達をかいくぐりながら、Harryは託された使命を果たすことができるのか?宿敵Voldemortとの対決の結末は?Harryの最後の戦いが、幕を開ける!

というわけで、ハリポタ最終巻を読みました。これで僕も、日本にも少なからずいるであろう「俺もう読んじゃったもんね組」の仲間入りです。日本語版が出るまでの間、ちょっとは自慢できるかもしれませんね。あと4ヶ月くらいしかありませんが(笑)。

今回はいつものような「Expressに乗ってHogwartsに行ってQuidditchやってDracoとケンカして(笑)一年が終わる」という流れとは少し勝手が違います。前半は少々間延びした感じもしますが、後半に入ってくると見せ場の連続で、次から次へと読みたくなります。Page turnerとはこういう物語のことを言うのでしょうね。過去の作品や、今回の物語の前半で散りばめられた謎が、物語の後半できっちりとまとまっていく構成はさすがです。物語の結末も、多くのハリーファンの期待を裏切らないものだと思います。

いろいろ書きたいことはいーっぱいあるのですが、ネタバレになってしまうといけないので書けないですねぇ。「XXX先生はYYY先生をどうしてあんなにZZZしてたのか」とか「YYYの知られざる過去」とか「ハリーは蛇語だけでなくパンダ語も話せた」とか(最後のはうそ(笑))。いろんな登場人物の悲しい過去や宿命は、涙無くして読めませぬ。

読者の期待に見事に応えたJ.K.Rowlingさんに拍手です!

評価:★★★★★

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2008.03.06

Confessions of a Shopaholic


Confessions of a Shopaholic
(89,122語 YL:6.3)

ロンドンに住むRebeccaは買い物が大好き。借金まみれになっても買い物がやめられない。そんな彼女の仕事は、なんと経済ジャーナリスト。督促状まみれの毎日から脱出しようと、いろいろな方法を試みるのだが…。

買い物依存症のRebeccaの奮闘を描いたコメディーです。このRebecca、「宝くじで大当たり」とか「大富豪と結婚」などという都合のいい夢ばかり見ています。節約生活を始めても、「今週は頑張って節約したから自分にご褒美」などと自分に言い訳をして買い物を続けます。おまけに、銀行やカード会社から届く督促状は見ないふり。ものの見事なダメ人間っぷりがすごく笑えます。それと同時に、人間が誰しも持っている意志の弱さみたいなものをストレートにさらけ出しているので、とても親近感が持てるキャラクターです。彼女や嫁にしたいとは絶対思いませんけど(笑)。

ストーリーも、Rebeccaが様々な作戦で窮地を打開しようとするので、読者を飽きさせない展開になっています。物語の後半で、ある事件が発生してからの急展開も見事です。プロットもきちんと練られており、単なるコメディに終わっていないところがいいですね。

買い物やファッションが大好きな女性には間違いなくオススメの一冊です。

評価:★★★★★

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2008.03.04

英検1級 二次試験の結果

本日、2月24日に受験した英検1級二次試験の結果が英検のWebサイトで公開されましたので、結果を確認しました。

その結果は……。

続きを読む "英検1級 二次試験の結果"

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