日本版Kindleの洋書の値段 (その2)
性懲りもなく日本版Kindleの洋書の価格についてです。CNETに以下のようなタイトルの記事が掲載されていました。
「Kindle価格の謎を解く--ジョブズの伝記はなぜ値上がりし、また値下がりしたのか」
上記の記事を読んで、複数の国で発売される電子書籍の価格決定には様々な要素がからんでいることを知りました。
要点としては、以下のような感じでしょうか。
- 価格は変動する:日本では電子書籍は再販制度の対象ではないので、常に定価で販売されるとは限らない。
- 価格決定権は契約で決まる:Amazonで販売される電子書籍の価格決定権は、契約によりAmazon側にある場合と出版社側にある場合がある。
- Amazonは常に国内最安値:該当国において、ある書籍(紙、電子書籍問わず)がAmazonの電子書籍の価格よりも安く売られていた場合は、Amazonも販売価格を最安値と同額にすることができる契約があるようだ(推測)。
なかなか複雑なのですが、とりあえず今後も電子書籍の価格は様々な要因で変動すると考えた方がよさそうですね。そして、もし価格変動があったとしても、ある一時点においてはAmazonが常に最安値になるという契約があるとしたら、Amazonの電子書籍リーダーを選ぶというのは悪くない選択なのかもしれません。
実際、自分が価格調査した範囲でも、たった数日のうちにいろいろ変動がありました。以下は、10月27日と10月31日に価格の変動を調べた結果です。
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(1) Prodigal Son (Dean Koontz's Frankenstein, Book 1)
792円 → 620円 (-172円)
(2) The Lord of the Rings
1670円 → 1413円 (-257円)
(3) Steve Jobs
1748円 → 1546円 (-202円)
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「Kindleの購入は見送る」と言ったばかりですが、少しグラグラ来ている自分でありました(笑)。
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