« Kindle効果? | トップページ | Divorced, Desperate and Dating »

2010.09.20

Sabbath's Theater


Sabbath's Theater
(177,000語 YL:9.0)

元人形使いのSabbathと、宿屋の女主人Drenkaの13年にわたる不倫生活は、Drenkaの病死によって終わりを告げた。最愛の女性を失い、妻からも家を追い出されたSabbathは、ニューヨークの知人のところへ向かう。しかし、そのニューヨークで思い出すのは、失踪した元妻Nikkiのことばかりだった…。

何もかもを失った人形使いの人生を描いたヒューマンドラマです。Sabbathと彼をとりまく女性の間で物語が進むのですが、とにかく表現が難解です。頻繁に出現する回想シーン、句読点の無い文章、1ページ以上にわたる台詞など、読者を混乱させるための文章としか思えません。

内容もとにかく下品でうんざりします。狂気じみた変人Sabbathの行動には、とてもついていけません。物語の結末に彼がとった行動なんて、もう信じられないの一言です。

物語の起承転結もテーマもさっぱり分からないし、久々に「読んで後悔した一冊」です。

評価:★

|

« Kindle効果? | トップページ | Divorced, Desperate and Dating »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Sabbath's Theater:

« Kindle効果? | トップページ | Divorced, Desperate and Dating »