Slawter
(The Demonata: Vol.3)
Slawter
(57,174語 YL:5.0)
Lord Lossとの戦いを終えたGrubbsとDervishであったが、Dervishは連日悪夢に襲われていた。そんな中、彼らのもとにホラー映画プロデューサーのDavidaから連絡が来る。彼女の次回作の映画のアドバイザーになってほしいとと言う。この依頼を承諾し、彼らは映画"Slawter"の撮影現場へ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは…。
Demonataシリーズの第3巻です。相変わらずのスプラッタぶりは健在ですが、だんだん「何でもありの魔法バトルアクション」になってきているような気がします。また、前2作の中では、Lord Lossは人間に対して頭で挑んでくる場面もあり、残忍な中にも知性や威厳を感じさせる存在であったのですが、今回彼が単なる復讐に燃える殺戮者になり下がっている感があるのもちょっと残念です。
スプラッタ場面以外に、もう少し読者を驚かせる工夫が欲しいところですね。それとも、第1巻が面白かっただけに、ちょっと期待しすぎているのかなあ。
評価:★★★
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