Tepper Isn't Going Out
Tepper Isn't Going Out
(44,000語 YL:8.0)
ダイレクトメール会社を営むMurray Tepperは、いつも駐車場に止めた車の中で新聞を読んでいた。駐車場不足のニューヨークで、全く駐車場を出る気の無いTepperにイライラする人も少なくなかった。しかし、何故か新聞やテレビで彼のことが有名になってしまい、どういう訳か彼の車には、彼に相談を持ち掛ける人々の行列ができるようになった。しかし、Tepperは偏屈な市長に目をつけられてしまい、思いもよらぬ騒動に巻き込まれることになる…。
ニューヨークに住む一人の男の物語です。主人公のTepperはただ駐車場の車の中で新聞を読んでいるだけなのに、周りの人達がどんどん絡んできて、だんだん妙なことになっていくという展開は非常にユーモラスですね。そんな中でも、何が起こっても平然としているTepperの姿もこれまたユニークです。ただただ流れに身を任せるだけという、小説の主人公としては非常に希少な部類に入るキャラクターだと思います。
評価:★★★
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