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2016.01.17

Life After Life


Life After Life
(168,640語 YL:9.0)

ある雪の日に生まれた女の子Ursulaは、生後間もなく息を引きとってしまった。しかし彼女は全く同じ日に同じ状況で生まれ変わり、今度は生き延びる。しかし数年後に別の事故で死んでしまう。そしてまた生まれ変わり、別の人生を繰り返す。前世での「反省」を糧に、彼女が選択する「最善の人生」の結末は…?

何度も同じ状況で生まれ変わる女性の姿を描いたちょっと不思議なヒューマンドラマです。「もしあの時、別の選択をしていれば、自分の人生は大きく変わっていたかもしれない」というのは誰しもが一度は考えそうなことですが、この作品では、ちょっとした出来事や判断・選択によって人生が大きく変わる様子が、輪廻転生する女性Ursulaを通して描かれています。

Ursulaは前世の記憶をうっすらと持っているため、前回とは違う選択をするのですが、それでもなかなか幸せな結末にはたどり着けません。先の見えない人生における選択の重要性や、そんな人間をあざ笑うかのような偶然の残酷さを感じずにはいられません。戦争中のような、ほんのわずかの差が生死を分けるような場面ではなおさらです。一度きりの人生を大事に生きないといけないと感じさせてくれる一冊です。

評価:★★★★

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