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2008.10.24

The Sign of Four


The Sign of Four
(43,288語 YL:7.0)

Baker Streetに住むHolmesのもとを訪ねてきたのは、若く美しい女性Miss Mary Morstan。彼女のもとに、毎年1つずつ美しい真珠が送られてくるという。そして彼女のもとに届いた手紙。「今夜7時、Lyceum Theatreの3番目の柱で待つ。」手紙の送り主は誰なのだろうか?そして、失踪したMaryの父との関係は…?

Sherlock Holmesの第2作目です。このシリーズの魅力は、プロットの巧みさ・緻密さよりは、むしろキャラクターの描写にあるのではないかと感じてきました。一切の先入観を排除し、ただ目の前にある物理的な証拠が意味するところを分析して解を導き出そうとする冷静なHolmes。それとは対照的に、依頼人である若くて美人のMaryに惚れてしまうような、人間味にあふれるWatson。彼らの行動や思考の対比が物語を面白くしているように思います。ストーリーは、ミステリというよりは、やっぱりアドベンチャーですね。テムズ川でのボートチェイスなど、なかなかエキサイティングな場面も用意されていますし。

個人的には、やっぱり灰色脳細胞Poirotの方が好き(笑)。

評価:★★★

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2008.10.16

Travels in the Scriptorium


Travels in the Scriptorium
(39,293語 YL:5.0)

男は狭い部屋にいた。自分の名前も、いつからここにいるのかも知らずに。彼はカメラとマイクに監視されていた。そして時折現れる様々な来訪者。献身的な女性Anna。机の上に積まれた謎めいた文書。治療のために飲まされる薬…。彼、Mr.Blankは何者なのか…?

何も分からずに謎の狭い部屋にいる男の物語です。自分が誰で、ここは何処で、何故ここにいるのか、何故監視されているのか、監視しているのは誰か…。とにかく謎だらけなのですが、それらは物語の最後になっても何一つ解決しません。不条理の極みのような作品です。こういう「言いっぱなし」な感じの作品は、ちょっと自分のテイストには合いませんね…。舞台設定が独特で面白い展開が期待されただけに、残念な作品です。

評価:★★

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2008.10.14

YoutubeとiPodでMIT留学?

最近、多読の他にちょっとやり始めたことがあります。それは、MIT(マサチューセッツ工科大学)の講座の聴講です。

と言っても、もちろん留学して実際に大学に通っているわけではありません。MITは、OpenCourseWareという活動の中で、多数の講座の講義の映像をYoutubeで公開しています。で、それをちょくちょく眺めているというわけです。

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2008.10.10

A Study in Scarlet


A Study in Scarlet
(43,457語 YL:7.0)

Dr.Watsonは、出費を抑えるために部屋をシェアする同居人を探していた。ひょんなことからBaker Streetに住むMr. Sherlock Holmesを紹介され、彼と一緒に住むことになる。一風変わったこの男のもとには、様々な人が相談を持ちかけてくる。そして、Scotland Yardの刑事から「空家で死体が発見された」と伝えられる。Holmesの推理やいかに?

言わずと知れた名探偵Sherlock Holmesの第1作目です。これまで色々なミステリを読んできましたが、恥ずかしながら(簡約版でない)Holmesの作品を読むのはこれが初めてです。

Holmesの推理力や洞察力は誰もが認めるところなのですが、彼は推理の種明かしの場面で「実はあれを見つけた」「実はこういう情報を得ていた」等の情報をいろいろ出してきます。それらの情報は物語の終盤まで読者に明かされず、読者とHolmesが得ている情報に大きな差があるので、読者はHolmesと共に推理を楽しむことはできません。ミステリとしてはちょっとアンフェアな気がします。Holmesの冒険物語として読めばそれなりに楽しめるのでしょうが、第2章でHolmesが出てこない話が突然始まって、それが延々と続いたりして、ちょっとあっけにとられてしまいます。個人的なテイストとしては、HolmesよりもChristieの描くPoirotの方が好みですね。

なんだかんだ文句ばっかり言ってますが、せっかくだから別のHolmes作品も読んでみようと思っています(笑)。

評価:★★★

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2008.10.06

1,100万語通過!!

"The Quickie"で多読1,100万語を通過したので経過報告させて頂きます。

●経過概要

経過日数:1,600日
読書冊数:409冊


●面白かった本ベスト3(1,000~1,100万語)

1. Life of Pi
2. Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West
3. Eragon


●トピック

(1) 英検1級合格!

2回目のトライで、無事英検1級に合格することができました。めでたしめでたし。でも、英検1級を取ったからといって、取る前と何ら変わったことはありません。しいて挙げるとすれば、英検対策に時間を割くことがなくなったことですかね(笑)。

(2) 読書量が減った。

11001

900~1,000万語の間は約9,300語/日くらい読んでいたのですが、1,000~1,000万語の間は6,600語/日となり、1日あたりの読書量が2/3程度に減ってしまいました。

理由としては「英検対策に時間を割いた」「仕事がちょっと忙しかった」「少し難しめのペーパーバックを何冊か読んだ」「読書時間の計測をやめたので、ゆっくり読書するようになった」等々思い当たるものがいくつかあるのですが…。理由は何であれ、個人的にはもっと時間をうまく見つけられるようになって、1万語/日くらい読めるようになれるようになりたいなぁ、と思っています。

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2008.10.05

The Quickie


The Quickie
(61,311語 YL:6.0)

ニューヨーク市警の女性刑事Laurenは、夫のPaulの浮気現場を目撃する。Laurenはその仕返しに、同僚のScottと浮気をするが、その直後にPaulとScottが争う姿を目撃する。そして殺害されたScottが発見される。Laurenは捜査の責任者に任ぜられるが、夫をかばうために、いくつもの嘘や証拠隠滅を繰り返す…。

NYを舞台にしたサスペンスです。刑事であるLaurenが犯人である夫をかばうという展開は、ちょっと普通の刑事ものとは違いますね。「夫と浮気相手」「犯人と被害者」「正義と保身」という相反するものの間に挟まれて苦悩するLaurenの心理描写が見どころだとは思うのですが、サスペンスストーリーとしての出来は……まあ普通、かな。もう少し読者を驚かせる工夫があってもよかったのではないかと思います。

英文は平易で、各章がとても短いので読みやすいです。

評価:★★★

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