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2009.02.16

オックスフォードの本屋さん

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オックスフォードは学問の街だけあって、本屋や文房具屋が本当に多いです。こんなに多くてどうして共倒れしないんだろうと不思議になるくらいです。しかも全部サイズがでかい。「地下1階から4階までぜーんぶ本屋」という建物も珍しくありません。

もちろん、オックスフォード大学出版の本屋さんもあります。

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タドキストの間でおなじみのOxford Bookwormsも入り口に沢山置いてありました。

で、本屋でよく見るのは"3 for 2 (2冊分の値段で3冊)"とか、"Buy one get one free (一冊買ったらもう一冊無料)"とか、"Only 49p (たった49ペンス)"という表示です。

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売っている本は洋書がほとんどなので(当たり前だ)、自分もついつい嬉しくなってたくさん買ってしまいそうになりますが、帰国時にスーツケースが重量オーバーで追加料金を取られては全く意味が無いので、グッとこらえて購入は数冊にとどめています。

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書籍の割引が日本でもあればいいのになぁ、と思います。でも日本には「再販制度」というのがあって、書籍の価格は基本的に一律なのですよね。日本書籍出版教会のページでは、再販制度の意義として、以下のような説明がなされています。

「出版物を読者の皆さんにお届けする最良の方法は、書店での陳列販売です。書店での立ち読み 風景に見られるように、出版物は読者が手に取って見てから購入されることが多いのはご存知のとおりです。再販制度によって価格が安定しているからこそこうしたことが可能になるのです。 」
「出版物の再販制度は、安価な出版物を全国どこでも同一定価で皆さんに購入していただけるようにするシステムです。」

でもこの主張は、もはや現実に即していないと思います。世界を見ると、書籍の再販制度が無い国でも書店での陳列販売が無くなったりしてませんし、日本では全国の多くの人が手に取ったこともない本をamazonで購入し、町の本屋は次々と潰れています。もちろん、多くの情報がWeb上で無料で取得できるようになったことも大きく関っていると思います。ただ、10年前とは状況が大きく変わっているのに、既存の制度やビジネスのやり方を維持し続けるというのは、正直難しいのではないでしょうか。

Wikipediaによると、英国では1997年に書籍の再販制度廃止後、出版点数・売上高とも伸びているそうです。日本の出版業界でも「再販制度を改革して出版業界に健全な競争原理を導入し、消費者に利益を与え、市場活性化につなげる!」みたいな動きがあってもよいのではないかと思いました。

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