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2009.05.18

The Name of the Game Was Murder


The Name of the Game Was Murder
(44,275語 YL:6.5)

作家志望のSamは、自分が作家として通用するかを確かめるため、孤島に住む有名作家Trevorの屋敷を訪れていた。しかしその日、Trevorは5人の有名人を屋敷に招いていた。というより、彼らはTrevorに「脅迫」されて、屋敷にやってきていた。Trevorは招待客に対して、ゲームを仕掛ける。招待客らは怒り、困惑する。そんな中で、Trevorが殺されることになろうとは、一体誰が予想したであろうか…。

「閉ざされた空間に孤立」&「この中の誰かが殺人犯」的ミステリです。雰囲気的には、アガサ・クリスティーの"And Then There Were None"のような感じですね。謎解き的には驚きや「やられた」感のようなものはあまりありませんが、それなりに楽しめる作品です。主人公のSam以外のメンバーがオロオロ、イライラするだけで、あまり正面から真面目に謎解きに取り組んでいないような気がするのがちょっと気になりましたが。

ストーリーやキャラクターも分かりやすく、文章は平易でとても読みやすいです。洋書ミステリ初心者にはもってこいの一冊かと。

評価:★★★

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