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2010.03.29

ダレン・シャン

ロンドンまで行く飛行機の中で、ダレン・シャンの映画を見ました。正直な感想としては……

(以下、ネタバレ含みます)

ちょっとノリが軽すぎるかなぁ、という感じですね。すごく簡単にサーカスチケット手に入れちゃうし、棺桶の中でゲームしてんじゃねえよコラ(笑)。

何だか、全体的にダレンを「カッコいいヴァンパイアヒーロー」として描いていますね。原作にあるような、人間でもなく、ヴァンパイアでもないことから生まれる負の部分、大きな苦悩や葛藤については、ほとんどがカットされているのが原作ファンにはちょっと不満なところ。「血を飲まないと体が弱って敵に負けちゃうから」という非常に安直な理由で、血だってチューチュー吸っちゃうし(笑)。しかもカワイイ女の子から。

原作があまりに男ばかりで暑苦しいので、女性の登場人物を意図的に増やしていると思うのですが、取ってつけたようなロマンスなんかいらんねん、とか思ってしまいます。ハリウッド的には、男ばかりの深ーい苦悩の暗ーい暗ーい物語はウケが悪いんでしょうかねぇ。

でもやっぱり、一番気になったのは、渡辺謙さん扮するMr.Tallのデコのテカり具合ですな(笑)。

評価:★★★

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