I'll Walk Alone

I'll Walk Alone
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有能なインテリアデザイナーのZanは、稼いだお金のほとんどを、2年前に誘拐された幼い息子Matthewの捜索に費やしていた。そんな中、Zanのクレジットカードで、航空券などZanの見覚えの無い買い物が行われていることが発覚。さらに、Matthewの5歳の誕生日には、「Zan自身がMatthewを連れ去っている写真」が報道され、Zan自身が実の息子の誘拐の容疑者となってしまう。Zanは「誰かが自分になりすまして、自分を陥れようとしている」と主張するのだが、それを信じるものはほとんどいなかった…。
「なりすまし」を描いたサスペンス作品です。「誰かが自分になりすまして、自分のお金を使ったり罪をなすりつけようとしている」という設定は、なかなかに薄気味悪くていい感じですね。「自分と同じ姿をした、得体の知れない存在」を相手にするZanの恐怖が伝わってきます。
ただ、主人公のZanが被害者モード全開で「自分はやってない」と主張するばかりで、事件の解決にほとんど関与していないのがちょっと残念ですね。いろんな人がいろんなところから真相の断片を少しずつ集めてきて事件を解決するのですが、結局誰が事件を解決したのかという部分がわかりづらくなってしまっています。
著者のMary Higgins Clarkの作品はいくつか読んでいるのですが、ちょっとパンチの弱い部類に入ってしまうかもしれません。でも、サスペンス作品としては、英語は容易な部類に入ると思いますし、読みやすいです。Sidney Sheldonなどと少しテイストが似ているかも。
評価:★★★
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