« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010.10.25

The Girl with the Dragon Tattoo
(Millennium Trilogy #1)


The Girl with the Dragon Tattoo
(140,000語 YL:8.0)

ジャーナリストのMikael Blomkvistは、彼が書いた記事がもとで名誉棄損の罪で有罪となった。そんな彼に声をかけたのは元大実業家のHenrik Vanger。VangerはBlomkvistに、40年以上も前に行方不明になり、殺されたと思われる姪のHarrietを探して欲しいと言う。Blomkvistはセキュリティ会社で働くフリーの調査員Lisbethの力を借りて捜査を進めるが、次第に明らかになるのは、Vanger家のおぞましい過去の出来事だった…。

スウェーデンを舞台にしたサスペンス・ミステリです。原書はスウェーデン語ということなので、「英訳版」ですね。前半部分は事件の背景や容疑者を含む人物のバックグラウンド紹介みたいな感じで少々かったるい感じもしますが、BlomkvistとLisbethがタッグを組むあたりから、がぜん面白くなってきます。特に、全身タトゥーにピアスだらけで、超天才的ハッカーという設定のLisbethのキャラクターが際立っていますね。非常に有能だけど、心を閉ざしてなかなか本心を明かさない。でもその心の中には燃えさかる怒り、冷徹な復讐心などの大きな感情が隠れています。とらえどころのない不安定な感じの危ない魅力を持っていますね。

「橋が封鎖された島で起きた殺人事件」ということで、容疑者が限定される密室殺人的な事件の構造ですが、40年前に捜査され尽くした事件について、Blomkvistがどのように糸口を見つけていくかというストーリー展開も非常に練られています。事件の真相も、多くの読者の予想を超えるものであると思います。

スウェーデンの地名や人名などの判別がなかなか難しいですが、とても重厚で読みごたえのあるミステリです。3部作ということなので、あと2作も是非読みたいですね。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.19

Vocabulary Cartoons


Vocabulary Cartoons

英単語を効率よく覚えるための本です。覚える対象となるmain wordの他に、link wordとして、main wordと似たような音の言葉が示されており、それらが対になっている文章が沢山載っています。まあ、語呂合わせとかダジャレで覚えるのと同じような感覚ですね。

でも、この本の面白いところは、文章だけでなくユーモラスなイラストで表現をしているところです。例えば、cranny(岩などの裂け目)というmain wordに対して、granny(おばあちゃん)というlink wordを用意しています。で、"GRANNY found a CRANNY."という文章とともに、おばあちゃんの手だけが地面の裂け目から出てきているといった感じです。こういうインパクトのあるイラストは、単語を脳裏に焼き付けるのに非常に効果があるのではないかと思います。

対象が中学生から高校生くらいなので、TOEICやビジネス英会話教材などではあまりお目にかからない単語も出てきて、なかなか新鮮です。気楽に語彙増強をしたい人にお勧めです。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.06

Beatrice and Virgil


Beatrice and Virgil
(50,000語 YL:7.0)

作家のHenryのもとには、何通ものファンレターが届いていたが、その中に一通、奇妙な手紙があった。同封されていたのは、おかしな演劇の脚本と、「あなたの力を借りたい」というメッセージ。送信元が近所だと知ったHenryは、差出人の住所を訪れる。そこは奇妙な剥製屋敷で、差出人は感情を表に出さない薄気味悪い剥製職人だった。そこでHenryは、彼からこれまた奇妙なロバとサルの話を聞くことになるのだが…。

"Life of Pi"の作者Yann Martelの作品です。物語の中盤までは、ロバとサルの会話で構成される演劇脚本の断片が散りばめられており、非常に散漫な感じもします。でも、謎の剥製職人が何故物語(脚本)を書いているのか、それが意味するものは何なのかが非常に気になって、どんどん読み進んでしまいました。そして、物語の終盤ちょっと手前で「あれ?ちょっと話がおかしくなってきている?」と思わせておいて、最後の最後で驚くべき事実が明らかになります。展開としては"Life of Pi"に通じるものがありますね。物語のテーマは「贖罪」だと思うのですが、剥製という要素と強烈なラストシーンで、そのテーマを読者に焼き付けています。

物語の冒頭で、主人公の作家Henryが、長年温めていた作品を編集者にこきおろされる場面があるのですが、何となく作者自身の経験が入っているような気がします(笑)。

評価:★★★★

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.10.04

Kindleの持ち方

Kindleを購入してから、実際に通勤電車の中でKindleを使った読書をはじめました。かさばらないし、読書をしながら英々辞書で単語の意味が調べられるなど、便利さを満喫しています。

でも、ちょっと気付いたことが1つ。

「持ち方が意外に難しい」

続きを読む "Kindleの持ち方"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »