« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008.11.28

Stillwatch


Stillwatch
(121,930語 YL:8.0)

TVジャーナリストのPatは、初の女性副大統領になると目されているAbigail Jennings上院議員の特集番組を制作するために、ワシントンに移る。しかし、引っ越しの前に何者かが彼女に脅迫する。「ワシントンに来るんじゃない。あの家に住むんじゃないぞ。いいな。」あの家とは、Patが小さい頃に住んでいた家。Patの父が母を射殺し、そして自殺した家。それでもその家に引っ越してきたPatであったが、そこにはまたもメッセージが。「来るなと言ったはずだ…。」

政界を舞台にしたサスペンスです。主人公のPatが番組制作の取材の中で、Abigail議員にまつわる様々な不可解な事実を探り当てていくたびに、彼女自身に危険が迫ってきます。それと同時に、彼女の両親の記憶が少しずつ戻ってきて、事件の真相が次第に明らかになってきます。Abigail議員やその運転手のToby、そしてTV局の局員など様々な人々の思惑が絡み合い、しかもそれらがPat自身の昔の記憶と少しずつリンクしていく展開が見事で、どんどん先が読みたくなっていきました。

「刑事もの」なんかとはまた違った感じの緊迫感があって、娯楽サスペンス作品として十分に楽しめる一冊です。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.24

モブログのテスト

モブログのテスト
モブログに挑戦。というわけで携帯から投稿してみます。うまくいくかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.14

Cat Among the Pigeons


Cat Among the Pigeons
(63,882語 YL:7.0)

イギリスで最も権威あるMeadowbank女子校は、新学期を迎えた。しかし間もなくして、新任の体育の先生が射殺体で発見された。しかし悲劇はそれだけでは終わらなかった。果たして、犯人は女性ばかりの学校の中にいるのか?そして、革命が起きたRamat国で、亡命を図った王子が隠した財産との関係は…?

女子校で起きる殺人事件を描いたミステリです。プロットはしっかりしており、正統派ミステリとしてきちんとした作りになっています。で、相変わらずPoirotの推理が冴えるのですが、彼が出てきて活躍するのが物語の終盤だけなので、ファンにはちょっと物足りないような気がします。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.13

Peter and the Wolf


Peter and the Wolf
(1,000語 YL:1.0)

少年Peterは朝起きて外に出ました。しかし、おじいさんに連れ戻されてしまいます。「狼が出るぞ。危ないぞ。」そして、家の塀の外側には本当に狼が出てきました。「フン!狼なんか怖くないぞ!」Peterは木に登り、狼を捕まえようとします…。

物語としては特にこれといった特徴はないのですが、音楽劇仕立になっているのが面白いですね。Peterは弦楽器、狼はフレンチホルン、小鳥はフルート、猫はクラリネットなど、それぞれの登場人物に楽器が割り当てられています。

それぞれの楽器の音色を想像しながら絵本を読むのもなかなか面白いですね。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.05

Deal Breaker
(Myron Bolitar Mysteries Vol.1)


Deal Breaker
(83,188語 YL:8.2)

Myronはスポーツ選手のマネジメントを担うエージェント。彼は、クライアントであるフットボーラーのChristianをTitansに売り込もうとしていた。しかしその矢先、ある1冊の雑誌がChristianのもとに届けられる。そこには、1年半前に失踪し、だれもが死んだと思い込んでいたChristianのフィアンセ、Kathyの姿が載っていた…。

スポーツ界を舞台にしたミステリです。キャラクターや舞台設定、プロット、読みやすさ、どれをとっても納得の作品ですね。まず、主人公Myronの経歴がなかなか凝ってます。将来を嘱望されたバスケットボール選手→大怪我で選手生命終焉→FBI捜査官→ロースクール学生→スポーツ選手の代理人、という波乱万丈の人生ですね。彼以外の登場人物もみんな個性的です。個人的には、ものすごく強くて、非合法な武器を使うことも厭わないアウトローな感じのするWin(Myronの相棒)が、すごくいい味出してると思います。

また、彼らが活躍する舞台であるスポーツビジネスの裏側の描き方もドラマチックです。巨額のマネー、陰謀、裏取引、スキャンダル…。スタジアムのスタンドからは見えない角度でスポーツの世界を描いています。

そしてプロット。謎が謎を呼び、どんどん積もり積もっていった謎が頂点に達した時、最後に一気に氷解していく展開はお見事です。ミステリとしてもとてもフェアな作りになってますし、サスペンスドラマとして読んでも十分に楽しめる作品です。

評価:★★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.03

Fables


Fables
(5,457語 YL:3.5)

様々な動物が出てくる20篇からなる短編集です。1つの話につき、見開きの2ページを使っており、片方には大きな挿絵、もう片方には短いお話(文章)が書かれています。

それぞれのお話には、教訓みたいなものが書かれています。動物を擬人化して、人間の見栄や欲を皮肉ったりするだけでなく、喜び、努力、希望といったポジティブな面も描いています。

どの話も面白いのですが、個人的には「恋するダチョウさん」の話が好きですね。"Love can be its own reward."なんて、なかなか素晴らしいと思います。あえて訳すとすれば「愛する人がいるだけで幸せ」てな感じでしょうか。

文章も短くて分かりやすいですし、英語初心者の方にもお勧めの一冊です。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »