« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015.01.12

One Piece (Vol.23)


One Piece (Vol.23)
(9,850語 YL:4.5)

ついにBaroque Worksの首領Crocodileを倒し、Alabasta王国に再び平和をもたらしたLuffy達。しかしお尋ね者の彼らは、そこに留まっているわけにはいかなかった。旅立つ彼らと別れたくないVivi。しかし彼女には守るべき国と人々がいた。そして最後に彼女が選んだのは…?

One Pieceの第23巻、Baroque Works編の完結編です。ちょっと戦いの後日談が長いような気もしますが、いろんな意味で「友情」が非常に感じられる一冊でした。Bon Clayの男気(彼の場合は「おかま気」と言うべきか(笑))あふれる行動もなかなかよかったですし、クルー全員のViviに対する気持ちが表れている最後のページは、One pieceのこれまでの話で一番好きなシーンです。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.10

One Piece (Vol.22)


One Piece (Vol.22)
(9,412語 YL:4.5)

凶悪なCrocodileを倒すべく、死の淵から舞い戻ってきたLuffy。何度倒されても再び立ち上がり、Crocodileに向かっていく。2人の死闘が続く中、Alubarnaの中心部で爆発が起こる時間が刻一刻と迫ってきた。Vivi達は爆発を阻止すべく奔走するが、果たして間に合うのか…?

One Pieceの第22巻です。パワフルなCrocodileと打たれ強いLuffyとの戦いは、ダイナミックで迫力満点です。Luffyのパンチも、普段の倍くらい力が入っているように見えます。また、Crocodileの片腕のMs.All Sunday(Nico Robin)にも注目です。彼女の目的が何にせよ、Crocodileを騙してそれを成し遂げようとしているのであれば、なかなか大胆ですね。その他大勢の人達は…走り回っていることが多くて、あまり見せ場はありませんね(笑)。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.08

One Piece (Vol.21)


One Piece (Vol.21)
(9,020語 YL:4.5)

国王軍と反乱軍が衝突する中、ついにAlubarnaにたどり着いたViviであったが、そこには既にCrocodileも到着していた。彼が探している最強兵器Plutonとは何なのか?そしてBaroque Works幹部と対峙するSanji、Nami、Zoloの運命は…?

One Pieceの第21巻です。Luffyは全然出てきませんが、戦闘シーンのオンパレードで楽しめます。久々にZoloさんの本気三刀流大立ち回りがあったのが嬉しかったですね。お笑い要素一切無しのソードバトルは迫力満点です。新兵器Climate batonを手に入れたNamiの戦いぶりも見ものです。大気を操るというアイディアは、天気を読むことに長けたナビゲーターのNamiにぴったりのスタイルですね。このマンガは、どうやら主人公がいなくても、それなりに面白い展開ができる作品のようです(笑)。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.07

Plato and a Platypus Walk into a Bar... Understanding Philosophy Through Jokes


Plato and a Platypus Walk into a Bar...
(40,000語 YL:6.0)

哲学的な事柄について、ジョークを交えて面白おかしく説明してくれる本です。認識論(Epistemology)とか、倫理(Ethics)、政治やフェミニズム、神の存在に至るまで、様々な概念を紹介しています。それぞれについての事例として挙げられているジョークも面白いものばかりです。でもよくよく読んでみると、中には我々がよくやりがちな論理や認識の誤りに基づくものも多くて、考えさせられるジョークもあります。例えば、こんなジョークが載っています。

二人の男が朝食を準備しています。

男1「バターを塗ったトーストを落とすと、いつもバターを塗った側が下になるよね?」

男2「そんなことないよ。バターの面が下になると、掃除しなくちゃいけないから(印象が強くて)そう感じるだけだよ。バターの面が上になることもあるよ。」

男1「そうか、じゃあ見てろよ。」

男1がバターを塗ったトーストを落とすと、バターの面が上になりました。

男2「ほら、言った通りじゃないか。」

男1「ああそうか、今回はバターを塗る面を間違えちゃったんだ!」

というわけで、結局この男1は何が起こっても自分の説が正しいという説明にしてしまっています。笑い話ではありますが、実際にこういうロジックを立ててしまっている人も少なからずいるのではないでしょうか。例えば、地震予知とか占い師の場合、いろいろな予測は可能ですが、「どういう状況になったらハズレ」という定義が無いので、何を言っても当たりということになります。

この他にも笑えるジョークが満載で、哲学抜きにしても気楽に楽しめる本です。

評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.06

One Piece (Vol.20)


One Piece (Vol.20)
(9,968語 YL:4.5)

Baroque Worksの企みを阻止すべく、Mr.Crocodileと対決したLuffyであったが、為す術もなく叩きのめされてしまった。一方Vivi達は首都Alubarnaへと向かうが、王国軍と反乱軍の衝突を止めることはできなかった。このまま、国を思う者達がお互いを傷つけ合い、Alabasta王国は壊滅してしまうのか…?

One Pieceの第20巻です。ついにBaroque Worksとの全面対決に突入です。Luffy対Crocodile、Sanji対Bon Clay、Usopp&Chopper対Mr.4&Ms.Merry Christmasなど、様々なスタイルでの戦いが満載です。真っ向勝負のLuffyも良いのですが、個人的にはやっぱりUsoppのスタイルが好きですね。自分の非力さ、無力さを良く分かっていて、あの手この手で敵を騙して、倒そうとします。決して格好良くはないけれど、悪魔の実の力なんか無くても、知恵さえあれば十分戦えるんだという彼の姿勢は、我々凡人に勇気を与えてくれると思います。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.05

One Piece (Vol.19)


One Piece (Vol.19)
(11,456語 YL:4.5)

Baroque Worksの作戦は、反乱軍の怒りを国王に向け、争いを起こさせることであった。彼らの企みを阻止すべく、Mr.Crocodileの潜むカジノに突入したLuffy達であったが、罠にはまって捕まってしまう。このままAlabasta王国は壊滅し、全てがCrocodileの手中に収まってしまうのか…?

One Pieceの第19巻です。Baroque Works編も佳境に入ってきましたね。Luffy達が捕まって手も足も出ない状況ですが、どうせ助かるんだろうなと思って読んでいると、あんまりドキドキしませんね(笑)。Baroque Worksのリーダー、Mr.Crocodileは残忍な男ではありますが、囚われの身のLuffy達に、自分の計画の全てを明かして、彼らにトドメを刺すこともなく、死ぬまでに1時間の猶予を与えて去っていくという、まさに「ヒーローものに出てくる悪玉のお約束」を見せてくれます(笑)。まあ、予定調和的な展開はありますが、逆に言うと安心して読めるということですかね。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.04

One Piece (Vol.18)


One Piece (Vol.18)
(12,610語 YL:4.5)

ついにAlabasta王国へ到着したLuffy。彼の兄Aceとの再会を経て、反乱軍と対決すべくオアシスの街Yubaへ向かう。しかしそこは砂漠と化し、反乱軍も去った後であった。そんな中、Baroque Worksの幹部達が一堂に会し、会議が行われていた。そこでボスのMr.Crocodileが幹部に明かした「ユートピア作戦」とは一体…?

One Pieceの第18巻です。突然Luffyの兄が出てきてびっくりします。少しとってつけたような印象。最初から兄がいる設定だったのかな?その他としては、Baroque Worksとの対決が着々と近づいてきているという話の流れですね。派手な戦闘シーンも少なく、ちょっと盛り上がりに欠ける印象です。次巻以降に期待といったところでしょうか。ですが1点、Mr.2 (Bon Clay)の背中に書いてある「おかま道」を"Oh come my way"と訳した翻訳者さんは天才だと思います(笑)。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.03

One Piece (Vol.17)


One Piece (Vol.17)
(9,690語 YL:4.5)

Drum Kingdomを手中にすべく攻撃を止めないWapolに対し、インチキ医者Hirilukとの想い出を守るために戦うChopper。そんな彼の気持ちに応えるべく加勢するLuffy。彼らの戦いの結末は?そしてHirilukが生涯を賭けて完成させた「研究」の成果とは…?

One Pieceの第17巻です。全編戦闘シーンのこの巻の中での見どころは、WapolとChopperの変身合戦ですね。特にWapolはもう何でもありと言った感じで、ぶっ飛んだ変身を見せてくれます。大悪党ではあるのですが、ちょっと間の抜けた感じで、ユーモラスな感じのするキャラクターですね。でも「チェスマリモ」の変身はちょっと微妙な感じです(笑)。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.02

2,500万語通過しました!!

"Soulless"で多読2,500万語を通過しましたので、経過報告させて頂きます。

続きを読む "2,500万語通過しました!!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.01

Soulless (Alexia Tarabotti Novel Vol.1)


Soulless
(92,171語 YL:9.0)

突然吸血鬼に襲われ、逆にその吸血鬼を傘で刺して殺してしまったAlexia。その後彼女は何度となく命を狙われる。これは最近発生している吸血鬼失踪事件と関係しているのか?狼男のMaccon卿と一緒に事件の真相を探るうちに、人々の知らないところで大きな陰謀が企てられていることを突き止める…。

19世紀のロンドンを舞台にしたファンタジー作品です。吸血鬼や狼男などがロンドンの社会で普通に暮らしているという設定はなかなかユニークですね。また、主人公のAlexia Tarabottiが、吸血鬼や狼男などの能力を無力化する"preternatural"という存在であるという特徴も、本作品を面白くする要素です。AlexiaとMacconのロマンスも注目ポイントです。ただ、ストーリー的には前半がスローな展開でちょっと退屈です。後半で事件の真相に迫るあたりは面白くなってきますけどね。あと、英語はかなり難しいです。知らない単語がこれでもかというくらい出てくるので、正直読むのはかなりつらかったです。

評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »