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2009.05.29

ブログ5周年!

というわけで、この「洋書の多読の記録のblog」が5周年を迎えました。

5年前(2004年)の今頃ってどんな感じだったのかなぁ。いろいろ調べてみると…

  • 5千円札が新渡戸稲造
  • ニンテンドーDS発売前
  • 首相は小泉純一郎氏 (その後首相が3度交代)
  • ダイエーホークス、近鉄バッファローズ、オリックスブルーウェーブ
  • ホリエモンはライブドア社長
  • アーセナルが無敗でプレミアリーグ優勝

こうしてみると、結構時の流れを感じますねぇ…。どうりで自分もオッサンになるはずだ(笑)。

この5年で読んだ洋書はのべ438冊、約1,200万語。書いたブログ記事は約600エントリ。「洋書の多読の記録のblog」と称してますが、記事のうち4分の1は洋書の書評以外の話題ですね。恐竜とか、モアイとか(笑)。

まあ5周年だからと言って何か特別なことをしようというわけではありませんが、とりあえずは次の目標として、ブログ50周年&多読1億語をめざして頑張っていこうと思います。長生きせねば(笑)。

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2009.05.27

The Lion, the Witch and the Wardrobe (再読)

洋書
The Lion, the Witch and the Wardrobe

(36,135語 YL:5.0)

映画版を見た後で、原作を読みなおしてみました。

初めて読んだ時には、あまり面白さが分からなかったけど、今回読んでみて結構楽しめました。魔女の魔法が解けて、雪につつまれた真っ白なナルニアに、生き生きとした「春」がぶわーっと広がっていくところがいいですねぇ。情景描写にはかなり力が入っていると思います。映画では結構時間を割いていた最後のバトルが短くてあっさりしているのが、ちょっと残念ですね。

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2009.05.25

An Episode of Sparrows


An Episode of Sparrows
(69,409語 YL:9.0)

庭園から「土」が盗まれた。おそらくはCatford通りの"Sparrows"と呼ばれる不良集団のしわざだと思われていた。しかしその裏には、自分の「庭」を作ってひっそりと花を育てる少女Lovejoyの姿があった…。

ロンドンの片隅で花を育てる女の子の物語ですが…正直なところ、自分にはこの物語の面白さが全く分かりませんでした。まず、児童書にしてはかなり難解で読みにくかったです。例えば、「誰々がそこにいたらこう言っただろう」みたいな仮定がたくさん入ってくるので、その場面に誰がいるのかが非常に分かりにくくて混乱してしまいます。

ストーリー的にも、主人公であるLovejoyが自分と自分が作った庭のことばっかり考えているのに腹が立ちます。物語のテーマも分かりにくいです。困難な境遇にいる子供たちの姿を、やせた土の上でもしっかりと根を張る花に投影したのかもしれませんが…、個人的にはこの物語に登場する子供たちに「がんばれっ!」とエールを送る気にはあまりなれませんでした。

ちなみにamazon.comの書評ではベタ褒めでした。他の人は自分と読み方が違うのかもしれません。

評価:★

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2009.05.22

語学とダイエット

スポーツクラブに通うことにしました。

数年前に通っていて、諸般の都合でやめていたのだが、あらためて始めることにしました。

Img_1707

久しぶりに、ルコックのトレーニングシューズに足を通す。ちょっとヨレヨレかな。これを機会に新しいのを買った方がいいのかも。

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2009.05.18

The Name of the Game Was Murder


The Name of the Game Was Murder
(44,275語 YL:6.5)

作家志望のSamは、自分が作家として通用するかを確かめるため、孤島に住む有名作家Trevorの屋敷を訪れていた。しかしその日、Trevorは5人の有名人を屋敷に招いていた。というより、彼らはTrevorに「脅迫」されて、屋敷にやってきていた。Trevorは招待客に対して、ゲームを仕掛ける。招待客らは怒り、困惑する。そんな中で、Trevorが殺されることになろうとは、一体誰が予想したであろうか…。

「閉ざされた空間に孤立」&「この中の誰かが殺人犯」的ミステリです。雰囲気的には、アガサ・クリスティーの"And Then There Were None"のような感じですね。謎解き的には驚きや「やられた」感のようなものはあまりありませんが、それなりに楽しめる作品です。主人公のSam以外のメンバーがオロオロ、イライラするだけで、あまり正面から真面目に謎解きに取り組んでいないような気がするのがちょっと気になりましたが。

ストーリーやキャラクターも分かりやすく、文章は平易でとても読みやすいです。洋書ミステリ初心者にはもってこいの一冊かと。

評価:★★★

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2009.05.12

Slawter
(The Demonata: Vol.3)


Slawter
(57,174語 YL:5.0)

Lord Lossとの戦いを終えたGrubbsとDervishであったが、Dervishは連日悪夢に襲われていた。そんな中、彼らのもとにホラー映画プロデューサーのDavidaから連絡が来る。彼女の次回作の映画のアドバイザーになってほしいとと言う。この依頼を承諾し、彼らは映画"Slawter"の撮影現場へ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは…。

Demonataシリーズの第3巻です。相変わらずのスプラッタぶりは健在ですが、だんだん「何でもありの魔法バトルアクション」になってきているような気がします。また、前2作の中では、Lord Lossは人間に対して頭で挑んでくる場面もあり、残忍な中にも知性や威厳を感じさせる存在であったのですが、今回彼が単なる復讐に燃える殺戮者になり下がっている感があるのもちょっと残念です。

スプラッタ場面以外に、もう少し読者を驚かせる工夫が欲しいところですね。それとも、第1巻が面白かっただけに、ちょっと期待しすぎているのかなあ。

評価:★★★

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2009.05.09

野球人の錯覚


野球人の錯覚

和書ですが、面白い本だったのでご紹介。

ホームランやエラーが試合の流れを変えることがあるかどうかや、「左投手には右打者を」というセオリー、「先頭打者を四球で歩かせるくらいなら、安打を打たれた方がまし」といったジンクス等が妥当なものかどうかを、数値的に検証した結果をまとめた本です。結果的に言うと、よく「試合の流れ」と言われているものに関する通説は、統計的に見るとほとんど正しいとは言えないようですね。

この本を読んだあとでは、プロ野球の見方が変わると思います。特に、解説者が言っていることをありがたがって鵜呑みにすることはなくなると思います。もちろん、野球解説者の多くはプロで活躍した経験があるので、彼らの意見はその経験に裏打ちされたものかもしれませんが、その経験こそがまさに「錯覚」である可能性を、この本は教えてくれます。

だからと言って、この本が野球観戦をつまらなくするかと言ったら、その逆だと思います。著者もあとがきで以下のように述べています。

「根性や運の重要さを否定しているわけではない。」
「実際の試合では、この程度の確率を使ったのでは勝負に勝てないだろう。」

個人的には、この本は単に野球における統計という分かりやすい見方(側面)を新たに提示することで、観戦の視点を広げてくれるものだと思います。また、統計的な結果はどうあれ、スポーツは人間がやるものですので、通説やジンクスを信じたり信じなかったりする様々なプレーヤーが織りなすドラマが楽しめるのだと思います。かのイチロー選手でさえ、ゲンを担ぐそうですからね。

多くの野球解説者の皆さんに読んで欲しい一冊です。

評価:★★★★

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2009.05.08

The Tales of Beedle the Bard


The Tales of Beedle the Bard
(10,423語 YL:4.0)

年老いた親切な魔法使いは、多くの困った人たちを助けてきました。しかし彼の死後、息子は魔法が使えない者たちを助けようとはしませんでした。しかし、父が息子に遺したポットに足がはえてきて…。

ハリー・ポッターの物語の中で、Dumbledore校長がHermioneに贈ったとされる寓話集です。Hermioneの手によってマグルにも分かりやすく翻訳されており、収録されている5つの物語のそれぞれに、Dumbledore校長のコメントが追加されているという設定です。もちろん、ハリポタ最終巻で重要な役割を担うあの「物語」も収録されています。作者のJ.K.Rowlingさんによる挿絵も、シンプルながらもとても雰囲気のあるものになっています。

基本的には、ハリポタを全巻読んだファンへの「オマケ」のような位置づけですが、5つの物語は、それぞれ示唆に富んでおり、単体でも楽しむことができます。個人的には、たった1人しか入れない「幸運の泉」を協力して目指す4人の物語 "The Fountain of Fair Fortune" が好きです。

評価:★★★

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2009.05.07

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女


ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

ナルニア国物語の第1章“The Lion, the Witch, and the Wardrobe”の映画版です。

ストーリーはおなじみのもので、ペベンシー4きょうだいがワードローブの中を通ってナルニア国に行き、国を救うというものです。原作ストーリーに忠実なつくりになっていると思います。

見どころはというと、映像化されたナルニア国そのものですね。閉ざされた冬の世界や、魔女との戦いのシーンなど、CGを駆使しながらとても美しいものに仕上がっています。

想像なのですが、イギリスでは暗くて寒い冬が長ーく続くので、多くの人が春を待ちわびるのですが、そんな楽しみな「春」を奪う白い魔女は、英国ファンタジーの悪役としてぴったりなのかなあ、なんて考えています。

4きょうだいの中で一番印象的だったのは、やはり末っ子のルーシーですね。一番幼いにも関わらず、目の前で起こっていることをきちんと受け止めて、一番正しい道を迷いなく直感的に選んでいるように思います。

もう1回原作を読みなおしてみたくなりました。

評価:★★★

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2009.05.06

Demon Thief
(The Demonata: Vol.2)


Demon Thief
(62,081語 YL:5.0)

少年Kernelは、いつも自分にしか見えない「光」と遊んでいた。他の子供たちとはあまりなじむことができず、孤独感を感じていた。そんな彼がとても大切にしていたのが、まだ赤ん坊の弟、Art。しかし、突如として目の前に現れた怪物に、Artがさらわれてしまう。Kernelは弟を救出すべく、異世界に飛び込んでいく…。

Demonataシリーズの第2巻です。Kernelが「仲間たち」と一緒に異世界で戦う場面が多いのですが、戦闘においてKernel達が突然魔法のような力を使えるようになったりだとか、ちょっと説明不足というか、ご都合主義が行き過ぎているような気がします。物語としても「次回作以降への布石」という側面が強いですね。もう少しこの作品だけでも楽しめる要素を多く入れてほしかったです。

物語のオチというか、事件の真相についてはきちんとしたものを用意してあるだけに、前半が単なる「不条理スプラッタホラー」になり下がってしまっているのが非常に惜しいです。評価としては、星3つにしようか4つにしようか悩みましたが、次回への期待を込めて、あえて辛口に星3つ!

評価:★★★

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2009.05.04

大恐竜展 2009

諸般の都合により、恐竜がいるところには必ず寄ることにしているので、ゴールデンウィークの真っただ中、上野の国立科学博物館で開催されている大恐竜展 2009を見に行きました。

会場に着いたらすごい人の数。それもそのはず、この日(5月4日)は、1万7千人もの入場者があり、これは国立科学博物館の新記録だそうです。

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2009.05.02

Red Cliff Part I


Red Cliff Part I

三国志の物語の中でも最大の見せ場とも言われる「赤壁の戦い」を描いた映画です。

武将は多数登場しますが、呉の大都督・周瑜 (トニー・レオン)と、蜀の軍師・諸葛孔明(金城 武)を中心に物語は進みます。彼らに比べると劉備の存在感の薄さがまたナイス(笑)。

陣形などの戦術や、戦闘シーンなんかはMatrixばりの非現実的なところもあり、リアリティを求める人にはちょっと歓迎されないかもしれません。でも個人的には、変にリアリティを追求するよりも、ド派手なエンターテイメントに徹しているところがよいと思います。特に蜀の武将達の活躍はいいですね。劉備の息子を助けるべく、白馬で単身敵陣に突っ込む趙雲、カッコ良すぎ。関羽の流れるような青龍刀さばきには、美しさすら感じさせます。張飛は…敵陣に手ぶらで突っ込んでパンチと体当たりで敵をなぎ倒すという、とても分かりやすい「馬鹿力キャラ」に仕上がっております(笑)。

個人的にはとても壮大な映像をとても楽しんだのですが、もしかしたら自分と意見が同じ人はあんまり多くないかもしれないとも思います。まず、三国志を読んだことが無い人は、あまり楽しめる作品ではないと思いますし、逆に思い入れがバリバリで、自分の中に世界観が完全に出来上がっている人は「こんなの違うー!」という意見が多いかもしれません。自分みたいに「中途半端な奴」にちょうどいい作品なのかも(笑)。

評価:★★★★

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