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2019.01.30

Percy Jackson and the Sea of Monsters
(Percy Jackson, Book 2)


Percy Jackson and the Sea of Monsters
(62,586語 YL:5.5)

半神半人のデミゴッド達が過ごすHalf-blood campが怪物達に襲われた。キャンプを守るためには、サイクロプスが持っている黄金の羊の毛皮が必要であった。Aresの娘Clarisseが毛皮を手に入れる試練へと旅立つが、PercyとAnnabethも毛皮を求めて、怪物達の待つ海域へと船で突き進んでいく…。

Percy Jacksonシリーズ第2巻です。第1巻はアメリカ大陸横断の旅でしたが、今回はポセイドンの息子Percyのホームグラウンドとも言える大海原の旅です。ギリシア神話の怪物達との戦いの他にも、宿敵Lukeとの対決など、見所満載です。勇気と知恵で困難を乗り越えながら、仲間達との絆を深めていくという、児童書アドベンチャーの王道を行く作品ですね。

評価:★★★★

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2019.01.18

Hell’s Heroes
(The Demonata, Book 10)


Hell’s Heroes
(60,000語 YL:5.0)

Lord Lossとの最後の決戦に向かうGrubbsとKernel。しかしBecはLord Lossの側についたために、世界を滅ぼす程の力を持つ武器Kah-Gashのパワーを出すことができない。強大なLord Lossの前に、Grubbsは再び屈してしまうのか…?

Demonataシリーズの最終巻です。ついにLord Lossとの戦いに決着となるのですが…。正直なところ、展開が突飛すぎてついてちょっとついていけなかったです。何か風呂敷を広げすぎて収集がつかなくなったみたいな感じで。第1巻では極悪非道で無敵の強さを見せたLord Lossが、何だか小さくなってしまったようなのもかなり残念でした。最後まで一線級の悪役でいて欲しかった。

評価:★★

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2019.01.13

Dark Calling
(The Demonata, Book 9)


Dark Calling
(59,000語 YL:5.2)

Demonata達を倒す戦いの中で、異世界へと導かれていったKernel。そこに彼を導いた「声」は、悪魔に対抗できる最大の武器Kah-Gashの真実をKernelに伝える。彼はGrubbs、Becと合流し、大いなる「影」を倒すべく、Kah-Gashの力を解き放つ…。

Demonataシリーズの第9巻です。最終巻の1つ前ということで、そろそろまとめに入らなければならないのは分かりますが、いかんせん説明が長いです。物語の大半が、異世界を移動し続ける「声」とKernelの間の対話だけで進んでいきます。7巻から9巻のストーリーが時間的に重なっている部分もあるため、既視感もあって少し盛り上がりに欠けるような気がします。もうちょっと何とかならんかったんかいな。

評価:★★

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2019.01.04

Into the Water


Into the Water
(100,000語 YL:8.0)

シングルマザーの女性Nelが川で溺れて死亡しているのが発見された。争った形跡もなく、自殺のように思われた。しかし彼女は、少し前に同じ場所で溺れて死んだ少女Katieについて調べていたらしい。さらに、その場所は以前から様々な女性が命を落とした場所であった…。

"The Girl on the Train"の著者Paula Hawkinsによるサスペンスです。Nelの妹や娘、Katieの親や弟、学校の先生や警察など、様々な人達がそれぞれの思惑で行動を起こすことにより、過去の様々な悲劇の真相が明らかになっていきます。狭い範囲で、登場人物の怒りなどの感情の矛先が複雑に絡みあってストーリーが進んでいきます。いろんな感情や事実が、少しづつ水の奥底から浮かび上がってくるような描写ですね。

評価:★★★

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