Sabbath's Theater
Sabbath's Theater
(177,000語 YL:9.0)
元人形使いのSabbathと、宿屋の女主人Drenkaの13年にわたる不倫生活は、Drenkaの病死によって終わりを告げた。最愛の女性を失い、妻からも家を追い出されたSabbathは、ニューヨークの知人のところへ向かう。しかし、そのニューヨークで思い出すのは、失踪した元妻Nikkiのことばかりだった…。
何もかもを失った人形使いの人生を描いたヒューマンドラマです。Sabbathと彼をとりまく女性の間で物語が進むのですが、とにかく表現が難解です。頻繁に出現する回想シーン、句読点の無い文章、1ページ以上にわたる台詞など、読者を混乱させるための文章としか思えません。
内容もとにかく下品でうんざりします。狂気じみた変人Sabbathの行動には、とてもついていけません。物語の結末に彼がとった行動なんて、もう信じられないの一言です。
物語の起承転結もテーマもさっぱり分からないし、久々に「読んで後悔した一冊」です。
評価:★
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