Sundays at Tiffany's
Sundays at Tiffany's
(48,816語 YL:6.0)
ショービジネスの世界で働くJane。彼女が子供の頃に持っていた想像上の友達(imaginary friend)であるMichelをモデルにした舞台をプロデュースして大ヒット。しかしその映画化に向けて、大物プロデューサーである母Vivienneや、舞台でMichel役を務めた俳優との衝突により、傷つき疲れ果ててしまう。そんな時、彼女の前に現れたのは、子供の頃に突然消え去ったMichelその人だった…。
ニューヨークを舞台にしたファンタジーロマンスです。「想像上の友達と恋愛する」というとちょっと一人上手っぽく聞こえますが、この作品では、その「想像上の友達」が本当に存在し、彼の視点でも物語が進んでいくというストーリー展開が非常にユニークです。子供の頃にそうだったように、大人になったJaneもMichelによって癒されていき、やがて激しい恋に落ちます。Michelと幸せな時間を過ごしながらも、「また彼は突然いなくなってしまうかも」という不安にかられているJaneの姿は、恋愛のちょっと不安定なドキドキ感をとてもよく描いていると思います。ラブストーリー的に王道、鉄板な感じでストレートに楽しめる作品です。大人向けペーパーバッグにしては英語も平易な部類に入ると思います。
評価:★★★★
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