6年ぶりのプレミアリーグ
週末の空いた時間を利用して、久しぶりにプレミアリーグを見に行くことにしました。前回行ったのは2009年の2月なので、かれこれ約6年ぶりです。前回はアーセナルでしたが、今回はニューカッスル対チェルシーです。今期ここまで無敗で来ているチェルシーをホームに迎え、中位にいるニューカッスルがどこまで戦えるのかに注目です。
というわけで、イングランド北部のニューカッスルまでやってきました。こちらがスタジアム(St.James Park)です。
スタジアムの外をうろうろ歩いていたら、選手バスがやってきました。バスから出てきたのはチェルシーの選手たち。彼らにブーイングを浴びせるニューカッスルサポ。ちなみに、選手の後から遅れて出てきたのは、美人と評判のチェルシーのフィジカルスタッフさんでした。
Box Officeで事前に予約したチケットを受け取ります。ちなみに、自分はこのチケットを取るためだけに、ニューカッスルのクラブメンバーになったお馬鹿さんです(笑)。というわけで、今日だけ1日ニューカッスルサポーターです。
入り口が分からなくて係りの人に尋ねてみると、「チケットに『プラチナクラブ』と書いてあるじゃないか。そこから入るんだよ」と教えてくれました。
中に入ると、そこはなんと立派なラウンジのようになっていました。カウンターもあってドリンクや食べ物も注文できます。クラブメンバーは試合前にここでゆったり過ごすことができるのですね。メンバーになってみて発見がありました。
ラウンジから直結しているスタンドに向かってみると、そこは立派なサッカー専用スタジアム。ピッチも近くて視界も良好です。日本でもいくつか専用スタジアムには行ったことがあるけれど、イングランドのものは別格のような気がします。
試合時間30分前になっても、スタンドには人はまばら。そもそも全席指定だから、早めに来る必要もないので、みんなバーやラウンジでゆっくりくつろいでから来るのでしょうね。Jリーグだと、自由席の人は開場の何時間も前から場所取りをしていますけど、イングランドでそれをやったらみんな凍えてしまいますね(笑)。
というわけで、12時45分にキックオフ。この時は席はすでに満員です。観客数は約52,000人。すごいなぁ。それにしてもチェルシーはメンバーが豪華。6年前にアーセナルを見に行った時には怪我で欠場していたセスクにこんなところで会えるとは。
試合は開始直後からチェルシーのペース。セスク、オスカル、アザール、ディエゴコスタらが多彩な攻撃を展開。何本かきわどいシュートも打たれて肝を冷やすニューカッスル。何とかカウンターに持ち込みたくても、チェルシーの中盤に潰されて、ゴール前までボールを運べません。
それでも前半30分過ぎから少しずつ盛り返してきて、ニューカッスルもペナルティエリア付近までしばしば侵入。しかしこれといった決定機は作れないまま前半終了。
後半になっても試合はチェルシーペース。チェルシーが先制するのも時間の問題と思われましたが、ここでニューカッスルが選手交代でFWのシセを投入。「誰が入ってもチェルシーから点が取れるような気はしねえな」という隣に座ったおじさんの言葉に納得していたら、ニューカッスルがカウンター攻撃。左サイドからのグラウンダーのクロスを途中交代のシセがゴールに流し込んで、押し込まれていたニューカッスルが何と先制!!サポーターの歓声で唸りを上げるスタジアム。
しかしここからチェルシーの猛攻が始まる。選手交代でドイツ代表のシュールレを投入すると、チェルシーの波状攻撃でニューカッスルは自陣のゴール前に釘付けに。さらにモウリーニョ監督、怒りの2枚代えでドログバまで投入。残り20分以上もあるのに3枚のカードを使いきって勝負に出る。そしてさらに集中砲火を浴びるニューカッスル。しかしカウンターからシソコが飛び出し、ペナルティーエリアでシセに渡して、シセが追加点をゲット!さらに湧き上がるニューカッスルサポーター。
しかしイケイケムードも長くは続かず、テイラーが2枚目のイエローで退場処分。チェルシーは前線のドログバにボールを集めて攻勢を続ける。そしてついにセスクのフリーキックからドログバに頭で決められて1点差に。
何とかこのまま試合を終わらせたいニューカッスルと、そうはさせないと攻め続けるチェルシー。試合時間が90分を回って告げられたアディショナルタイムは何と6分!あまりにも長いロスタイムに、審判へのブーイングや指笛が鳴りやまないスタジアム。
しかしついにタイムアップ!無敗のチェルシーに土をつけて湧き上がる観客。まさに最高の雰囲気で試合は幕を閉じました。ただ、審判がピッチを去る時にはしっかりとブーイングでしたけどね(笑)。
チェルシーの選手の方は残念だったでしょうね。終始試合を支配しながら、少ないチャンスを決められてしまいました。でも、やっぱりドログバ選手は存在感がありましたね。得点力もさることながら、前線でボールをしっかり収めて攻撃の起点になっていました。短い時間でもしっかり仕事をする選手という印象を受けました。日本代表も、スタメン以外に途中出場でも活躍できる選手がいたら、ワールドカップの結果も少し違っていたかもしれませんね。
というわけで、6年前はプレミアリーグを2試合見て、2試合ともスコアレスドローという非常にショボーンな結果だったのですが、今回はチェルシーの豪華メンバーも堪能し、ゴールの興奮もしっかり味わって帰ることができたので、非常に満足です。
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