The Devotion of Suspect X

The Devotion of Suspect X
(75,000語 YL:5.0)
娘のMisatoと静かに暮らしていたYasukoのアパートに、元夫のTogashiが金をせびりに現れた。娘に暴力を振るおうとしたTogashiを、Yasukoは首を絞めて殺してしまう。途方に暮れた母娘の前に現れたのは隣人の天才数学教師Ishigami。彼は2人を助けるという。Ishigamiの作ったアリバイ、証拠などの様々な「難問」に挑むのはガリレオの異名を持つ物理学者のYukawa。果たして、二人の頭脳戦の結末は…?
東野圭吾のミステリ「容疑者Xの献身」の英語版です。物語の最初に、殺人の犯行シーンが読者に明確に提示されており、アリバイや証拠品などの様々なエビデンスが示されていても、警察が犯人(Yasuko)をなかなか追い詰められないというプロットが非常に秀逸ですね。また、推理する側のYukawaとそれを欺く側のIshigamiが友人という対決の構図も面白いです。そして何より、Ishigamiの本当の「献身」を知るという結末も最高ですね。ベストセラーになるのも納得の作品です。
英語もアガサ・クリスティーなどの海外作品と比べると、非常に簡潔で読みやすいです。
評価:★★★★
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