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2009.05.08

The Tales of Beedle the Bard


The Tales of Beedle the Bard
(10,423語 YL:4.0)

年老いた親切な魔法使いは、多くの困った人たちを助けてきました。しかし彼の死後、息子は魔法が使えない者たちを助けようとはしませんでした。しかし、父が息子に遺したポットに足がはえてきて…。

ハリー・ポッターの物語の中で、Dumbledore校長がHermioneに贈ったとされる寓話集です。Hermioneの手によってマグルにも分かりやすく翻訳されており、収録されている5つの物語のそれぞれに、Dumbledore校長のコメントが追加されているという設定です。もちろん、ハリポタ最終巻で重要な役割を担うあの「物語」も収録されています。作者のJ.K.Rowlingさんによる挿絵も、シンプルながらもとても雰囲気のあるものになっています。

基本的には、ハリポタを全巻読んだファンへの「オマケ」のような位置づけですが、5つの物語は、それぞれ示唆に富んでおり、単体でも楽しむことができます。個人的には、たった1人しか入れない「幸運の泉」を協力して目指す4人の物語 "The Fountain of Fair Fortune" が好きです。

評価:★★★

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